第3話 テストは好きですか?

暑くも寒くも無い部屋に小さい音がかすかに聞こえる。

「え!多すぎないか?」

「そうかなぁ?ま、今日中には終わるよ!」

「呑気だなお前。こまめにやればこんなに溜らないぞ!」

「じゃあ、始めるぞ。」

「は〜い」

今日はテスト前で配られたプリントと入学式の後、教室で配られたワークをテスト日の放課後に提出する事になっている。

そして...始めて1時間くらい経つが質問が未だに無い。

果譜との距離がこんなに近いのは幼稚園以来だ。1メートルもない。こうして見ると、真っ黒な髪にパッチリとした目と長いまつ毛。

顔も性格も良いが、うるさい。

学校では静かで友達も多い。男女公平に接して先生からも厚い信頼がある。正直言って羨ましい。

「そこ、分かるか?」

「あ、うん。大丈夫。」

「元気無いな。どうかしたのか?」

「何でもないよ。それとここ教えて。」

「そうか。まぁ良いけど。」

そういえば家に友達入れるの初めてだな。

片付けもするし、洗濯もちゃんとするからいつでも綺麗だけど、初めての人が果譜なのは、少し「ん?」って感じもするがまぁ良い。

今は勉強より仕事を頑張らないと!

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小説書いてるけどタイトルとか身内に言えない 麻生たろう @amakarawww

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