テンプレを踏破する最強冒険者

@yo_yiro

第1話 テンプレ通りの異世界転生

俺の名前は皇 大和(スメラギ ヤマト)今目の前では豪華な服に身を包んだ女や完全武装した騎士らしき者達に囲まれているのだがどーしてこーなったのかはだいたい10分前に遡る...

その日もいつも通り学校に登校していつも通りつまらない生活を送り昼休みにお昼を食べていた時ある三人組が近づいてくるのが見える。「またお前一人で飯食ってんのか!」こいつだ。いつも俺に絡んでくるやつの1人で名前は三山 章(みやま あきら)少し不良っぽいやつだがなぜかモテる。「別に他人に関わる気はないからな。」「せっかく俺が話しかけてやってるのになんだその態度!」まったく別に話しかけてほしいわけじゃないのによくもそんな上から目線で話せるもんだ。「やめろ章、大和と悪かったな。」間に入ってきたのは成瀬 義彦(なるせ よしひこ)まあ典型的な学級委員とかをやってる正義感溢れる青年だ。ちなみにこいつもモテる。「ああ、別に気にしてない。」「義彦が謝ってるのにまたその態度かよ!」うるさいなこいつ。

「やめなよ章くん。」3人組の最後の一人の雛月 芽衣(ひなづき めい)身長は150cmと低く、保護欲をそそられる見た目になっていて人気が高い。迷惑なことに俺はいつも一人でいるせいでこの学校の中で一目置かれている3人組に絡まれ、最近では俺を含め4人組になっているらしい。全く迷惑な話だ。「雛月、いやでもこいつの態度が悪いから」「もうこれが大和くんの素だってわかってるのになんで毎回怒るの!」「わ、悪かった」やはり章は雛月に頭が上がらないらしい。「なあ俺らもここにきたことだし一緒に飯でもどうだ?」成瀬に聞かれる。「やだよ俺もう食べ終わるし」「そうか、じゃあ少し雑談だけでもいいだろ?」こいつは一人でいる俺をかわいそうとでも思っているのだろうか。「いやーー」と断ろうとしたら足元から感じる強い光に気付く。「!」「なんだこれ!」「なんの光だ!?」「なんか引っ張られる!」

こうして今目覚めたらこの状況というわけだ。

「ここはなんだ?あなた達は?」まず最初に成瀬が尋ねる。「はじめまして勇者様方。私の名前はシルフィ=クライスといい、クライス王国の第二王女になります。」「クライス王国?」「勇者?」成瀬と章が疑問を口にする。「はい、率直に言うと私たちのいるこの世界と勇者様方のいる世界は違う世界で、この世界の名前はカーテルといいます。この世界で勇者様方には魔王を倒して世界を救ってほしいのです!」さて、どーしようか。

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