舐めてるオトコと舐めてない男

非リア充兼復讐の鬼

第1話

大人の事情で美形に生まれる。オメガやアルファの男達が子作りや恋、仕事や息抜きをしながら暮らしている世界、チソコは現代日本のような世界。








…アルファの男とヤッて子供産む度に1000万円貰えるなんて…。

教師やオメガの美男子学生達の姿がある室内。そこで自分にアルファと子作りをする義務がある事を知った美青年、アオトはその顔を綻ばせた。

オメガに生まれて良かったー。

少子化問題や少子化対策室、学校や刑務所がある世界に十数年前、生まれたアオトは様々なモノ事を舐めている童貞。天涯孤独で就労意欲がないアオトは中肉中背のメガネ男子。青空のような瞳と白魚のような肌の持ち主で発情期前のアオトは大金欲しさで後日、少子化対策室がある役所に足を運んだ。

職員や何かの手続きをする為訪れた人々の姿がある。そこでアオトは窓口にいた人に挨拶をし要件を伝えた。

「解りました少々お待ちください」

職員はそう言うと近くにある電話の受話器に手を伸ばした。

それからアオトはどこかに電話をし始めた職員に別館にある少子化対策室に行くよう言われ少子化対策室に向かった。


少子化、少子化、少子化、あっここか。

人がいない窓口がある室内。そこでアオトはスミマセ~ンと言う言葉を発した。

その時、用を足しにトイレに行っていた職員は「小便くらいゆっくりしてぇなぁ」と言う言葉を発した。

人手不足ゆえにトイレでゆっくり出来ない職員はボヤきながら足早に持ち場に戻り始めた。

時折アルファの男に妊娠させられているオメガの男の感声が漏れ聞こえる。窓や少子化対策室のドアがある通路。そこで職員は刹那、廊下で固まっているアオトの姿を目にした。

しまった…。

妊娠させられる時、悲鳴のような声を出すオメガの声を聞き怖じ気づいたオメガが義務を果たす事を嫌がり面倒くさい事になった過去がある職員はため息をついた。

少し前、尿意を感じトイレを探し歩き始めたアオトは暗い廊下を歩いていた。

少子化対策室1と言う文字が読み取れるプレートがある扉。まるで中にいる人が外に逃げれないようにする為つけられたような鉄格子のある窓。

ホラー小説に出てきそうなそこでアオトは刹那ヒッと言う人の声を耳にし視線を移した。

その時、少子化対策室の中で強制妊娠刑に処されていたオメガの美青年がその口を開いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

舐めてるオトコと舐めてない男 非リア充兼復讐の鬼 @monokakinohasikure

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ