第三歩
ビチッときまった制服!
いつものメガネ!
そしていつものツインテール!
(決まった、、。)
今日は「栄勇学園」の入学式!
実は入学式はかな~り重要なイベントで、ここを逃すとクラスでのボッチ率は極端に上がるのだ。そう、もうこの始めの日から女子達の「群れづくり」が始まるのだ。まぁ私は友達は選ぶし、ボッチでも構わないのだが。
さぁ!格好も決まったところで!
「おっはよう!」
下のリビングにいくも、祖母しかいない。
「あれ?お母さんは?」
「部屋じゃろ。」
まだ寝てんのか。いやでも、準備がいいお母さんにとってそんなことはないか。
「お母さ~ん!」
母の部屋にノックもせず入ると、お母さんは寝込んでいた。
「ごめん、お母さん今日風邪ひいたかも、、、。」
「ふ~ん」
は~い、そこの君?これただの学園マンガと思ったら大間違いだぞ?いい?この世界はちょっとちがうっていう所を見せてあげる。じゃあ入学式の前にちょっと手慣らししますか!
ぺたんっ。アズサは母の横に座り込むと、母の上に手をかざす。
「霊魔法、言霊!!」
そうすると、魔法陣がアズサの手の下にできた。
「お母さん、大丈夫!」
と言ってアズサが手をひるがえすと、小さな青い火の玉が出来た。そのまま火の玉は、母の体の中へ入っていく。それと同時に火の玉も消えた。
「お母さんダルい?」
「いや、ダルくない。ありがとう。急いで準備するからね。」
「おけ!じゃあ先行っとくね~」
うん!これで一件落着~♪
で、今校門の前ってわけだ!
攻防の"人生"(ロード) アヅキ豆 @nattoo
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