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  • むむむ、「スコッパーえらい」は確かにその通りですね。

    「共有幻想」と「承認欲求」というのが現代の文化活動の核にある、と一般的には見られているわけですが、だとしたらスコッパーは

    新しい作品を掘り出しても、少なくとも「共有幻想」は満たされない(知ってる人がほぼいないから)。
    「それわたしも好き! わかってるね〜」という共感反応も得られにくいので、承認欲求も満たされない。

    でも黙々とやりつづけるわけですもんね。
    確固とした自分を持っていないと難しいことかも。ありがたい存在ですね。

    まあ、すでにインフルエンサーとして定評を得ているなら、無名作品を紹介した方が評価が上がるという部分はあるのかもしれませんが……

    作者からの返信

    >久元さん
    コメントありがとうございます。こんな台風も来るかというタイミングになってしまい申し訳ありません……!

    そうですね、ほかの方も好きな作品というのに乗っかって楽しむというだけでもある種ほとんどの方は満たされるのですけど、いわゆるスコッパーと言われる方々はそうではないですからね……

    とはいえスコッパーと呼ばれる方々も、自分だけで楽しむだけなら別に広めたりしなくてもいいわけですからね。根底には

    「これこんなにおもしろいのに……! みんなわかってくれ! 有名になってくれ! そんでもってみんなで楽しもうじゃないか!」

    といった、他者をとおした承認欲求、に近い形のものはあると思います。

    彼らが満たされる瞬間ってのはある意味彼らの「スコップ」した作品なり作者さんなりが有名になって、自らの見る目が間違ってなかったんだ、と確信できた瞬間なのかもしれませんね。

  • 魔女集会は、どちらかと言うとなろうよりもピクシブでイラストや小説も見かけるような……と言う気配もします。
    (ピクシブの場合はピクシブファンタジアと言う公式企画もあったりしますが、こちらはイラストメインに。ピクシブ文芸が出来て、文芸大賞も行われた中でも未だに魔女集会以外は二次創作小説無双な傾向なので)

    なろうの異世界転移・異世界転生もそう言う風に考えればWEB小説サイト全体で流行しているテーマ企画と言えるのかもしれませんね。

    作者からの返信

    >桜崎あかりさん
    こちらにもコメントありがとうございます。
    pixivさんのことも書かないと片手落ちの印象は確かにあるかもしれませんね。

    pixivさんは二次創作メインですもんね。
    一応あそこもチラチラ覗いているのですが、話題になった作品の二次創作は本当にたくさんあって、世界が違うなあ……と驚くこともしばしばです。

    >異世界転移・異世界転生も~
    Web小説サイト全体であるひとつのテーマがゆるやかに共有されている、ということが重要なのかなー、というところからこのコラムはスタートしたので、「もしかしたらそうなのかも?」とお感じいただけたのでしたらこのコラムも書いた甲斐がありました。

    最後に今更ではありますが、深夜にコメント返しの通知がいってるかもしれないですよね。寝ていらっしゃるところでしたら申し訳ありません……!

  • はじめまして。

    りゅうおうに関しては、同時期に同じ将棋を題材としたアニメ版3月のライオンの存在も一役買ったのでは……と思う部分もあったりします。

    この辺りは扱う題材が全く同じで、どういう切り口で映像化するか……のような部分もあって盛り上がったのかもしれません。
    (類似時期に同じ題材のアニメが被る事も少なかったので。ゆるキャン△の場合は一部地域でヤマノススメの再放送と被ったりしましたが、こちらは微妙に題材が違っていたりするので)

    それ以上に藤井六段を初めとした将棋界のニュースがあったのは言うまでもないかもしれませんが。

    作者からの返信

    >桜崎あかりさん
    コメントありがとうございます。
    『3月のライオン』は以前から放送されてましたから、将棋という題材が受け入れやすくなる下地を作っていた、ということは考えられるでしょうね~。補足ありがとうございます。

    あ、地域によっては『ヤマノススメ』再放送と被っていたのですね……! それは知らなかったです。

  • VRchatと二次創作への応援コメント

    この現象はおもしろいですね!
    人気ブロガー自体がコンテンツになる例はあっても、チャットの個人というのは新しい気がします。友達の絵を描くとはまた違った感じなのでしょうか。

    作者からの返信

    >佐都一さん
    そうなのです。チャットに参加すれば誰もが二次創作の対象になりうることもあるというのが非常に新しく思えまして。

    友達の絵を描くのとは違った感じなんでしょうかねー?
    根っこの部分は同じなのかもしれません。

    イラストを描く人たちの間ではけっこう二次創作以外にも活路を見出そうとしているところがありまして。
    「うちの子」と称されるオリジナルのキャラクターたちが別の絵描きさんによって描かれる、といったような流れも生まれているのですよね。そういった流れに沿っているのかな、というふうには推測しています。

    とはいえ、そこのあたりは当事者の方々にしかわからない空気のようなものがあるのでしょうね。

  • このあたりに関しては「二次創作のしやすさ」も注目したいですよね。二次創作を共有することにより同時間的な体験をユーザーが得ることができる、これはブームが盛り上がっていく過程で不可欠な要素に思えます。
    いわゆる「真似しやすさ」「空白の埋めやすさ」といったポイントでしょうか。
    たとえば異世界転生小説は基本的にオリジナルですが、「テンプレ」の設定や文脈を利用する、シェアするという意味では二次創作的な理解もできる気がします。

    作者からの返信

    >佐都一さん
    こちらもまた非常に的確と思えるコメントをありがとうございます。

    二次創作の数が多ければ多いほどコンテンツそのものも伸びますからね。二次創作によって毎日そのコンテンツに類する何かしらにふれることができる、というのは非常に大きいですね。
    それが公式ではカバーしきれない日常性、同時間的な体験を補完するような役割を担っている、ということになるのでしょうか。

    二次創作がしやすい空気、「私も描いて(書いて)みよう!」と思えるような雰囲気が感じられるかどうか、好意的なコメントを残してくれるユーザーさんないし視聴者さんが多いかどうか、ということも大事かもしれません。

    前のコメントに書いたことにもチラッと関係しますが、あえて全てを書かずに想像力の余地を残し、その空白を二次創作が埋める、という流れがビシッとハマった作品が強いということになりましょうか。

    Web小説の作り方は、ある意味で非常に二次創作と似ているのかもしれませんね。

  • カクヨムにも一時的に「お題」ブームがくることはありますがその多くは短編により消費され、どちらかというとギャグ、お笑いとしての作品群にとどまっていたような気がします。
    なろうのようにすでに「テンプレ」が受け入れられる土壌。カクヨムはいまそれをつくっている段階といったところでしょうか。
    たしかにドラマ性のあるいわゆるキャラ文芸、恋愛系の小説にその可能性があるような気はしますね。SFももしかしたら……というところです。

    作者からの返信

    >佐都一さん
    大喜利はえてしてギャグとして消費されますからね。それはそれである意味でものすごく正しいあり方なのかもしれませんけどね。
    そうですね、私も作品そのものの土台というか、新しい「テンプレ」が産み出されていようとしている過渡期にあるのだと捉えています。

    SF、とくにロボットものにカクヨムといえば、的なものを感じたりはします。
    ともあれ、面白いものが生まれると誰からともなく流行を追っていくムーブを取るでしょうし、それが生まれることを強く望みたいところです。
    ゴチャゴチャ言ってないでまずお前が面白いものを生み出すんだよ! と言われそうですけれど……w

    あ、すみませんそろそろ時間なのであとの返信はまたのちほど……

    編集済

  • 編集済

    魔女集会と異世界転生の共通点は「同じお題」という前提を共有することによって参加者全員がコンテクスト(文脈)を理解している部分にもありますよね。
    描いてない部分への「おそらくこうなっているのだろう」の理解を共有することにより、少ない描写で壮大なストーリーを個々で想像していくという。
    たとえば魔女集会はたった2枚のイラストでそのあいだのストーリーを読者が理解するハイコンテクストさがTwitterという媒体にピッタリだったというのがありますし、異世界転生小説の面倒な説明を省いて物語のおもしろい部分だけを味わえるという濃縮還元的な楽しみ方は、個々の文化資本に及ぶ積み上げを必要とする(そして現代社会の消費者はそれを自然に体得している)、じつにイマ的なカルチャーだと思います。

    作者からの返信

    >佐都一さん
    コメントありがとうございます!
    そうなのですよね、#魔女集会~でもそうですし異世界転生もそうですけれど、一連のムーブメントは「同じお題」というコンテクストを前提とした楽しみ方、ハイ・コンテクスト的なあり方なんですよね。非常に的確な補足をしていただき恐縮です。

    「文化資本の積み重ね」という要素は他国が吸収しようにも簡単にはできない。ポップカルチャーを日常的に摂取してきたからこそ成り立つ日本型消費の強みなんですよね。ガラパゴスとか言われるゆえんでもあるのかもしれませんが……

    描いていない部分を想像できる、というのは実はとても訓練の要ることで、なおかつそれができる人に対する信頼がなくてはできない。何かを省く、何かを他人に委ねるということは怖いことですからね。
    そのような意味で今的なカルチャーを読み解くうえで重要なのは、語られていないことがなんとなく共有されている、その空気感なのかもしれませんね。

  • 今の時代の最大のネックは、消費速度だと思っています。費用対効果で考えても、圧倒的にリスクが高く、ムーブメントを追う人々を対象にすると負ける時代。掛けた費用を取り返せるまで長居はしてくれない客です。
    長いスパンで売れない相手を狙うのはリスクしかない、などという金言が実に40年以上前から言われていました。だから、ソシャゲでもラノベでも「スキマ産業」と呼ばれています。正規ルートでは狙えない対象と化しているんですよね、一番大きいと言われているムーブメントで動く民衆が。
    彼らに金を掛けるのは自殺行為、だから小手先の誤魔化しに走り、より少ない費用と素早い動きで対処する、質より量を地でいく戦法を取られる対象。
    これは政治活動で、地盤を大事に浮動票を棄てている今の政治家を見ても明らかです。今も昔も、だから、狙うべきはリピーターということになっていますよ。この層は、正直、舐められバカにされているという実情も見てください。そういう視線で見直せば、別の側面も見えてきます。

    作者からの返信

    >柿木まめ太さん
     コメントありがとうございます。
     たしかにコンテンツの消費速度は早い、と感じることはしばしばですけれど……現状が苦しいなら誰かが支えなければなりませんから、バカにされてでも引き受けないといけない役割なんではないかなーと感じています。悲観ばかりしても息苦しいですから、まずは肯定できる材料を探してみて、なるべくポジティブなことを語っていきたいなあと感じています。

  • 物語消費…確かに今はそんな時代かもしれませんね。

    私はもう三十路のおっさんですが、高校生の時に比べいろんなジャンル、特にラノベが幅を利かせてきています。

    私は現代ドラマしか書いてこなかったのですが、ラノベにチャレンジしようともがいて書いています、なにせファンタジーは今まで書いたことがなかった為です。

    でも言い返せば、どんな人間でも本をかける時代になってきていると思っています。

    私の父が前に私に話したのですが、「人は一生に一度名作をかける」ーー

    誰でも名作を書くことができて、ネットや電子書籍で本を簡単に買える時代になりました、それがいいのか悪いのかはわたしにはなんとも言えませんが、少なくとも、誰でもが簡単に小説を書き本にできて流通することが何かしらの作用を与えている気がします。

    作者からの返信

    >zero52さん
    コメントありがとうございます!
    いえいえ、月並みなコメントで申し訳ありませんがチャレンジするのに年齢は考えなくて大丈夫だと思います! はじめるのに早い遅いはないと、こうした場にいると強く思えるので。

    そうですね、ライトノベルと呼ばれるジャンルが書店の文庫コーナーでもかなりの幅を占めるようになってきたとは感じます。

    >人は一生に一度~
    なるほど、そうなのかもしれません。関係があるのかはわかりませんが人は誰でも一瞬だけなら注目されることができる、という種の話をどこかで見かけたような気がします。

    もちろんなるべくなら一瞬などでは終わりたくないし何度でも注目されたいところですしそれに向けて色々と考えないといけないとは思うのですが……

    多くの人に小説なりマンガなり、自身の創作を発表できる場が開放されている、というのはかなり大きな作用をおよぼしている、ということは間違いなく言えると私も思いますね。

  • VRchatと二次創作への応援コメント

    セカンドライフ、まだやってたんだ……

    作者からの返信

    >kuronekoyaさん
    コメントありがとうございます!
    そうなんですよ、今回これを書くにあたって改めて調べてみたら今も運営してらっしゃって。びっくりしましたね

  • なるほど! この解釈は初めて見ましたが有り得そうですね

    作者からの返信

    >kuronekoyaさん
    こちらにもコメントありがとうございます~!
    物語の中身も重要なんでしょうけど物語のあり方そのもののほうが重要なんじゃないかな~……と思いまして!
    まあこれもあくまで仮説というか個人の考えの域を出ないですけどね

  • 氏の『少女民俗学』は今でも実家の本棚にあったはず

    作者からの返信

    >kuronekoyaさん
    いつもながら返信が遅くなりました! すみません!
    コメントありがとうございます。大塚氏の著作をお持ちで。

    私も氏の民俗学絡みの著作もいくつか持ってますね~
    私の一部作品のベースにもなっています。