異世界の構造
ようやくおっさんは僕の知りたい情報を話し始めた。
まず、ここは炎のエリアであること。
そして、水・氷のエリア、風・木のエリア、地のエリアの合計4つがあり、それぞれに人間が転生されていること。
「………」
1年に1回、中心部が開放され、勝った一チームだけが、現実世界に戻れるということであった。
それで炎のエリアに転生された僕は炎の魔法が使えたのか。
「じゃあ炎以外の魔法は使えないのか?」
ああ恐らくとおっさんは頷いた。
「そうなると水のエリアの奴らには不利じゃないか?」
よくあるアプリの得手不得手の関係性をイメージする。
他にそれに効くタイプの魔法が使えたり、人がいればいいが、それもない。
「俺はな。でもお前は違うはずだ」
どういう事なのか、まだ理解できない。
「同じ炎でも黒の割合が高いほど水にもダメージがいくんだ、そこまで真っ黒なのはみたことないが、効くはずだ」
あまり理解出来ていないが、真赤な炎を出すおっさんは水にそのまんま弱くて、でも黒い炎の僕は水にもダメージが通るという事らしい。
その他にも赤と黒が混ざった色の人もいたらしく、黒色が50%ならダメージ軽減率も50%といった具合らしい。
それならそもそも僕に炎の「ほ」の字も無さそうだが、実際目にしたから炎系は間違いなさそうだ。
ダークネスト Treet @treet
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