殿下を理解して信じていても、
殿下の周囲が信じられないから、
殿下にすら言えなかったのだ……。
私としては、アシュラが、そんな気持ちも含んでいたように思えるのですけれどね。
何もかも隠さない。
それは、相手を想えばこそ、出来ないときもある……。
作者からの返信
ありがとうございます。アシュラの気持ちを汲んで下さって。
アシュラは、フランソワより、1歳、年上です。しかし、育ってきた環境により、精神的には、ずっと上の自覚を持っています。彼は、常に庇護の目で、フランソワを見てきました。フランスについて、余計な知識を持っていたら、きっと、周囲に怪しまれる……。幼稚ながら、これが、フランスから帰って来た当初の、アシュラの危惧でした。それがだんだん、フランスなんかに渡してたまるか! という、独占欲に、変わっていって……。しかし、それは、正しいのか。本当に、フランソワの為になるのか。その辺りを、これから彼には、たっぷり、悩んで貰いたいと思います。
何もかも隠さない。
それは、相手を想えばこそ、出来ないときもある……。
本当に、その通りだと思います。
一方で、あらゆることが隠しだてされた中で育ったフランソワの反応は、アシュラへの不信に向かうのではないか。そんな風に想像してみました。
私自身も言葉にできなかった二人の心をご指摘下さって、本当にありがとうございます。フランソワへのご理解あってのことと、とても嬉しいです。
感動しました。アシュラとの会話でプリンスの決意が浮き彫りに
そして次の展開が楽しみです^ ^
作者からの返信
ありがとうございます!
プリンスにエオリアをとられそうで、でもアシュラはプリンスその人が大切で……だからこそのフランス・イタリアへの旅です。
対してフランソワが、少しでもアシュラに対して友情を感じてくれたら、きっとアシュラも報われると思います。
この当時のライヒシュタット公のの決意については、これできっと間違いないと確信しています。
大変な中、お読み下さった上、コメントまで頂き、感謝しております。ありがとうございます。