涙の国のアリス
雨猫
第1話
皆様、初めまして。
私は、終わった世界の案内人です。アルクとでもお呼びください。
それでは、儚く美しい世界での一時の幸せをお話しましょう。
________とある世界で、王女様は言いました。
「嗚呼、この世界の者達は悲しみにくれるのだろう。」
王女様はこの世界をあいしていましたが、世界は哀しむばかりでちっとも幸せにならないのでした。
そこで王女様は白兎に命じました。
「白兎よ、どうか世界を幸せで満たしてくれるような人を探しておくれ。」
白兎は王女に言われた通り、幸せで満たしてくれるような人を探しました。
探し始めて3年程経った時、白兎は王女様に言いました。
「王女様、泣かないでください。この者達は他の世界から来たのですが、物語をHappy endで終わらせています。ですので、この世界を幸せにできると私は確信します。」
そう、白兎は他の物語から人を集めてきたのです。
ヘンゼルとグレーテル、白雪姫、そしてアリス。
その四名達が集めれました。
物語の法則を捻じ曲げてやって来た四名はこの世界を壊していきます。
それに気付くこともない憐れな白兎は性格が豹変した王女様により断罪されてしまいました。
この世界は夢と共に崩壊するのか、それとも
集められた者達によって助けられるのか。
果てさて、答えは何処でしょうね
涙の国のアリス 雨猫 @cat_2005
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。涙の国のアリスの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます