第9話さよなら、ルトハブ町(ルトハブ最終回)

「はっ!やっ!てりゃあ!」

気合を入れていつものように外で特訓をしてた。

ルトハブ町へやってきて約3日経ち試験も受かったから明日はこの町とおさらばとなる。何故かというとそれは、俺が決めたこと・・・ずっといるわけにはいかないのだ。しかし、本当はまだ試験受かったばかりだから後1,2週間くらいおりたい。ただ、出ていったって次はどこへ行けばいいのだろうか・・・?俺は分からない。

「KILER.君。」

誰か俺を呼んだ。 ・・・後ろを振り向くと先生が立っていた、ということは先生が俺の名を呼んだのだ。

「はい。」

「少し話したいことがある。」

「え・・・?いいですが何の話ですか?」

「君、この町出ていったらどこへいくつもりだ?」

え・・・?。どうして分かったんだろうか?。

「どこへいくかはまだ決めていません、寧ろ次はどこへいけばいいのか、その次はどこへいけばいいのか、正直、分かりません・・・。でも・・・かたき討ちの為にずっとここにいるわけにはいかないってことは分かっています。」

「・・・・・・・・・。」

先生は何も喋らない、ただ目をつぶって何か考えているような気がした。

「まあここじゃ場所が悪い、とりあえず学校へこい。」

「はい。」

俺は、学校へ向かった、中へ入り先生の後へついていく。

相談室。どうやらここで話をするそうだ、先生が中へ入れという合図をしている。

「すみません。」

と一言伝えて中へ入る。先生は目の前に見えるイスに座った。そして俺も座る。

「さっきの話のことだがお前は多分まだいろいろ分かっていないんだと思う。」

?。

「お前仇を討つといったな?さっき。」

「え?、ええ。」

確かにさっきそう言った。

「お前以外仇をとりたい奴はたくさんいる、正直言うと。」

「え!?ということは他の人も俺みたいにそんなことが?!」

そんなこと考えられるのだろうか?しかもたくさん。

「・・・・昔こんなことがあった。」

「200年前、ここルトハブ町はいつも事件事故など全くなかった。そして3年後ルトハブ町に事件が起こった、何者かに一人の命を奪われてしまった、死因は毒でやられたと、だが毒を持っている住民はいなかった、犯行可能な住民ももちろん誰一人もいなかった、そこで犯人は毒を持つモンスターであると。だからお前の彼女も死因はそれだと思う。」

「・・・・・。」

「事件から5年たっても、まだあまり情報が掴んでいない・・・。事件が起こって以来くらいの事ぐらいだ、だがみんなは諦めたわけではない。ルトハブ町南出入口から徒歩10分で着く図書館へいきまずは歴史の本をみんなでひたすら読んだ、半日かけて休憩も入れずにな。それから21時間かけて調べて続けると新しい情報が掴んだのだ、5年前に起きた事件と似たような本が見つかり、3年に一度不幸が訪れる可能性があると、それを読んだら完璧に全ての情報を掴んだのだ、不幸が訪れる理由は幸せな人が羨ましいようだ、不幸が起きた後の事も書いてあって7つに眠る宝石がある。」

「7つに眠る宝石?」

「ああ、恐らく、7つそろえるともしかしたら犯人と戦えるかもな、犯人言っても人じゃないと思うけどな。」

「・・・・なるほど。」

だいたい理解できた、つまりその宝石を集めればいいということだろう。

「まずはここから歩いて2時間で着くクムラス町というところに向かえ、まずそこは宝石は1つあると思う、お前の為に地図を渡しておく。」

「・・・・・、先・・・・生・・・。」

「頑張れよ。」

「はい!」

とても元気が出た、これで次の目的地が分かった。

「それじゃあ、話は終わりだ、明日に備えて早く寝ろよ!」

「はい!」

次へ行くのはクムラス町という所となったのだ。

第9話終わり

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