【緊急補足】国立感染症研究所の戦争〜オペレーションズ・リサーチによる新コロ邀撃戦について【日本の反撃】

○統計データに基づく戦争


新コロの戦争はまさに国家防衛戦の様相を呈しています。各国が多数の犠牲者を出しながら必死に戦っていますが、大抵は長期持久戦に持ち込まれて医療現場が疲弊し、国力も低下するという厳しい戦況です。しかし日本は比較的『損害が軽微』なのです。信じられないかもしれませんが…。そこで信頼できるデータを載せます。防衛大臣・河野太郎氏のツイッターに毎日実数が上げられています。これを見ます。


--【原典ママ】--

3月6日正午。

国内感染者349名

 退院69名

 入院中249名

  軽中度142名

  人工呼吸/ICU30名

  確認中68名

  待機中9名

 陽性で症状なし25名

 死亡6名


クルーズ船関係(3月5日)

陽性696名

帰国?

入院中?

 人工呼吸又はICU 34名

退院242名

死亡7名


---

こんな感じです。ちな3月8日PM6:00-(この文章を作成している日時)での速報値は国内感染者数が461名。死者数は6名(回復者は76名)。クルーズ船が感染者数696名。死者7名に増えています。しかしそれでも…


あれ…ಠ_ಠ;?

非常に少ない。不思議…ಠ_ಠ;?


数字が他国に比べ、少なすぎるのです。これでは陰謀論者でなくとも「日本はオリンピックを迎えるので感染者数を隠しているに違いない」と思います。しかも疑われる理由もあります。


日本は韓国などが積極的に実施している新コロ判定法の「PCR法検査」を殆どやっていません。少なくともマスコミでは連日、「なぜやらないのか?」もしくは「病院や患者から新コロの疑いがあるのにも関らず保健所が拒否して、やってくれない」という話が出ています。おそらくどちらも真実で、なぜやらないのかは不明です。能力的な問題からかもしれません。そのため「本当の感染者数は、この数倍以上はいるはずだ」…という話になってきます。そこで推測してみます。


現在、日本は感染461人に対して死者6人なので死亡率は1.3%ですが、これは「PCR法検査の検査数が少ないために検知できていない感染者数がいる」ためということです。

そこでPCR方検査能力に優れている韓国のデータを最も信頼できると仮定して計算し直してみます。韓国は『感染6,284人・死亡42人』なので『死亡率はおよそ0.66%』。確かに、これは新コロの推定死亡率0.7%に非常に近い数字です。ならこの死亡率から逆に日本の推定感染者数を割り出せばよいのです。


死者六人(クルーズ船除く)ならば、想定される日本の感染者数はおよそ900人。つまり数万人という規模ではないということです。「感染者数もそれほど多くないのではないか?」と期待させるということです。より重要なことは、この死者数です。死者数はごまかしようのない実数なのです。これがわずかに六名に過ぎないということです。


感染者数を過度に小さく見せる事はあっても、死者数まで隠蔽出来るでしょうか?

この数字はWHOへも申告する数字です。捏造は日本国の信頼を損ねます。現在の情勢下において出来るとは思えません。また医療関係者が黙っているとも思えないのです。数百人の死者がいたのなら、その事を国に報告するでしょうし、もし政府が隠匿すれば何処からか(大抵はネットで)情報は流出すると想像できます。勿論、後になって数字が変わる可能性はあります。しかし今日の段階で、実は死者数は200人とか300人でした…ということはないと思われます。


もう一つ言えば、新コロは感染者数と死者数が比例関係にあります。

たしかに各国の世代別感染者数を調べると韓国やドイツなどは若年層が多く、他方、日本やイタリアなど他の国では中年から壮年〜老人層が多い…という明確な違いがあります。また死亡に関しては若年層は殆どおらず、死者のかなりの割合が老人という点では共通点しています。


なら、若年感染者数が多い国に関しては「(死なない)母集団が増えているので死亡率が下がっている」と言えそうです(よって新コロの死亡率は、もっと遥かに高いのかもしれませんが他の理由も検証しなければならないので、断定はしません)。それでも、感染母集団自体が多ければ(老人などの弱者層の数も相対的に増えるので)感染者数と死者数は比例関係にあるのです。


これらから言える事実は単純で「いまのところ、検査できていない多数の感染者数がいるわけではないので、死者数も少ない」のです。

終わり…(  ̄ー ̄)y-~~


  ※     ※     ※


考えてみれば不思議なことで、日本は中国の次にアウトブレイクが始まった「最初期グループ」にいた国です。そして日本には多数の中国人が流入していました。つまり「保菌者が多数」日本国内に入っていたのです。しかも中国人の入国拒否は3月になってからで、1月に中国で本格的な犠牲が出始めた時にも、武漢および湖北省からの来日者の一部制限以外には国を解放していました。第三国経由で中国人が来日することも可能で、勿論、中国人以外の感染者の来日も可能でした。


後のデータを見ると、既に1月末から2月にかけてイランやイタリアなどでは潜在的な感染者が多数存在していて、その数週間後から爆発的な感染増が見られたことを鑑みれば、すでにこの時でさえ「中国人以外の感染者が多数、日本国内にいる」状態だったのです。これでは「感染源を断つ」ことなど、出来るはずもないのです。


しかも春節という中国人来日のピーク時であり、通常、この時期は70万人以上の入国があるとされています。一部を制限したとしても、あまりにも多数の「潜在的保菌者」が国内のあらゆるところに入り込んでいたと考えるべきでしょう。そして感染が爆発的に広まるのに十分な時間もあったのです。

なら日本は、韓国やイタリアなどよりも遥かに多数の死者がでておかしくないはずです。おまけに日本は韓国、イタリアの倍以上の人口がある国です。新コロにとっては「素敵な牧草地」に映ったはずでした。中国本土と同じ程度に八万人に達する程の感染者が日本に存在していても全くおかしくなく、三千人の死者が出ていても全く不思議ではないのです。


しかし、それでも「日本の死者は少ない」のです…(  ̄ー ̄)y-~~


これが日本の国防戦略「統計に基づく戦略」の成果です。厚労省と国立感染症研究所を中心とした知的エリート集団『専門家会議』は、中国およびクルーズ船での病例および日本国内外の治験で得られた膨大なデータを精査し、その結果見えてきた『新コロの弱点』を的確に突いて、しらみつぶしに撲滅する「掃討戦」を展開していたのです。

口下手なので、あまり知られていませんが(爆死




○突然出てきたキーワード

「この一、二週間が重要」「クラスター」「死者数を抑える」…の真意について


2月27日、日本経済新聞に極めて重要なコラムが掲載されました。『新型コロナ座談会 連鎖断てるか、この1~2週が正念場』というタイトルの記事です。


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56113520X20C20A2M10800/

(もし権利上の問題が生じましたら、URLは削除致します)


そこで、これの内容を踏まえた上で筆者の文責で日本の対策について説明致します。


【新コロの特徴】

・感染しても無症例の場合が多い。よって「予め病人を見つけ出すことは不可能」

・発病しても最初は本当にタダの風邪のようで、『新コロだ!』と見分けを付けることが出来ない。

・症例が長引く。「発熱」「倦怠感」「乾咳」が三大症例。

・一度「治った」とされても再び発病する(風邪の「ぶり返し」)ことがある。

・感染力が極めて強い。しかも感染経路・感染方法がよく判らない

・潜伏期間は1-12日かそれ以上。しかし大抵は3-7日。

 発病から入院が必要になるまでおよそ一週間前後。その後数日で重症化する可能性アリ。

・死亡率は低く、おそらく0.7%程度。

 →80%が軽症もしくは発病せず。仮に発病しても自然治癒する。

 →15%が入院して酸素吸入が必要。ただし二週間前後で退院。

 →5%〜が重症患者。集中治療室に入院の必要あり。

 →0.7%が死亡(武漢においては2-3%)

・武漢での高い死亡率は医療体制が崩壊したからと考えられる。

 →医療体制が整っていれば死亡率は高くない

・子供は重症化率は低く、年寄りは高い(死亡率10%)。基礎疾患がある人間もリスク高い


同時に、日本と世界の抱える問題も見えてきました。

風邪なので「特効薬がない」「治療方法がない」ために対処療法しかなく、人間が本来持つ免疫力に頼った自然治癒に期待するしか、治しようがないのです。

また武漢の例を注意深くみると、多数の患者が殺到したために医療現場が崩壊し、その結果、満足な治療が受けられずにむざむざ重症化し、死に至ったと推察されました。これは中国の他の地域が想定死亡率とほぼ同じ0.7%前後という数字の近似値であることからも分かります。


武漢は、新コロ保菌者や患者が病院に殺到したために、そこでアウトブレイクが発生し感染者が爆発的に増殖。この対処のために医療現場が崩壊し、しかも医療関係者もやられたためにますますリソースが先細って犠牲が増え続けた…と推測出来るのです。


しかもPCR方検査にも二つの重大な問題がありました。「検知精度が高くない」と「検知しても治療法がない」の二点です。PCR法検査の精度は70-80%程度で、簡易検査の場合にはさらに10%程度の精度の低下があるとされています。実際、何度検査しても「陰性」と判断された患者がいるほどです。100%の精度ではなく、保菌者がすり抜けてしまう可能性がかなりあるということです。


より重大な欠点が「特効薬や治療法がない」ことで、結局、「陽性」と判定されても自宅で養生するか入院するしかないのです。そして入院したからといって「薬や治療法があるわけでない」…なので、病院の負担が増えるばかりということなのです。


さらに日本は前述のように医療リソースが少ない事も欠点でした。高度な医療を比較的安価に提供できる国民皆保険制度は世界的に見ても優秀で、長年日本が整備してきた体制でした。なので重症患者でさえ治癒させる事が可能でした。これは日本の持つ長所です。ただし、治療できる人数は極めて限られます。また通常の医療業務(新コロ以外の病気)も当然存在しているため、余力はせいぜいあと1-2割増が限界のようでした。高度医療防衛は出来ても、予備兵力は少ないということです。ここに多数の患者が病院に殺到した場合、簡単に医療現場が崩壊することが予想されました。武漢の二の舞です。


しかも日本国が新コロとの戦争に備えるためには時間がかかることが予想されました。法整備、医療器具不足への対処、新薬開発のための費用と時間…。厚生省から町医者まで総合的に新コロと戦うための国家総力戦体制の構築に時間が必要でした。そして、この時間が長くかかりすぎれば感染者が爆発的に増加する事も予想できました。敵に時間的猶予をむざむざ与えてしまうことになりかねないのです。死亡率が0.7%と低いことは幸いですが、感染力が圧倒的に強いため全人類が感染してもおかしくないほどです。母集団が増えれば死者数も爆増する。最悪、50億人が感染し、三千万人以上が死んでもおかしくないということです。


やはり絶望的でした。不確実な検査法と検査しても治療法がない現実。そして医療現場が破滅する程の負担が発生するリスクと、その時に多数の犠牲者が出る危険性。しかも既に国内に蔓延してるかもしれない可能性。戦うためには時間が必要で、急速に勢いを加速させる「対新コロ戦争」に持ちこたえる事は出来ないように思えます。要するに新コロは「戦闘力は弱いものの膨大な物量によって、人類に飽和攻撃を仕掛ける」タイプの侵略者だったのです。


国家総力戦の時には一つの鉄則があります。「GDPの劣る国が、勝る国に勝つことは出来ない」です。新コロとの戦争でいうなら、このウイルスは潜水艦と同じタイプの「戦略的な敵」で、国家の人的リソースに大打撃を与え、経済活動を崩壊させる事で国力(GDP)そのものを衰退させる…タイプの敵でした。国力が衰退し、GDPが新コロを阻止するのに必要なGDP以下にまで下がった時、人類もしくは国家は「敗北」するのです。多数の自国民の死者を出して…。「新コロは極めて手強い」人類が初めて遭遇する強敵でした。「絶滅戦」だったのです。


  ※     ※     ※


厚生省と国立感染症研究所を中心とした日本の医薬系エリート頭脳集団の「専門家会議」は、これらの厳しい現実を、中国および国内外の治験などから得られた膨大なデータを解析することで導き出しました。解決法を求めるべく、諦めること無くさらにデータの統計的処理と精査を続けた所、彼らは驚くべき発見をします。新コロは感染形態が異質だったことを突き止めたのです。


「濃厚接触者を調査しても感染の連鎖が全然みつからないことだった。それなのに、なぜ流行するのか。1人が10~20人に感染させているようなクラスターがあるはずだ。それ以外の感染の連鎖は自然に消えていく(上記出展原文ママ)」


これでした…m(_ _)m

ここに突破口を見出したようでした。


つまり、次から次へと強力な感染力で伝わるのではなく、『ある特定の強力な個人スーパースプレッダー』が一人で一気に広めている可能性があるということです。なので『彼』の周りに集中して感染者が発生するということでした。大規模に横の広がりを持つのではなく、感染者の集団「クラスター」がポコポコと発生する…という広がり方だったのです。これがクラスターの意味でした。


日本の中に「感染者集団クラスター」が複数存在している。しかし横に広がることがないために、クラスターという少集団にまとまりやすい。なら対処はひとつだけ。つまりクラスターをまるごと社会から隔離すればよいのです。


上記のデータを勘案し、彼らはこう考えたようです。

まず感染者を発見する。次に感染者の対人接触経路を調べて「クラスター」を確認する。クラスターのメンバーには自宅待機してもらう。期間はさしあたり二週間程度。

確率論的に言えば、この間、クラスターの約八割の人間は無症状か軽症。すなわち「自然に治る」。そして残りの二割の人たちは入院が必要で、ここで対処療法を行う。しかし15%(←入院した3/4の人たち)は二週間程度で退院出来る。そして20人に1人程度が集中治療室が必要な重症患者。彼らは死にやすいので高度医療が必要…と。最終的にはクラスター1000人のうち993人が二週間後には完治して社会に復帰できる、と…( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧


この理解から逆算して、次のような戦略を立てたのではないかと想定されます


新コロはもう国内深く入り込んでいて、駆逐することは不可能。そして相当多数の「無症状感染者」がいることは諦めて受け入れるしか無い、と。しかし無症状感染者も「発病していないのなら感染していないのと同じ」もしくは「症状がないまま、そのまま自然治癒力でやっつけた」とも考えられる(←これは風邪に対する対処法と同じ)。

そして、この時に「検知できなくても致命的なことにはならない」のだ、と…。


というのも、誰かが発病したら、そのルートを辿れるだけたどってクラスターを見つけ出せばよい。この時に初めて隔離すればよく、この際に万が一、すり抜けて他のところでの感染に貢献したとしても、その時に見つけ出し隔離すれば良い…の繰り返しです。つまり「しらみつぶしに潰していけば良い」ということなのです。重症化したり症例が出れば、その時に対処すればよいわけです。


次に発病した場合です。風邪の初期症状と違いが分かりません。この時にPCR法検査が実施できるのがベストですが、いまだ日本にはその体制が整っていません。そのうち体制が揃えばより完全ですが、いま現在それが無理ならば「風邪か新コロかを見分ける」ことです。新コロは「長引く」のです。発病から一週間前後で入院が必要かどうかが判るほど「悪化します」。なので逆に「発病から4-5日後」まで様子を見るという事です。この数日間に…


「治ったー( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧」


…なら「おめでとうm(_ _)m」です。新コロかもしれないし、単なる風邪だったかもしれませんが、快癒しましたので、もうどっちでもいいです。

もし病気が治らないのなら、この時に初めてPCR法検査を実施します。ここで新コロかそうでないかを判定するのです。これならば限られたPCR法検査能力でも対処は出来ます。検体数が少ない分だけ時間をかけて精度を上げれば良いのです。そして新コロ患者を選別する。この後で、


「まだ軽いんで、下熱剤か何かを呑んで自宅待機して ( ̄ー ̄)ノ" ゜」…組と

「入院が必要 (◎-◎;)」…組に分ければよいのです。


統計的には「無自覚保菌者」「治ったー( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧」「自宅待機 ( ̄ー ̄)ノ" ゜ 」が八割です。

結局、特効薬も治療法もないのですから「治れば何でもいい」もしくは「自己の免疫力でやっつける」しかないのです。


この後、入院するのは「入院が必要 (◎-◎;)」な「残りの二割」の人たちです。しかし対処療法で、結局、患者の体力任せです。しっかりした医療サポートが必要です。しかしこの二割の人たちの中の「4人のうち3人」は二週間程度で退院できるまで回復できます。おめでとうございます!

そして残りの一人だけが集中治療室に入ります。最後に集中治療室に入った人たち(感染総数の5%前後)の人たちですが、死亡率0.7%ならば、実際に死ぬのは集中治療室に入った「7人のうち1人」という計算になります。この「1/7人」をどれだけ減らせるかに全勢力を注ぎたいのです。


ならば、限られた医療資源はこの「残りの二割…(◎-◎;)」特に「1/7」に集中すべきです。こうすることで医療現場の崩壊を防ぎ、武漢になるのを防ぐだけでなく死亡率も結果として減らせるのです。これが「死者数を抑える」の真意だろうと思われます。そしてこの発病から退院(7/1000人にとっては死亡)の期間が「一〜二週間程度」なのです。

あとはこのシーケンスを延々と繰り返すだけです。発病による発見→選別→自然治癒or入院→完治。再び発病したなら、もう一度最初からやり直し…。


  ※     ※     ※


新コロ戦争に対し、薬や医療体制の確立による総反撃までの間の限られた医療資源を最も効率よく使うための方法がこれでした。莫大な資源を投入して闇雲にPCR法検査をし、感染者を炙り出して次々と病院に放り込むとかえって死亡率が上げてしまうリスクがあり、しかも検知しても特効薬も有効な治療法もないのなら、日本の選択の方がよいように思えます。


そもそも全国民にPCR法検査を実施するというのが(現在の状況では)非現実的であり、不可能は可能にはならないのです。これは「パレート効率性」の問題であって、資源配分の最適化を戦略的観点から考えなければ、むしろ全員が損をするという結果にしかなりません。例えば、医療現場の崩壊により多くの死者を出しまくる…という結果がその実例になるのかもしれません。こうならないためには「冷酷だが冷静な判断」も必要になる時があります。


「軽症者をなぜ救わないのか?」に関しても、「家で寝てるしか方法ないから」が正解であり、「重症化したら入院させる」しかないのです。特に限られたリソースを割り当てるには、こうするしかなかったのでしょう。


実際、急速に感染者数と死者数が増えたヨーロッパでは、既に医療現場が混乱し崩壊しかかっているようで、イタリアなどでは「入院した人たちのうち、より生き残る可能性のある患者に治療をより集中すべき」という議論まで出始めています。結局、無為無策で新コロと戦い始めると、新コロの飽和攻撃をまともに浴びて、そうなるのです。

日本は違います。新コロの特性を最大限利用し、自分たちの限られたリソースで対処できうる明確な戦略をもって戦っています。死者数が少ないのはおそらくこの戦略のためです。


無論、この戦法が奏功するか否かはまだ分かりません。しかし論理の破綻は感じられません。上手く行くのではないでしょうか?現在の日本で死者数が少ないのは、実はこうした国家的な試みを実施しているからかもしれません。無論、完璧ではないでしょうが、成果が出ているのかもしれません。それは希望のもてる未来です。


不安はイレギュラーな状況が発生することだけです。特に新コロは「実は長期発病型と短期発症型の二種類がありそうだ」というのは気になります。この戦略の前提にはないからです。しかし犠牲を出した後でわかった知見から戦略を修正する…これしかないでしょう。

他にも「人間がワガママ勝手に振る舞う」という事で、感染のリスクを増やしてしまいかねません。なので我々市民が「自己の責任を果たす」意味でも「ワガママ勝手に行動しない」・「専門家の策定した戦略に従う」・「デマを流さない。惑わされない」くらいは心がけるべきでしょうね。


日本のこの戦いが勝てることを期待しています。敗北は死であるだけでなく、情報を統計的に処理した上で組み立てられた戦略の演繹…という「オペレーションズ・リサーチ戦争」そのものにもワクワクするような興味があるからです。上手くいったら世界の先駆けですし、全世界を救うことが出来るかもしれません。


少なくとも死者数をできるだけ抑えることは可能なはずです。それだけでも十分ではないですか?


キーワードは「クラスタ対策班」です。

新コロはクラスタ化によって拡散します。よってこのクラスタを見つけ次第、封殺することが対策の全てです。これを専門的に行うのがクラスタ対策班で、各県知事などに適切な助言と指導を行っているのだろうと思います。少なくとも大阪や北海道はそうしていたようです。

これからは、マスコミなどで新コロが報道された時には「クラスタ対策班」というキーワードが出てくるかを確認してみてください。


そして、我々もまた彼らに従うべきということも重要かと思います。感染した場合、基本は自宅待機。自力で寝て治す。もし重症化したら病院へGO。そして死にやすい「老人」「既往症患者」の集団がクラスタとならないようにすること…老人ホームなどで広がらないようにすることです。

マスク(品不足で大変ですが…)や、うがい・手洗い、あと顔にはウイルスが付着しやすいのでこまめに洗う事の意味は、特にこうした「新コロ弱者」たちがクラスタにならないようにするための配慮と考えるべきでしょう。勿論、自分のためでもあります。



 ※     ※     ※



2199年、スターシアがなぜ日本を選んで妹たちを送り込んだのか?

それは2020年、世界に先駆けてこの論理戦で立ち直り、世界を救ったという実績があったから…というハッピーエンドに持っていきたいものです。長い戦争になりそうですが、皆で耐え忍び、必ず反撃して勝利を収めたいものです。


皆でがんばりましょうよ…(  ̄ー ̄)y-~~



【追加補足】

2020/03/25 以下に追加情報を記載しました。

https://kakuyomu.jp/users/magmag_folder/news/1177354054894964702

この日、東京にオーバーシュート(感染爆発)の危険があるという緊急報告を受けての内容になります。

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