万象

作者 桐崎浪漫

57

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★★★ Excellent!!!

白状します。最初読み始めた時は、てっきりよくある普通の退魔ものだろうと思ってました。好き要素入ってるし、ちょこっと摘まんでみるのもいいか、みたいな。

……甘かったです。完ッッッ全に沼! でした。
すっごく続きが気になって、どこで読むの止めればいいの!? ってなってます。

霊感ゼロの泰河と神社の息子で陰陽道も使える朋樹が活躍する、『狐』。
精霊使いのルカとエクソシストのジェイドの、魔神との出会いともなる、『花の名前』。
泰河・朋樹組とルカ・ジェイド組が互いに知らず交差し、一つの事件を解決する、『伴天連』。
泰河・朋樹組とルカ・ジェイド組+魔神たちがついに合流し、『万象』の謎と輪郭が徐々に見え始める『パライソへ』。

スマホに特化した書き方をされていますので、従来の文章作法にこだわる方は、もしかすると眉をしかめられるかもしれません。
けれど大丈夫です、読み始めればそんなのは全部頭から吹き飛んでしまいます。

とてつもなく面白く、泣き、笑い、キャラクターたちと一緒になってハラハラしたり怒ったり、感動したり……気づけばキャラクターにも作品世界にも、どっぷりはまって抜けられなくなる小説『万象』。

まずは『狐』から『パライソへ』まで、本編だけでも一気読みをオススメします!

★★★ Excellent!!!

「狐」、一気に読んでしまいました!

怖い描写も、衝撃的なシーンも、そして登場するすべてのキャラたちも、それぞれの役割が十二分に発揮された、素晴らしい作品でした。

陰陽師や除霊の物語は多々ありますが、これまで読んだ中でもかなり刺激が強いものでした。

もはや、わたしも泰河、朋樹、榊たちのファンです。

隠れ里には心から行ってみたいですし、彼らと一緒に様々な経験をしてみたいと思いました。

夢中になれる作品を読ませてくださり、ありがとうございました!

引き続き第2部「花の名前」も楽しませていただこうと思っておりますー。^-^

★★★ Excellent!!!

進むたび、全てが繋がって行くような、
妖の物語。

出会ったひとつの事件から、
次第に、現象の本質を、

突き止めてゆく様子に、
謎解きの様な面白さもあります。


泰河と朋樹に、沙耶*

特徴的な人物の、持つそれぞれの力や役割。


妖の者たちとの関わりは、

時には敬い、厳しく、戒め。
友に寄り添う。


悪しきものへの、裁き方。
儚いものへの、慈しみ。


対峙するものに対し、人間の傲慢さを持たずに、
仕事をする上でも、

独特な距離感を保っているのを感じます。


幻ではない、
触れられる質感と魂を持つ、
妖たち。


対峙する者達も、一人一人の存在を
愛しく感じます。


亡き者の想い。

彼等は、届かぬ思いを、
代弁してくれるようです。


人もまた、美しいだけではない。

けれど*

物語に触れるうちに、
許される想いがします。


泰河と朋樹の対照的な二人の持ち味*

恐ろしい妖と魂に触れながら、
散りばめられる、面白さに和み。


人の想いに、涙しました。



二人の仕事を体感しながら。

泰河に秘められた力、

そして、
解き明かされて行く謎に迫ります。