うっわ
ひどいですねマルファッティ……
ていうかミルクの炭酸割って……うまいんすかね?
作者からの返信
絶対、まずいと思います。考えただけで、ゲップと胸焼けが……。
お言葉の通り、この時代の医療の限界はあるとしても、マルファッティは、ひどすぎると、私も思います。ヤブ医者だと言ってしまえばそれまでですが、彼の誤診は、あまりに甚だしく、それゆえ、何かウラがあるのでは、と疑ってしまいます。そういうわけで、私は、マルファッティを、メッテルニヒに次ぐ、第二の黒幕に仕立てました……。
前任者のシュタウデンハイム医師が、もっと長生きしてくれてたら……と、悔しいです。彼は、ライヒシュタット公を結核だと診断しました。シュタウデンハイムの治療のもと、体をいたわれば、彼は、もっとずっと長生きできたはずです。(同時代のナポレオン3世の写真が残っているので、きっと美中年なライヒシュタット公の写真も、見れたはずなのにぃ!!!)
こんな考えから、そして、その死のあまりに突然なことから、マルファッティの前の主治医、シュタウデンハイムもまた、宰相メッテルニヒの犠牲になったと、位置づけてみました。
寒さが厳しいです。今や、最大の敵は、お風邪です。どうか、お身お大事に。全力が出せる体調で、試験に臨まれますように。
神は天使の周囲に堕落や暗愚、退廃を振りまく。そして、利己的な、華美に腐敗しきった人格の持ち主に汚染されていく天使を死に救わせる。
悪魔は神を高めるために存在した。
魂の安寧のために弱きものの人生が暗澹としていても、救おうとすらしない神の使徒が、私は嫌いだ。
神は、全能たりえない。
全能を謳うのは騙りである。
……せめて、近しい人々だけは、善良で好意的でありますように。
作者からの返信
悪魔は神を高めるために存在した……
はっとしました。そんな風にして犠牲になっていく天使には、死しか、救いがないのも、その通りかもしれません。実際に、ライヒシュタット公の友人だったモーリツ・エステルハージが、別の友人への手紙に、そのようなことを書いていました。ナポレオンの息子ゆえに、開かれた門は、死しかなかったのだとしたら、それでも私は、彼の死を受け入れがたく思います……。
神は、全能たりえない。
全能を謳うのは騙りである……
もし、彼を、今の日本に連れてこれたら。しかし、今の医療でも、全快は不可能です。たとえ肺を切除したとしても、彼の望む生活は、もはや送れないでしょう。それなら、こうして彼の人生を辿っている私にできることは、何か。お話の上でだけでも、彼を救いたいと願ったのなら……。悩みつつ、惜しみつつ、少しずつ、書き進めてまいります。
どうか、今しばらく、お付き合い頂けますように……。
いつも本当に、ありがとうございます。とても心強く、少しでもいいものを、と、文章を磨くことを覚えました。
面白かったです
メッテルニヒの本性と
踊らされ出鱈目な診断をした
マルファッティ
次楽しみです
作者からの返信
本当になぜ、(本物の)マルファッティが、結核と診断を下さなかったのか、不思議でなりません。もう少し症状が進んでからですが、モルやディートリヒシュタインも、同じ疑問を抱いていたようです。
あるいは、本当に何らかの陰謀があったのでは……と、疑いたくなります。
楽しみと言っていただけて嬉しいです。いつも本当にありがとうございます!