3つの作品(詩)紹介

命の天秤

 私の新作『命の天秤』という作品で登場した、詩『命の天秤』を別途公開します。本編『命の天秤』のラストで公開した詩となっています。

 簡単に内容を説明致しますと、この詩のテーマは「」「」「」となっています。1人めの主人公である少年の心のケアを行う高村 香澄(主人公で女子大生)の、内面を自分なりに表現した詩です。

 最初は心のケアが順調に進んだかに見えていましたが、最終的に失敗してしまい、香澄の心に深い傷が残ってしまいます。そんな彼女の気持ちがテーマなので、「哀しい」「想い出にひたる」、などを連想させる内容となっております。

 すべて説明すると長文になってしまうため、詳しい詩の解説については、一番下に別途説明用のURLを掲載しておきます。詳細を知りたい方は、そちらを参照してください。


『命の天秤』


足音叩くと 誰かの歌が流れる街

ハムサンド頬張る 無邪気な笑顔

見える気がした


通り雨のように 降り注ぐ朝日が

眠った哀しみ また呼び起こす


琥珀色の滝に心休めると

バスタブで髪をくような

優しい気持ち溢れるの


あの時“好き”だと言ってくれた

おんなに見えるかしら?



太陽と月が 見張りを交代した時

命の天秤は 寄り添いながら

切なさ揺らす


夢心地な声で 面影へ祈っても

あなたの心は 振り向かないのね


寂しさの海に眠る この体は

青空へそっと向かうけど

想い出は深海うみを漂うの?


あの時“好き”だと言ってくれた

おんなになれるかしら?



時の迷い人の声に 誘われて

天使の温もり 置き忘れ

悲嘆ひたん奏でる 王子様


あの時”好き”だと言ってくれた

おんなになれるかしら?


         詩『命の天秤』の内容について(1)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885032493/episodes/1177354054885041290


         詩『命の天秤』の内容について(2)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885032493/episodes/1177354054885047008


         詩『命の天秤』の内容について(3)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885032493/episodes/1177354054885086422


         詩『命の天秤』の原文と翻訳

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885032493/episodes/1177354054885094763

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