第6話四天王が一人!!フラグですね、わかります。

砂けむりが徐々にはれていく。


「ちくしょう!!!」


立っていたのはピエロだった。

ブシャァァァアア!!

ピエロが血を吹いて倒れた。

「は?」

バストの気の抜けた声が響いた。







「立ってたのがピルークだったから心配したぞ」

バストが泥だらけの顔で話しかけて来た。

どうやらピエロはピルークというらしい。

「あー、ピエロがこうくるだろ?それを避けつつ剣を拾って切りつけたんだよ。」

「ん?ようわからんが、よかった、よかった。」


な!俺の渾身の説明がわからんだと!?


「だが、危なかったな。」

「ああ、」

正直最初のピルークの剣を避けれたのは奇跡だしそこに剣が落ちてたのも偶然だ。

しかも剣って予想よりずっと重かった。

多分転移する前の俺では持てなかった。

そのぐらい危なかったのだ。


「ん?キャァァァア!!」

バストと急いで振り向くとアリスが腰をぬかしていた。

アリスの股から湯気が立っていたのは見て見ぬフリをしよう


「アリスたん!!」

バストが走っていった

「ごめんね?怖い思いさせて、あれ?お漏らししちゃったの?早くきがえよっか。」

バストがすごい勢いで地雷を踏んだ。


ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

「ア、アリスたん?」

バチィィインン!!!

今日で一番すごい攻撃がバストを襲った。



「ね、ねぇ」

あれから10分くらいたっただろうか、アリスが話しかけてきた。

「ん?」

「私のその、、、よね?」

「ん?」


「だ、だ、から、私のお漏らし、ゴニョゴニョ」

「ん?お漏らしがどうした?」

わざと分からないフリをした。

バストの二の舞になる気はない。


「、、、なんか見た?」

「な、なにも、、」



「、、ならいいわ」


ぐぅぅぅうう!!

誰だろう、俺である。


「クスッ、クスクス、これを片付けたらご飯にしましょうね?」

お恥ずかしい。


そんなこんなで黒狼の牙(笑)事件は終わった。

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