ヤンデレ妹によr.....。
アキノリ@pokkey11.1
第i.....完結だよ?お兄ちゃん.....。
俺、宮崎光弘にはヤンデレの妹、宮崎御幸が居る。
怪物と言わんばかりの妹は、俺に対して絶対不滅の愛を注ぐ。
容姿端麗、成績優秀。
ツインテールの黒髪に、漆黒の笑み。
俺以外に興味が無い化け物は。
俺達の愛を邪魔する、両親を殺害した。
「.....マズイ.....死ぬ.....」
その両親を煮込んで、ドロドロになった骨も溶けた汁を。
洗面台やら風呂場やらに捨て。
洗剤を流して。
そして証拠隠滅した。
その事で、俺は誰にも邪魔されずに妹の檻の中に監禁され。
永遠の監視下に置かれた。
「.....お兄ちゃん。愛してる.....」
相変わらずと言って良い程に妹は。
愛液で下半身を濡らしながら。
それに触れて感じながら。
俺を刺身包丁を持って見つめてくる。
そんな俺の首には首輪が有る。
逃げない様に、だ。
更に俺の部屋の周りには。
猪やら害獣が畑に入らない様にする用の電磁波が流れている。
足元には大量の剣山。
俺を逃さない様にする為に、だ。
だが、俺も。
両親の後を追う事になりそうだった。
何故なら。
「.....服を着せてくれ。死ぬぞ。御幸.....マジで」
「.....嫌だよ?だって.....逃げられたら困るからね.....」
今は冬だ。
体力切れに近い。
飯を食っているとは言え、俺の体力は全裸なので持たない。
このままでは死ぬ。
間違い無く。
まぁ、でも良いけどな。
天国に行けば妹の監視下から逃れられるし。
ようやく。
「.....母さん。父さん.....ごめん.....」
宮崎家はもう終わりだ。
ばあちゃんもじいちゃんも皆、殺された。
全員、妹に殺されて。
でも、ようやっと会えそうだ。
母さん。
父さん。
皆さん。
待っていて。
ようやっと、終わるー。
「.....お兄ちゃん?お兄ちゃ.....!」
☆
意識が混濁した。
そして俺は目を開く。
その場は。
「.....何だ此処は.....?」
見開く。
そこは暗くて。
俺が監禁されていた場所と似ているが、何か違う。
首に首輪が無い。
そして、檻も無い。
それから剣山も何も無い。
そうか。
ようやっと死んだ様だ。
俺は。
「ようこそ。宮崎光弘様」
唐突に。
真正面から女の子の声がした。
俺は顔を向ける。
「私はルーチェと申します。貴方はお亡くなりになりました」
「.....そうですね。餓死ですか?凍死ですか?」
こんな事を聞きつつも。
凄い嬉しかった。
ようやっと妹から離れた事に。
怪物だったからな。
「.....凍死ですね。.....妹様に殺された様です。ですが、此処から先はご安心下さい。私めがお守り致しますから。今から貴方の行き場所を.....」
その言葉を放った瞬間に。
ルーチェは吐血した。
そして胸元からチェーンソーの刃が無残に飛び出る。
俺は小さな悲鳴を上げた。
そしてルーチェは地面に倒れる。
血溜まりが出来ていった。
「.....お兄ちゃん.....私を残して死ぬなんて.....酷いよ.....」
チェーンソーは無慈悲に激しい機械音を出しながら回転する。
そして俺の額に血液を飛ばしてきた。
妹の顔には血液が飛びまくって。
そしてセーラー服は鮮血に染まっていた。
俺は永久に妹から逃げられない。
そう、実感した。
fin
ヤンデレ妹によr.....。 アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
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