哲学って難しい?いえいえ、そんな事はありません。

哲学?何か難しそう。
そう思っている人は多いでしょう。頭の固い昔の偉い人が偉そうに語っているのが哲学、自分も昔はそんな偏ったイメージを持っていました。
このお話の主人公天野君も、そんな哲学に何の興味もない高校生の男の子。
しかしある理由からどうしても成績を上げなければならなくなり、美人教師に教えを乞うというのが大まかなストーリーです。
最初は成績を上げる事だけが目的だった天野君ですが、先生から個人授業を受けているうちにだんだんと哲学の世界に惹かれていきます。読む側としても彼と同じように哲学に触れていくので、彼に共感すること間違いなしです。「そうだよね」「自分もそう思った」そんな感じで、難しい哲学も楽しく学んでいくことが出来ました。
そしてこの物語で重要なのは哲学を教える先生の存在です。授業を受けていくうちに徐々に先生にも惹かれていく天野君。元々憧れのようなものはあったのですが、だんだんと恋に昇華していく様子は見ていてとてもキュンとしました。これぞ青春の一ページ。
哲学に興味のある人はもちろん、興味が無いという人も騙されたと思って一度読んでみてください。今まで抱いていた印象が変わるかもしれませんよ。

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