第2話 ご両親は優しいですか?
今は8月初旬で家に帰ってきている。高校入学でその高校から家から遠いということでアパートを一室借りたのだ。(電車で行けばいいじゃんと思ったが言わなかった)そして、夏休みという事で帰省したのだ。帰省って言っても今日帰ってきて今日戻るのつもりでいる。
アイツもいるからな。
そういえばアイツもついてきたがちゃんとついたかな?
〜その頃〜
「ただいま!」
「えぇ、果譜!迷わないで来れたの?」
「もぉ!バカにしないで!(ケンくんについてきて道教えてもらったなんて言えない...)」
「あ、あと今日帰るから!」
「来たばっかなのに何でそんなに急いで帰るのよ。」
「明日授業あるの。 ケンくんも今日帰ってきてるけど夕方には帰るから私も一緒に帰るからね!」
「あら、そう、そういえば果譜!朝ごはん食べてないでしょ?つくっておいたよ」
「ありがと!」
〜夕方〜
「じゃあ帰るね。バイバイ。父さん、母さん」
「冬休みも帰ってきてね〜」
うなずき背を向けて歩き出す。
「ま、待って〜!」
「はやくししろよ。電車来ちゃうだろ」
行きもこうだったが帰りもやっぱりこうか。
まったくしょうがないのはいつもだな。
でもなぜか少し俺は笑っていた。
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