前世と今世が交差する、恋
- ★★★ Excellent!!!
理沙には、前世の記憶があった。
恋も最期も、意思でさえ理沙のなかに灯る、前世の自分、「まゆこ」。
そして、「まゆこ」の愛した「誠一」が今、転生して近くにーー、近すぎる距離にいる。
「まゆこ」と「誠一」を繋ぐものは、一冊のノートだった。
***
うまく言葉にできません。
短編小説だけれど、とても濃い。
読後には、喪失感と充実感が入り交じります。
何度でも読みたくなります。読むたびに何かを掴めるようで、掴みきれない何かがまだあります。
本当に出会えて良かったです。
ありがとうございました。