天文学的な金額とは言うが天王星まで届く金貨には笑った

転生して現代知識チートものの批判にチートな天才職人がいないと無理ってのがありますが、5000兆枚の金貨(重ねると天王星まで余裕で届く、太陽までの25倍、重量なら人類の過去の加工鉄鋼総量に匹敵)という天文学的な金額という言葉の意味を再確認するレベルの財産チートで試行錯誤することで補うというのは、出落ち感が強いものの笑えました。
昔SF作家のアシモフが「金は少ないから希少価値があるだけで使い途が無いから大量にあってもしょうがない、硫酸のが役に立つ」(意訳)と書いて読者からフルボッコされたように金は工業的にも優れたマテリアルです。
金の交換価値を維持するために金貨の放出を絞るというテンプレ展開に終わらず「金が鉄並に入手し易かったら、どんな文明が産まれるか」のIFを描いてくれたら嬉しいがテンプレでいくのかな、と思っていたら、作中で「財産以外の金貨の使い途」が描かれたので、もしや?!と期待してます。