第18話 侵略者を撃て
「大変だァーっ!学校に侵入者がいるぞォーッ!!」
侵入者が来た。もうすぐで夏休み。夏休み明けは期末テストである。ちょうど作者もそんな感じらしい。最近思う事がある。この学校の進行状況、作者の学校と一致してね?
「体育館に避難しろォーッ!」
俺は周りに合わせて体育館に一時避難した。
◇◆◇
「それじゃ」
俺は体育館から抜け出して、戦いに挑む。
『ニェーッヘッヘッヘ!!ぶちのめしてやる!!肺炎球菌よ、ここは任せろ!』
『ヘッ、任せたぜ黄色ブドウ球菌』
俺ははた〇く細胞の〇血球さんかな?
「細菌……ぶっ殺す」
いかんなぁ、白〇球のあの台詞が移ってしまった。
『ニェッ!?貴様、何者だ!』
「通りすがりの星の戦士だ、冥土の土産じゃ持ってけ泥棒!」
━━━ザシュッ!
俺は魔力で作った鋭利なナイフで首筋を切り裂いた。
「死ねっ!雑菌がァっ!」
『うわぁーッ!!』
『黄色ブドウ球菌ーッ!!』
「ふぅー……あとは貴様だ、肺炎球菌!」
俺がナイフを逆手に構えた、その時である。
「エィヤァーッ!!」
『ヴッ!?しまった!』
飛び蹴りが肺炎球菌を貫いた。
「また会ったな、小僧。その血みどろのナイフは何だァ?」
「……何故だ?何故あんたはここにいるんだジャージマン?」
「俺の質問に答えろ!」
「……この地を浄化するためだ」
「へぇ……共同戦線組むか?」
「おうよ、ヒーロー」
かくして、ヒーローとの奇妙な共同戦線が組まれた。
◇◆◇
「はっ!」
『ミギャァーッ』
「死ねオラァ!」
『ヒーローが言うセリフじゃねぇーッ!』
混沌としていた。。
俺のナイフは雑菌を屠り、ジャージマンはパンチとキックで薙ぎ倒していた。
その内にナギア先輩まで参戦していて。
「細菌はどこじゃぁーっ!」
「絶対見つけろォーッ!」
「ぶっ殺ォーす!!」
セリフだけ聞いたら一体どっちがヒーローだよ。
「あ……あっ……助……けて……」
報道委員会の先輩━━━ちなみに女性だ━━━が地べたにへたりこんでいた。両眼とも、恐怖で満たされた眼だ。
「大丈夫ですか、先輩!」
「フェイトくん……!逃げてよ……!」
「先輩ですよ、逃げるのは!ほら、掴まって!」
先輩を引っ張りあげ、テレポーテーションを使う。先輩を避難させ、テレポーテーションで戦地に向かった。
「さぁて……細菌は何処だァ……?」
目を皿のようにして探知する。
「大丈夫、俺たちがすぐに屠ってあげるから安心して死んでね。抵抗しないなら楽に殺してあげるよ(o|v|o)」
俺は何処のジェノサイドルートプレイヤーですか。Cちゃんは悪くない。絵文字にCちゃん使ってるけども。
◇◆◇
北舎三階。ここに潜んでいる細菌を殺せばこの地は清浄になる。
『……!貴様ラァ!同朋達ヲ殺シヤガッテ!』
ようやっと見つけた。ワイド・ホークアイで確認したところ、ペスト菌と出た。
「侵入してきた外敵を排除しているだけだ!」
ジャージマンが構え、
「裁きを受ける覚悟はいいか!死にやがれ!」
先輩が後屈立ちを取り、
「地獄で燃える覚悟はいいか?ペスト菌め!」
そして俺がナイフを構えた。
『好中球風情ガァーッ!!』
「黙れ、死ね!」
「キラー T 細胞と呼びやがれっ!」
「『ジャンクスマッシュ』!」
ジャージマンのジャンクスマッシュ。拳を振り上げ、チョップのように振り下ろす。
『効クカヨ馬鹿メガッ!』
ひらりひらりと回避するペスト菌。
「くそっ……!」
「……隙有りだ」
ナイフを
『アッブネ!』
回避により、虚空を斬り裂いた。
「ちっ。殺せたと思ったのに」
「主よ、今のタイミングはよかったぞ。」
「サンキュー、ガルセス!」
今の声はガルセスだ。前回作ったタルパだ。
「……そうだ!ガルセス!実体化できるなら実体化しろ!」
「可能である!御意!」
「ガルセス!命令だ!『なるべく死角からの攻撃をして隙を突け』!」
「御意……!」
ガルセスは瞬間的に背後を取り、
「……ふっ」
『痛ッテェ!?』
「どらっ!」
ペスト菌がふらついた。その隙を突いたナギア先輩がドロップキックをペスト菌へと放つ。
『ウワッ!?痛ェッ!!』
先輩のドロップキックはクリーンヒットし、ペスト菌を揺らがせた。
「今だ!殺せーッ!」
「『アークブレイカー』!」
「死ねぇーッ!!ガルセス、命令だ!『ペスト菌をパンチのラッシュで撲殺しろ』!」
「相分かった。オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッッ!オラァッ!」
『ヒッ……』
ナギア先輩のアッパーカットがペスト菌を宙に浮かせ、ガルセスが空中のペスト菌をラッシュで吹き飛ばし、ジャージマンがアークブレイカーという飛び蹴りをクリーンヒットさせ、そして俺がナイフでペスト菌に
『ヒーロージャネェ台詞シカ無ェジャネーカァァァッッ!』
断末魔を上げ、ペスト菌は死滅した。これで校内は清浄だ。
「バイバイ菌だ」
「なにもそこまで好〇球さんを再現しなくてもいいんすよ先輩……」
ガルセスは俺の中に戻っていた。そしてジャージマンはいつの間にか消えていた。
ちなみに、この襲撃の日以来、学校の警備が固くなった。ガードマンさんお疲れ様です。
サラリーマンの異世界転生!~チート青年異世界を駆ける~ 長良慎之介 @haya2909
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