私の壊れた世界
Iris
終わらない関係
私「いいかげんに「あれ」片付けてくれる?いつまでおいとくのよ?」
米倉「ん?あれって?」
私「部屋の南においてあるガラクタに決まってるでしょ」
米倉「お~あれか、あれは大事なんだよ、あれがないと秩序が乱れる・・・世界平和」
私「はぁ?頭おかしいんじゃないの?あれのおかげで私の生活の秩序が乱れているのだけれど・・・私とあなたの平和のために、とっとと処分しなさいよ」
米倉「ははは、おだやかではないね・・・時が来たらね」
私「またそれでごまかすつもり?どうせ使うことなんてないんでしょ、まったく・・・」
米倉「・・・そういえば、通りの向こうの北沢さんまた騒いでるんだって?」
私「話そらしたつもりでしょ?」
米倉「・・・」
私「まあいいわ、また、一人で騒いだり窓から物投げたりして・・・気でも狂れてるんじゃないの?通行人に当たったらどうするつもりかしら」
米倉「まあな・・・何かあってからじゃないと誰もうごけないしな・・・」
私「あ、いいじゃないの、あのガラクタを役に立てられるじゃない」
米倉「ムリいうなよ」
私「何がむりよ自分が第一優先とか言ってなかった?やられる前にやるのよ、武士道っぽくていいじゃない、口だけじゃないってところを見せるいいチャンスよ」
米倉「さりげにひどいことをいってないか?」
私「そんなことはないわ、前向きに取りなさいよ」
米倉「だとしても、ムリだよ」
私「まったく、情けないわね・・・誰か間違えてミサイルでも打ち込んでくれないかしら・・・」
米倉「また、物騒なことを・・・ところでさ」
私「お金ならないわよ、いったいいくら貸してると思ってるのよ」
米倉「そう言わないでさ・・・」
私「まったく、私のお金の使い方が悪いとかよく言えたものね」
米倉「・・・」
私「・・・あ、もうこんな時間、このあと予定があるからもう行くわ」
米倉「なに予定って?」
私「・・・束縛されるの嫌いなんだけど・・・露木さんと合うの」
米倉「はぁ?あいつと仲いいのか?」
私「なにそれ?嫉妬?やめてくれる」
米倉「いや、でもさ」
私「べつに、何もないわよ、少し話をするだけ・・・じゃあね」
米倉「・・・」
私(あぁ・・・どいつもこいつもめんどくさい・・・こんな世界滅べばいい・・・)
私の壊れた世界 Iris @Iris-8800
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