第7話秘密の関係

 結婚を機に仕事を退職し、専業主婦になった早紀は、週に何度か淳一の世話をしに実家に戻り、潤が出張の日は泊まったりもする。


 ドサッ···


「ふぅっ···」


 淳一が、裸のまま溜息をつきながらベッドに身を預ける。


「お疲れ様···」


 早紀は、バスタオル1枚を巻きつけ、横に腰掛ける。


「バレてないか?お前、最近頻繁にくるし」

「だーいじょうぶ!だって、潤くんあんま気にしてないし。」


 早紀はそう言い、淳一の唇に自分の唇を押し付ける。


「だって、好きな気持ちは止められないから···」


 チュッ···


「ねっ!」

「······。」


❨好き?俺、あんな事し続けてるのに?!❩


「そうかも知れんが···」


 実際、何度か話したが早紀は、聞く耳をもたずだし。もし、これがバレたら···


「あなた···」

「早紀···」


❨俺の方が、離れられなくなってるやも知れん❩


 抱き締めながら、ベッドの上を転がり、お互い上になった時にまったりと深いキスを交わす。


「ふふっ···」

「どうした?笑って」

「だって、あなたが気にしすぎてるから。いい?ここでの私は、あなたのもの。長谷川の家での私は、潤のもの。ただ、それだけよ···」


 早紀はそう言って、自ら淳一のペニスを口に含んだ。


「オォッ···。嬉しいよ、早紀」


 チュバチュバと可愛らしい音を立てながら、口をすぼめ動かす早紀。淳一は、そんな早紀の背中や乳房を触りながら、早紀の動きに翻弄する。


「うまくなったな、早紀···」


❨もしかしたら、長谷川のもしているのかも知れない❩


 そんなことを考えるとつい、


「早紀、犬になれ」


 半ば強引に四つん這いにし、濡れてるかどうかを確かめもせずに、淳一ら中に挿っていく。


 あんっ···


「ちょっと···まっ···んっ!!」

「いいだろ?もうグチョグチョじゃないか」


 パンッ···パンッ···パンッ···


 壁につけられた鏡を見ると、艶めかしい身体の早紀が映ってる。


「おい、早紀。横見てみろ。お前、きれいだぞ」


 早紀は、チラッと見て、「エッチ」と呟く。


「俺の早紀だ。愛してる···」


 淳一は、早紀の腰を掴みガンガン打ちつけるように突き、早紀はそれに応えるように啼く。


「どうだ?早紀···。俺の···」


 んっ!!あぁ···んっ···


「いい···んっ···気持ち、いっ」

「早紀、お前これクリに当ててろ」


 小さなモーターを早紀に渡し、それを自分で動かさす。


 んあっ!んっ···んふっ···


 甘くくすぐるような声を出す早紀は、時々それを自分の乳首に当てたりしている。


 パンッパンッパンッ···


 突けば突く程、早紀が啼き、淳一は耐える。


「イキそう···んっ···」

「もうか?早いな···」


 そうは言いつつも淳一も出そうなのを我慢していた。


「イキたいなら、ガンガン当ててろ」


 ふぁっ!!


 激しく腰を打ちつけ、早紀の上に覆いかぶさるように自身から流れるものを早紀の中に放ち始める。


「最高だ···早紀」


 乳房を揉みながら、落ち着くのを待つも、クリからなかなか離そうとしない電マを強引に奪い、足を蹴られる淳一。



 風呂に入る時も、常に早紀は膝に乗る。


「触って···」


 自身の手を茂みに導きながら、胸に淳一を抱いていく早紀。


「赤ちゃん欲しいな」

「赤ちゃん?作ればいいだろ?結婚してんだし」


 ニュルニュルとした部分を触りつつ、クリを指で摘む。


 んっ!


「あなたの···赤ちゃん」


 大胆発言!


「出来たら、おしまいだよ?」

「これね、最近知ったんだけど、あなたと潤くん、血液型同じなの···ふふふ」

「それで、今日はこんなに?」


 あんっ!!


「エッチ!」

「でも、好きだろ?」

「うん···。まぁ···」


❨バレたらとんでもない事になる!❩


 そう思ったが、早紀の身体を見ると···


「早紀、外に出ろ」


 ザバッ···


 早紀の濡れたアンダーヘアが、目の前にくる。


「うん···」


 壁に手を付き、尻を付き出す姿もまたそそられる。


「可愛いよ···」


 湯の中でかなり濡らしてるから、挿れるのも簡単だが···


 んっ···んんっ···


「えっ?そっち?」


 と不貞腐れた返しをするが、背後から勃起した乳首を捏ねながら乳房を大胆に揉んでいく。


 チュパッ···


 んぅっ···


「早くぅ···」


 足をモゾモゾと動かし、催促してくる。


 はうっ!


「そこ、んっ···はっ···」

「クリ、ビンビンだな···」


 早紀は、前と比べるとクリの大きさも良くなり、少し触っただけでもとろけるように蜜が溢れ出す。


「お前は、濡れやすい···」


 くぐもった声で囁く淳一は、固くなったペニスを入り口付近に押し付けては離すを繰り返す。


「んぅっ、淳一さ···んっ!!」

「おっ?いいねぇ!ふんっ!!」


 はぁぁっ!んんっ!


 淳一は、早紀の腰をしっかりと掴みガンガン打ち突く。


 はぁっ!うっ!んっ!


 パンッ···パンッ···パンッ···


 湿気の篭った室内で、肌と肌がぶつかる音が、ふたりの耳に広がる。


「どうだ?いいか?いいか?早紀」


 ペチンッ···


 はわっ!んっ!


「ひもちひひ···」


 あ、あ、あ、あ、あっ···


 激しく喘ぐ早紀···


「早紀···アァッ···俺の早紀···」


 突きながらも名を呼ぶ淳一···


「どうだ?おい···。気持ちいいか?アァッ···」

「うん···。動いてるの···んっ···わかる···あっ!」


 激しく腰を動かし続ける淳一は、自身で感じる早紀の肉壁の動きに···


「うっ···凄いよ。早紀···いい。出そう···」

「だめぇ···まだ···あっ、イキそう···んっ!」


 パンッ···パンッ···パンッ···


 はわっ!あっ!あっ!イクッ!あんっ!んっ!


「早紀っ!早紀っ!早紀っ!!!」


 早紀の中に淳一のが放たれ、飲み込んでいく···


「アァッ···早紀ぃ···。愛してる···」


 放ちながらも乳房への愛撫をやめない淳一···。


 シャワーを浴び、ベッドへと戻るふたりは、じゃれ合いながら眠りについていった。


「じゃぁね!送ってくれてありがとう!」


 車の窓越しに挨拶をすると早紀は、嬉しそうに長谷川が待つ家へと帰っていった···


「帰ったら寝よう···」


 淳一は、車を引き返し、自宅へと戻っていった。



 ガチャ···


「ただいま。」

「お帰り···」


 チュッ···


 結婚してからと言うもの、おはよう、おやすみ、いってらっしゃいのキスは欠かさない。


「飯は?」

「今日はね···」


 鞄や脱いだスーツを所定の位置に置きながら、1日あったことを話す。


「おっ?ハンバーか。俺の好物」


 ニカッと笑った顔は、少年のよう···


 ふたりしてテレビを見ながら食べるのもいつものこと。


 食事が済んだら、ふたりでお風呂。互いに身体を洗い流し、ベッドの中でのんびりと寛ぐ。


「早紀···」


 チュッ···


「あなた···」


 パジャマのボタンを外されて感じる潤の少し冷たい手···


「愛してる···」


 そう言い、深く長いキスをされ、首筋へと移動。乳房にかかる手や乳首にあたる舌···


「あぁっ、潤···」

「綺麗だよ···早紀」


 段々と手が、下へと滑り柔らかな茂みへと弄るようにゆっくりと動く。


「くすっ···もう濡れてる」

「潤のも···おっきくなってる」


 裸のまま見つめ合うふたり···


「ちょっと待ってて···」


 潤は、手を伸ばしベッドボードからコンドームを取り出し、つけていく。


「潤···」

「まだ、新婚だからね···。早紀···」


 ヌプッ···ヌッ···ヌチュッ···


 ふあっ···


「挿れた時の声、俺好きだよ」


 グイッ···


 んっ···


 潤は、早紀の肩を押さえながら腰を動かしていく。


 あふっ···んっ···


「潤···」

「早紀···。締まるね···。気持ちいい···」


 潤は、早紀の手を背中に回しながら、抱き着くように突く。


 あふっ···んっ···


「潤っ···」

「もう少しね。もう少しだけ···はっ!」


 力を入れながら奥までグッと突く···


「ウッ···早紀···出そうだよ」


 あぁっ!んっ!


 早紀の子宮口にガンガン当てるように突くと、潤は早紀に抱き着きながらジッと大人しくなる。


「早紀、最近おっぱいおっきくなった?」

「えぇっ?そんなこと無いよ!」

「そうかな···。でも、柔らかい···」


 潤は、繋がったまま早紀の乳房を捏ねるように遊び、萎えたペニスを抜く。


「潤ちゃーん···」

「んー?わかってるよ。赤ちゃんだろ?」

「うん!欲しい!!」


 ゴムを捨て、萎えたペニスを拭いてから着替える潤に、


「欲しいのに、潤くんいつも···」

「んー。だって俺ら結婚して1年たってないし。まだ早いよ」

「けど···」

「それに···」


 潤は、早紀を抱き寄せながら、


「それに今でも子供出来たらさ。なかなかふたりの時間って作れないし。だから、もう少し···」


 チュッ···


「ねっ!!早紀···」

「まーた、そうやって···。もぉっ!!」


 ヴーッ···ヴッヴーッ···


「あっ、携帯鳴ってるよ?」

「ん?あ、後でいいよ」


 潤は、チラッとスマホを見て、ベッドボードに置いた。


「仕事の話だろーから···。で、今度の週末のことなんだけど···」



 ふたりの夜は、週末にふたりで行く旅行の話で盛り上がって行った···



「···ったく。」

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黒衣の女 月詠嗣苑 @shion_tsukiyomi01

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