作者さんの作品を読んで応援するためだけにカクヨムに登録したほど

読み始めた時に少し眠気があったんですが、どんどん目が冴えていきました。それほどに描写が丁寧で、情景が目に浮かびます。
本のページが捲られる音、椅子の背もたれが軋む音、人物が口を開き声を発する事なく閉じる息遣い……など、簡単に想像できました。描写が丁寧というだけでなく、間の取り方がとても上手という事も、それらを簡単に想像させてくれる理由の1つなのではないかと思います。
作者さんの文章に一目惚れしてはいたのですが、「双蛇と箱」を読んで惚れ直しました。私ではそんな安っぽい言い方しかできないのが悔しいですが……。
小説をあまり読まない人でも、この作者さんのなら読めるという人もきっと居るのではないでしょうか。私はそのうちの一人です。今はまだ冒頭あたりを読んでいるので、これから読み進めていくのがとても楽しみでなりません。
応援しています!

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双蛇と箱