北海道のド田舎の描写、ちょっとした閉塞感の描き方がいい。その上で農業の専門知識をちりばめられた物語は読みやすくかつ痛快。といってもまだ全て読み終えてないので、毎日少しずつ読み進めて行こうと思う。
異世界で日常のうっ憤を晴らす小説は数あれど、夢を追うというのは存外すくないものです。農協異世界へ行くでは鈴石、伊藤、倉田の三人がそれぞれ日本で遂げられなかった夢を追い、見ていて声援を送りたくなりま…続きを読む
どこにでも居そうなおじさん達、だが主人公達は信念があり行動している。群像劇ならではの魅力です。信念のある人たちが日本でかなえられなかった理想を胸に異世界で活躍する様は見ていて応援したい気持ちになるで…続きを読む
剣と魔法の世界に、ここまで丁寧に兵站を持ち込んだ作品を、私は知りません。 北欧ではその収穫量によって人口が増減していたといわれ、ドイツ人はフルコースを作る事ができるといわれているジャガイモを、…続きを読む
北海道S町の農協事務所。そこは完全にお通夜ムードになっていた。ただし死んだのは人ではない――“町”だ。哀愁を肴に杯を傾ける農協課長 鈴石耕助 をはじめとした『抗戦派』の面々。そんな必要とされな…続きを読む
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