第11話 戦闘

「なんでって言われても・・・お?」

 僕が話している最中にかなり強い地震が起きる。

「多分勘違いしているだろうから言うけど、これは地震じゃないよ」

「じゃあなんです?」

僕が聞き返した瞬間。すさまじい音を立てて神社の屋根が吹き飛ぶ。室内にいるのに空が見えるその光景は、状況に似合わず間抜けな感じがする。・・・なんだこの状況。屋根の上から鬼のようなモンスターが顔をのぞかせる。

「モンスターだよ」

彼女はどや顔でそういったが、そのぐらいはわかってる。

「戦闘準備!足場は私が作るよ!」

彼女はそういってタルパを握りつぶす。その瞬間彼女は黒に覆われその黒がはじけたと思ったら、彼女は黒い帽子とマントを身に着け右手には先端がグルグルと巻いている杖を持っていた。

「変身・・・」

僕がそう呟いている間に彼女は「はああああ」と言いながら力をためている。そして僕があたふたしていたら、今度は「うぉりゃあ」とか言いながら杖を振り上げる。そうすると、水のようなものでできた道が、モンスターの心臓当たりまで伸びた。

「さぁ、とどめをさすのだ!」

 僕は走ってモンスターの心臓をめがけてナイフのような剣をさした。

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ダイブ @poipoi880

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