第4話 俺の青春はホモゲーからだった!
俺の名前は、紅月 鉄平。
今月から地元の中学校、桜夜中学校に入学することになった。
俺は今家に帰ってきて部屋に戻る。部屋に戻ると隣の部屋から大きい音がきこえたのだ。
ちなみに隣の部屋は俺の妹の紅月 紗彩の部屋だからあまりいきたくなかった。
紗彩は俺に対しての接し方がひどい。
さっき俺が「ただいま」と言ったが無視だったし。
だからあまり行きたくない。
でも、さすがに放っとく訳にもいかなかった。
俺が紗彩の部屋の前でドアをノックしてもやっぱり無視。
まぁ、いつもの事なので部屋に戻ろうとすると俺の足元に箱があったのだ。
何かと手に取り見てみるとそこには…
[ホモLOVE]
と書いていた。
だれのだ?
さすがにバレると家族会議になるので、部屋にもちかえることにした。
すると…
キィーッ…
俺は後ろを振り返ると紗彩の部屋のドアが少し開いていて、ドアの隙間から紗彩がこちらを見ている。
「ちょっとまって…」
「やっぱなんでもない…」
それからおれは、自分の部屋に戻った。
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ここまでが前回のあらすじだ。
長くなってすいません。
書いてたらとまらなくなってしまった。
すいません。
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俺は自分の部屋にいる。
今手元には[ホモLOVE]と書いている箱がある。
まずこれがどういうゲームなのかは、題名を見ればわかるとおり、男同士がイチャイチャするパソコンのゲームだ。
表紙には、金髪のイケメンと黒髪のイケメンが抱き合っている。これってBLって言うんだろ。俺には分からないが…
これを見るだけで、鳥肌が立つ。
そしてこれが誰の物なのか…。
候補が何人か挙げられている。
1人目、父さん。
2人目、母さん。
3人目、萌心。
4人目、紗彩。
まず父さんから考えてみよう。
父さんはスマホやテレビを使うがパソコンを持っていないためまずちがう。
次は母さん。
母さんもパソコンを持っていないためちがう。
次は萌心。
萌心は、パソコンを持っているがゲームはやらない。純粋さんだからな。
次は紗彩。
紗彩は…紗彩のことはあんまり知らない。
ほんとにだれだ?
このままこれを持ってると見つかった時に誤解されそうだ。
まず父さんと母さんは違うとして、萌心もちがう─じゃあ…いや待て待て疑いたくわないがもしかして…
俺は翌日、2階の窓に目立つように置いた。
俺は自分の部屋のドアの隙間から監視している。
こうすると誰かが取りに来るとおもったからだ。
10分くらいしただろうか、隣の部屋のドアが開いた音がした。
紗彩だ。
紗彩は、足音をたてずに窓にむかっている。
怪しい…すごく怪しい…
そのまま紗彩は[ホモLOVE]とやらを手に取り胸に抱きながらキョロキョロ周りを見ている。
すると…
俺と目が合ったのだ。
紗彩は、目を真ん丸にしてずっとこちらを見ている。
み、みつかった!
俺は何も無かったかのように静かにドアを閉めた。
俺の青春は○○だった! 黒白赤あお @Haru67
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