おばあちゃん襲来、そして幻のシチューは完成するのか……!?

ネタ切れとは無縁の驚異的持久力で驀進中の秋立シリーズ、こちらの読書スピードが全く追いついておりませんが、お盆の時期に半年遅れのレビューであります。

ヒロインのおばあちゃん登場で、物語がどう転がっていくのか楽しみに読み進めました。おばあちゃんに気を遣いつつも基本マイペースな面々なので、劇的な化学反応というよりは日常のさりげない気づきにほっこりする感じですね。各々の人柄が自然に創り上げていく穏やかなストーリー。
そんな中、ヒロインが探し求めていた味の核心に迫るシーンは「うわーなるほど!」と思わず膝を打ち、最終話に至っては「うわー! え? うわー!!」の連続でした。そうなんです、どこに潜んでいるか判らない巧妙な仕掛けにすっかり呑み込まれるこの快感!

相変わらず、さすがです。

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