根性腐ってる(褒め言葉)マルガリタ・アメジストが最高に可愛い。

七年前に住民が大量死し、悪い妖精に支配された砂漠の町。
記憶と人格を壊された元ウィッチガールたちが、娼館で客に奉仕する。
その一人、マルガリタ・アメジストは。
ホームで一番綺麗で強い、マリア・ガーネットと仲良くなりたくて。

連載で本作読了 → 
『異世界まではあと何㎞?  ~魔法少女逃走中~』 →
『実録 魔法少女焼死事件その真相』 →
『放課後のウィッチガール』
ときて、現在、本作2巡目中です。このシリーズ大好き。

娼妓として教育されているので口調は丁寧なんだけれど、
考えてる内容は欲望に忠実で生き汚いマルガリタ・アメジスト可愛い。
マリア・ガーネットが彼女を評する「根性腐ってる」って言葉が
ハマり過ぎて、他の表現を思いつきません。

敵対勢力のウィッチガールが敵対的なのは当たり前ですが。
同じホームに12人も女の子がいたら、全員と仲良いわけがなくて。
そういう、別に敵じゃないんだけど意地悪なグループ。
みたいな女の子同士の関係の描写がとても上手だと思います。

七年前、何が起きて、どうしてこの町ができたのか。
マリア・ガーネットの過去に何があったのか。
次第に明かされていく秘密に、連載中は早く先を知りたくて待ち遠しかったです。
長い作品ですが、読み始めたら長さは気にならないはず。
設定が設定だけに少女の性描写や暴力描写、残酷描写がありますが。
そういうの大丈夫な方にはオススメです。

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