第7話昨晩はお楽しみでしたね
「ちょっと街までいってくる。」
バストは昨日の事件を報告にいくらしい。
まず、なんで国王がこんな田舎に護衛をつけずにきていたのか、そこから説明しよう。
バストは仕事が大嫌いらしいのだが、国王だからたくさん仕事があるわけで、どうしようか悩んでたら第二王女であるアリスが田舎に行きたいと言い始めた。これ幸いと城を抜け出しここで遊んでいたところ俺が来たり、国王を殺したい貴族に、黒狼の牙(笑)を送り込まれたらしい。
、、、なんてゆうか、働けぇぇえええ!!
なんだよ!国王が仕事嫌って!
しかも嫌だから抜け出すって幼稚園児か!!
まぁ今回のことで真面目に仕事して、護衛をつけてくる気になったとかならないとか、、、
はぁ〜部下の方々は絶対大変だな。
そのうち後ろから刺されるぞ、、マジで、。
でまぁ、そのことを少し離れた街に報告に行くんだが、馬が一頭殺されたらしく、一人しか行けないらしい、それでバストがいくってことになった。
「シント〜昼ごはんよ〜」
おっもう昼か、
「わかったすぐ行くよ!」
ダンダンダン階段を降りるとテーブルにご飯が並べられてた。
「うまそ〜」
「へへ、どうかな?がんばったんだ!」
元気に自慢するアリス、、マジかわいい!!
「もういただいていいか?」
「うん!たくさん食べて!」
めっちゃうまかった。
なんか魚の揚げ物も、緑のスープも赤く甘いシャキシャキなサラダも全部美味かった。
、、、異世界最高じゃね?
そっから釣りいったり山菜採取にいったりしたが、特に問題はなかった。
問題は夜におきた。
俺を助けてくれたときに寝かせていたのは、父のベットなんだが、あれ、おれを寝かせてたせいで外に干してたんだ。
それに黒狼の牙(笑)の血を浴びていまは使えない。
昨日は俺とバストは床で寝たんだが、今日もそうすると伝えるとアリスが起こり始めた。
「だぁ〜め!!シントは怪我してるわけだし、ベットで寝て!!」
「いやけど悪いって俺の怪我も、もう治りかけだからさ」
「ダメって言ったらダメなの!」
こんなこと言い合ってたら拉致があかないのでアリスの提案で一緒に寝ることにした。
十六か、十七に見える子が駄々をこねてるところを思い出してついにやけてしまう。
いやっ!可愛すぎてるんだよ!!
「好きだ。」
つい呟いてしまった。まぁアリスはもう寝て
「私もよ」
なかったですね〜。
「あの、初めて会ったときからかっこいいなぁ〜とは思ってたんだけど、昨日の事件から好きだと確信した、、、あなたが好き!」
「俺も君が好きだ!アリス」
そっとキスをした。つくかつかないかのキスだ。
「あの」
「ん?」
「初めてだから優しくしてね?」
「ふぁ!?」
まさか、まさかなのか!?
「おれも、同じだよ」
この夜はすごく楽しんだ。
明日の朝早起きしてバストが帰ってくる前にシーツを洗い、風呂に入ったのはゆうまでもない。
常識はずれな異世界転移!! 〜死因はとても恥ずかしい!?~ @takara6132
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