結果はっぴょーう2
それでは前回に引き続きまして個人賞と、四天王を発表していきたいと思います。
世界観好みで賞。
物語の設定や世界観が好きな作品です。
仮想箱 kinomi 様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881092594
箱庭に切り取られた世界を仮想体験するという物語に加えて、セカイ系の要素も兼ね備えています。加えて、その世界を表現するための文章の力があるからこその受賞だと思います。
他には、設定だけならやっぱり好みなネガティヴバレット。ワンアイデアが光るAtoZ商会もなかなか好きです。あとは圧倒的センスの光るかにばるなんかも、素晴らしいです。
続いては、トラウマ賞です。
物語展開内にて、陰鬱な雰囲気というよりは衝撃的な展開でトラウマを植え付けられた物語です。
人間兵器のグロワール 草詩様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880225522
ゴブリンが怖すぎる!(メガホン)
RPGなんかでは序盤に出てきて、案外雑魚なイメージのモンスターですけど、統率を持って徒党を組んできたら怖すぎる。むやみやたらと殺さないところが余計に恐怖を煽ります。
他には、トラウマというよりは男女関係のことで思うところのあるジャズテイストで行こう!とか、思わぬところで味方が殺されたりする殺戮コロシアムなんかも、ある意味トラウマです。後はアーマード・フェアーズの裏切り展開は中々心にくるものがありました。
そしてそして、定義は色々あると思うのですが、文章力高え賞です。
これは完全に人によるものも大きいでしょうが、いつまでたっても主観の感想文なので、遠慮なくいきます。
di;vine+sin;fonia 〜デヴァイン・シンフォニア〜 月ノ瀬 静流様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517
千年王国978年目、崩壊の前兆と愛について みりあむ様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884599545
決められなかった。言えることは、どちらの方も高レベルだということです。
ほんと定義って人それぞれだと思うのですが、今回の一番の基準は、ぐいぐいと先を読ませられる力があったかということです。
詳細な描写、美麗な表現。そして思わぬ視点からの語り。例え話や会話文で物語の雰囲気を描けているかなどなど、高水準です。ただ共通しているのは、でも読んでて多少疲れる←ここで落とすんかい。
だとしても続きを読まずにはいられない力があるからの受賞でした。
ちなみに、このお二人型は私が勝手に考えた、書き込み型だと思っています。文章の力で、できる限りを表現しようという努力が見受けられます。文圧を感じるといいますか。
他にも書き込み型で文章力の高さを感じたのは橘 月様とか石田 昌行様。あとはkinomi様などですかね。
逆に、文章を詰め過ぎなかったり多くを語り過ぎないことで物語の雰囲気を表現をしている、示唆型の方は少ないように感じました。
まあというのも、個人の見解ではこちらの方も相当難しいからです。やりすぎると文が書けない下手くそと認定されてしまうリスクも高いように思います。
強いて言えば、陽野ひまわり様とか壱原優一様とか猫田芳仁様なんかは私は勝手にそう思っています。
もうこんな分類をしだすとキリがないのですが、後は書き込み過ぎない、かといってある程度語り過ぎないで緩急をつけるようなバランス型ですかね。
これも個人の見解ですが、まっしぶ様とか綾束 乙様とか岩井 喬様とかはそのように感じます。
けっこう今まで名前が出た方ばかりあがりますが、どうしても好みだったり印象の強さに左右されます。
自分自身はバランス型だと思っていますが(隙をみて自分語りマン)、どうなんでしょうね。
なんにせよ、文章はそれこそ個人の力が出るので、何がいいというわけではないのです。
色んな文章に触れながら、成長していけたらと思います。
そして、応援コメント賞です。
頂いた応援コメントの中で、一番嬉しかったものを発表致します。
真夜中の王国 柴漬 じろう様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885153314
私は感想文の中で、気になったことについて触れたりもしました。
にも関わらず、柴漬様は言ってくださいました。
こういった物語が好きだから、たとえ雰囲気とマッチしない部分があるという感想を抱いたとしても、こういったものが書きたいことなので貫きたい、と。
この言葉が欲しかったんですよ(感銘)。
私は別に偉いわけでもなんでもない一般ピーポーです。それに個人ごとに好みや求めるものの傾向が違うので、私の意見はただの一方向からの感想でしかないと思っています。
「ふーん。こういう意見もあるんだなあ」くらいにどっしりと構えつつ、自らの力を伸ばしていくように努力をしていけばいい話なのです。
私の感想を全て鵜呑みにする必要なんて全くないのです。
幻想水滸伝2において、狂皇子と呼ばれる悪逆非道のキャラがいます。ルカ・ブライトは残虐です。
一般市民を目の前にすえて、「豚の真似をしたら助けてやる」と言い放ちます。
豚の真似をして許しを乞いた女性は、「豚は死ね」と切り捨てられます。
そんなルカ・ブライトは主人公連合軍(3パーティ分を使って戦闘になる優遇っぷり)に撃ち倒され、息絶える寸前にセリフを残します。
「俺は俺が思うまま、俺が望むままに邪悪であったぞ」
散り際の最期まで、自らの悪を貫き通したのです。
自分自身の理想をブレなく追求する様は、それが悪であっても美しいと感じます。
ぜひとも皆様方も自らの哲学を貫き通して欲しいと願っています。
それではいよいよ、今回の四天王を発表したいと思います。
便宜上順位が必要だっただけで、どの物語も素晴らしい色彩を放っています。
でもやはり、好みである以上なんらかの差はあります。赤裸々に語りましょう。
第四位
囚われの魔王 和泉ユウキ様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884512738
ストレートに胸を打つ展開。個人的に好きな勇者と魔王の話であり、きちんとした伏線も活かされている。とてもバランスの良い物語だと感じました。
誰もが手を取り合える世界という理想を体現しようとする様は、とても好みでした。
第三位
池崎さん! もふもふしてもいいですか? 陽野ひまわり様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882366814
わんこ飼ってる私としては共感もしやすく、性格性とワンコを関連づける特徴は読んでいて楽しかったです。
なんだかんだで真っ直ぐな恋愛ものって今回少なかったこともあり、異世界や壮大なアイデアに頼らない堅実さ、心揺さぶる展開がしっかりと組み込まれていて、とても良いと思いました。
第二位
ワイノ・ワイノ まっしぶ様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881439506
イタチが人間と一緒に暮らしている、少し不思議な世界観が好きです。現代ファンタジーというジャンルが好きなこともありますし、特徴的なキャラクター達が織りなす人間(イタチ)ドラマはとてもほっこりしました。
ファンタジー要素をスパイスとしつつも、メインはキャラクター達のやりとりなので、見様によっては地味な感じがあります。
けれど、その心にじんわりと染み込みような、地味さの中に溢れてくる思いを感じとった時、とても物語を好きになれるのです。
ついに第一位。
あなたの作品を紹介させてくださいでの今回の優勝作品は
元禄ぷろれす武芸譚 ケンタくん、ラリアット! 石田 昌行様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880296174
感想文を見られた方は想像もついたのかと思われますが、男の中の男を描く、圧倒的熱量!
愛する女性を救うために、悪代官に立ち向かう勧善懲悪の模様。強敵との息もつかせぬバトルは、相手を搦めとるような手法ではなく、あくまで真っ直ぐに立ち向かいます。
そして、予想を上回るほどに幸せな気分に浸れる、パーフェクトなハッピーエンド。
物語だから、小説だから許される。
やっぱり物語はこうでなくっちゃ!
こういった企画は、ぶっちゃけ非常に疲れます。
けれども、これだけの時間や労力を尽くしてでも、やっぱりやって良かったと思います。
好きだった物語も好みにはそぐわなかった物語も、どれも触れてきた経験になったと思います。
そしてこの感想文を読んで頂いた方にも、この感動を少しでも伝えられたのであれば、嬉しく思います。
まだ締めには早いですが、それでもまた言います。
皆さま、本当にありがとうございました!
それでは、紹介文作成はゆるりと行います。
なので、四天王の方がもし見られているのであれば、紹介文を好き勝手作る許可をください。
よろしくお願い致します(土下座)。
(反応なかったらおしかけますけどね)
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