せりももさんすげえ……
歴史もの書く人の鑑ですよほんとに……
そしてフランソワ……
やっぱりナポレオンを偶像としてしかとらえられていない気がします、父としても、歴史上の人物としてでもなく……
作者からの返信
照れますな。ここで腐らなかったのは、我ながらよく踏みとどまったと、自画自賛……。
ですが、"zeit lange" には、本当にやられました。BL もブロマンスも、何ものをもってしても救えない、ライヒシュタット公の孤独を感じました。
「偶像」、おっしゃることに、はっとしました。ナポレオンは、フランソワにとって、すでに、「父」でもないのですね。だから、甘えが介在できなかったのだと、思い至りました。「偶像」には、追いつきようもないのに、ひたすら自分を追い込んで……。
教えて下さって、ありがとうございました。今まで、気づきませんでした。
自分は、役立たずなのか?( "Am I no use?" )という言葉も、長い間、私の中でわだかまっていました。その彼が偶像視しているのが、あのナポレオンかと思うと……人生は、もっといいかげんでいいんだよ、と、教えてあげたい気持ちでいっぱいになります。楽に生きていいんですよ、と。
いつも本当にありがとうございます!! 特に今回は、貴重なご教示を頂きました。
性別にかかわらず、自分の心と父の功績を理解してくれる(であろう)実直そうな人物に、耽溺してしまったのでしょうか。
苦しかったのですね。
きっと。
本当に信じ合える相手が誰もいないと感じて生きてきて。
作者からの返信
祖父の皇帝がいても。カール大公、ヨーハン大公の「父性」が身近にあっても。
孤独だったんですね……。
プロケシュの本を夢中で読んでいるプリンスを見て、フォレスチ先生辺りが、語学の勉強を兼ねて、フランス語とイタリア語(フォレスチは、軍務に理解があり、また、イタリア系です)に翻訳することを提案したのではないでしょうか。また、プロケシュを迎えに来たのがディートリヒシュタイン先生だった辺り、この伯爵の理解と後押しも、ある程度はあったと思われます。
それでもなおかつ言えなかった、父への思い……。口にしなかったのは、これら先生方の立場をも考慮したのではないかと、改めて、ライヒシュタット公の優しさが、哀しく思われます。
寂しさを共有して下さって、ありがとうございます。プロケシュは、実のところ、どんな人だったのか。私なりに、描いてみたいと思います。
いや苦労されましたネ
プロケシュを突如登場させたせりもも様の意図が
分かりました
この章にかける想いも
読んで良かったです^ ^
作者からの返信
ありがとうございます! この辺りが、このお話の目玉だと言っても過言ではないと思います。
腐的にだけではなく、殿下の孤独が一番よくわかるエピソードだからです。
本当にこれがなぜ、プロケシュだったのか……。他にいなかったのか……。
新春早々、嬉しいお言葉を、本当にありがとうございます。