1-4
不遜な態度でそう言い放った六葉は、ガラスケースへと向けて一歩踏み出した。しかし登録された公爵と近従以外の人間に反応したのか、周囲のRUNAが彼めがけて一斉に襲いかかる。RUNAの防犯率に絶対の自信を持っていた公爵は勝ち誇ったような笑みを浮かべるが、次の瞬間には彼の視界はひどく殺風景なものへと変化していた。
隣に、一歩後ろに。四方問わず六葉へと群がっていたRUNAの残骸が、公爵の足元へと降ってくる。それを見て初めて、RUNAの隙間から見えるものがナイフの煌きであったと気付く。
眉間に突き立てたナイフを右に打ち払った彼の手により、数体のRUNAが頭部を失う。飛び交う火花の嵐の中、六葉の瞳が光を吸収したかのように一際輝きを増したように見えた。
(ありえん……そんな馬鹿な……!)
RUNAが崩れ落ちる。その上を踏み越えて、別のRUNA目掛けて柄を叩きつける。振り向きざまに薙ぎ払われたナイフは正確に核を狙い、背後に迫っていたRUNAは一瞬にして人形と化した。跳躍したかと思えばRUNAの体が地に沈み、腕を動かせば公爵の横を人形が掠めていく。
あっという間に全てのRUNAを機能停止させた六葉は、人形の山の上でうっそうと笑った。
「次は、Aシリーズ以外を使用されることをおすすめしますよ」
湧き上がる火花を位にも介さずに公爵の横を通り抜ける。恐怖に体を支配されて身動きの取れない彼を横目に、六葉はケースへと手をかけた。
よほどRUNAを過信していたのか、ガラスケースはいともたやすく開く。拍子抜けしたような表情を浮かべた六葉は、ガラスを隔てることなく間近で目にしたルビー・ブラッドを前にして一瞬目を細めた。
「おや、これは――」
意外そうに瞑目した彼が声を上げるのと同時に、それを遮るかのような乾いた音が響く。破裂音というには可愛らしいその音に、一体何だと杏は辺りを見回した。
目に付いたのは、公爵の側に控えていた青年の姿。こちらに背を向けていて表情までは伺えないが、彼の左手付近から立ち上る一筋の煙に、杏は目を見開いた。
「そこにある石が本物だと、誰が言いましたか?」
ひどく冷静な言葉と共に下ろされた左手に握られていたのは、六葉の言葉を遮ったものの正体である小さな拳銃。つい先程まで目に見えて動揺していたというのに、今はその瞳に感情が全く浮かばない、冷酷な瞳の青年がそこにいた。
「――ガバメント。デトニクス・コンバットマスター……かな」
ガラスケースの横に崩れ落ちた六葉の姿を静かに見つめた六花は、取り乱す様子もなく静かに青年の手にした拳銃を観察した。デトニクス・コンバットマスターとは小型ガバメントの一種で、その軽量さから、隠し持つにはうってつけの銃であるため隣国では警備隊に正式採用されている代物だ。
先ほどの蒼白さは、おそらく彼らを欺くための演技だったのであろう。青年はコツコツと靴音を響かせ、心臓部を打ち抜かれた六葉へと近寄った。力の抜けた指からそっとルビー・ブラッドによく似た宝石を抜き取り、青年はおかしそうにその眦を歪めた。
「すまないね……私には子供を手にかける趣味はないのですが、こればかりは仕方がない」
先程とは一転した状況に、杏の表情がひきつる。六葉の人の心を突き刺すような瞳とは違い、明らかなる殺意を向けられている今の状況に彼女の心が追い詰められる。
青年が、意表を突かれて動揺したのは確かなのだろう。しかしそこからの持ち直しの速さと機転の利いた行動が、六葉の隙を突くことができた。それだけのことである。
「君達が本当にパンドラの人間なのかはさておき、この少年を殺すのは少し惜しかったかな」
倒れている六葉に視線を投げかけ、仮に生かしておいた時の使い道を考えて青年は少し笑った。
身体能力が高く、頭も切れる。そして何よりずば抜けて秀でたその容姿。社交界において、様々な意味でここまで有用な人間などいないだろう。そんな仮定の話を考えるほど余裕に満ちた彼の姿は、杏の目には醜悪なものとして映る。この男が母を手にかけた張本人なのだと察せられるほどに、狂気的なその瞳。
「この人殺し!母様もあんたが……!」
「……さあ、どうだったかな」
嫌悪に染められた杏の言葉に、青年が振り向いた。ひどく冷淡な顔の彼はその手に握られた銃口を持ち上げた。向けられた殺意に杏は怯えたように半歩下がり、半ば無意識のうちに六花の服を握っていた。そんな杏の心情など意に介さない六花は、口の隙間から空気が漏れたような小さな笑いをこぼす。
「お前に六葉を殺せるわけがないだろう」
六花の言葉に訝しげな表情を浮かべた青年は、次の瞬間には地面に倒れ伏すこととなる。脳を揺さぶるほどの衝撃を受けて倒れた青年が見たのは、とても均整のとれた長い脚が静かに地面に下ろされるところ。
撃たれたとは思えないほど涼しい顔をした六葉が、彼を見下ろして笑っていた。
「大した演技力でした」
落ちてしまった髪をさらりと耳にかけ、六葉は笑う。
青年の手から拳銃を抜き取った彼はしげしげとそれを眺めた後、軽い動作でそれを放り投げた。それは丁度杏の腕の中へと落ち、彼女はそれを反射的に受け止めてしまう。
「えっ……え?」
「持ってるといいよ」
悔しげに見上げる青年の肩を踏みつけながら、六葉はあくまでも余裕の態度を崩さない。
なぜ平然としているのか、もしや当たらなかったのか。疑問が脳内を駆け巡る青年の目の前に、六葉の服の隙間から小さな金属の塊がするりと落ちてきた。先端がややひしゃげたその塊は、青年自身も非常に見慣れたものであった。
それは、彼の愛銃デトニクス・コンバットマスターに装填されていた銃弾なのだから。
「なっ……!」
驚愕に目を見開く青年を見据え、六葉はわざとらしく心臓部に穴の開いた上着を翻す。
「結構痛かったんですよ?これでも」
そう言い残して離れる六葉の背中をみて、青年の瞳は恐怖に染まる。
背中の銃創部――わずかに焦げた服の隙間から見えた六葉の背中には傷一つなく、白磁の肌が垣間見えるだけ。着弾はしていたが、貫通どころか火傷の一つも負ってはいなかったのだ。
「お前、まさか……!」
余裕の笑みを浮かべながら公爵に近づいた六葉は、その顔面の悲壮さに思わず眉を寄せた。三年前の殺人に対し、未だに恐怖すら感じていた公爵にとって、たった今ここで起こった事はインパクトが強すぎたのだろう。目の前で人が撃たれ、殺された筈の男が笑いながらこちらに近づいてくる――小心者の彼にとっては失神ものだろう。
「ああ……ここにありましたか」
囁くように公爵へと言葉を吹き込んだ六葉は、彼の上等な外套の内側へと手を差し込んだ。服一枚隔てただけの距離が、心臓を鷲掴みにされているような錯覚に陥れる。
するりと内ポケットから六葉が抜き取ったのは、ガラスケースに飾られていたものよりも簡素に飾り立てられた小さな首飾り。
レプリカであった物よりも赤黒く透き通るような光を放つそれは、まさしくルビー・ブラッドそのもの。
「旦那様そいつから離れてください!そいつ……それは!」
六葉の行動を呆然と見ている公爵に向けて、頭部を蹴り飛ばされた衝撃で思うように動かない体を必死に動かしながら青年は声を張り上げる。
「それは――RUNAです!」
愕然とする公爵の姿を、宝石のように透き通った瞳が映す。青年自身も、目の前の少年がRUNAだなんて、冗談もいいところだと思う。しかしRUNAでなければ、目の前の悪夢の全てが説明できないのだ。
随一の瞬発力を誇る工業型AシリーズのRUNA以上の身体能力を有し、厳重なセキュリティをこちらに気付かせる間もなく破壊する頭脳を余すことなく活用できる知性。
そして何より、サーモグラフィを搭載しているモデルに気付かれずにここまで突破できる異常性。
「RUNA……だって?」
呆然と目を見開く公爵に向けて、六葉は心外だとでも言うように顕著に嫌悪の表情を浮かべる。
「RUNAだなんて失礼な……まあ、当たらずも遠からずと言った所ですかね」
「一緒にされるのは非常に不愉快だがな」
ルビー・ブラッドが今度こそ本物だと確認した六葉は、入口付近で待機していた六花の方へと歩を進めた。穴の開いてしまった彼の上着を剥ぎ取りながら六花はため息をこぼし、代わりに自分の上着を着せる。
「……Lemles」
六葉の口から紡がれた聞き覚えのない単語に、青年は意味がわからないとでも言うように間の抜けた声を放つ。一体何の事だと彼は内心首を傾げるが、ふと視線を向けた先にいた公爵の表情を見て彼の表情も凍りついた。
顔面は蒼白となり、止めどなく流れる冷や汗に限界まで見開かれた瞳。恐怖という概念すらも通り越している彼の表情は、見ている人間までも不安が襲うほどだ。
「Lemles……まさか、そんなことが」
「おや、ご存知で」
「嘘だ、冗談を言うな!あれはとっくに……」
矢継ぎ早に言い立てる公爵の表情は鬼気迫るものがあり、青年には何が彼をそんなに逼迫させているのかが理解できない。たしかにRUNAとしては驚異的なスペックを有してはいるが、元来公爵が小心者だったということを差し引いても、その怯えようははっきり言って異様なものだ。いくつもの疑問が浮かんだ青年は、答えを求めて二人の方を仰ぎ見る。
六葉はただ笑い、六花は黙って背を向けた。扉が閉まる瞬間に聴こえてきた声はRUNAの放つどんな言葉よりも美しく、紛い物めいた振動が耳殻を震わせた。
「自立思考型半永久可動式模造人造人間――通称Lemles……なんて事はない、何十年も前にスクラップにされた過去の遺物ですよ」
――『Lemres』とは、元々RUNAよりも遥かに先に開発・研究されていたアンドロイドの総称を指す。
誰よりも美しく、誰よりも賢く、何よりも強く。常に成長を続ける知能を備えた半永久機関。その理念のもと長い間研究が続けられ、数多の試作と失敗作を量産しながらも作り上げられた“最高傑作”と呼ぶに相応しい人造人間――それが六葉と六花を含む六体の人間。
学問、芸術、スポーツ、あらゆる能力に特化した一級種・万能型試作零壱号『六葉』、万能型の情報統制および補助を行う準一級種・準万能型試作零弐号『六花』。それが二体につけられた名前だった。
「そんな物があったなんて……」
「お前は知らなくて当然だ。なにせ、とっくの昔に“無かったこと”にされている」
冷静な声音のまま言葉を紡ぐ六花の手が、眼前に迫った男の腹部を殴打する。
気を取り直した青年の手によって打ち鳴らされた警報で召集された傭兵たちは、侵入者を捕まえんと次々と剣を振るう。
「無かったこと……?」
杏の目の前で、六葉に腕をひねり上げられた傭兵の悲鳴が上がる。
屈強な体つきの男が振り下ろす剣は六葉の振りかぶった踵によりへし折られ、空中を切り裂いて壁へと突き刺さる。微笑みを浮かべたまま傭兵を地に伏した彼は、後ろをついて走る彼女へと振り向いて口を開いた。
「――誰にも造れなかったんですよ」
失敗を繰り返し、一人の天才により完成にまでこぎつけたLemresだったが、それは後に大事件を引き起こし、開発に携わった主要研究者達は命を落とすこととなる。
天才によって作られたLemresはそれ以降開発に成功することなく、苦肉の策として作られたのがLemresの模造品『RUNA』であった。
「俺たちを含むLemresは、博士がいなければ完成しない。いつオーバーロードするかわからない代物を、欲しがる人間なんていないでしょう」
入り口付近で待機していた傭兵の合間をすり抜け、彼らに振り向く隙も与えずその腕を捻り上げる。六葉は男を掴んだ腕を勢いよく振りかぶり、たった今走り抜けた回廊の奥へと投げ飛ばした。
「もっと早く走れ!」
「無理よ!」
六葉の少し後ろを走っていた六花は、さらに後方を走る杏に向けて苛立ったような口調を投げかける。全てにおいて優れた彼らと違い、生身の人間である杏にとっては姿を見失わないようついていくのが精一杯だったのだが、彼らにとっては違ったようだ。
よほど焦れたのか、六花が門扉を開く瞬間を見計らい、六葉の手によって杏の体が放り投げられる。彼女と六葉が外に出たのを確認した六花が扉を閉めた瞬間に、通常よりも更に堅牢に書き換えられたセキュリティが作動する音が響いた。
彼らが作業する傍らで、受け止める気が毛頭ない六花の隣に落ちた杏は、体中に走る痛みに耐えながら体を起こす。すぐ前に伸びる足が視界に入り込み、つられて顔を上げた先ではひどく整った顔の男がこちらを見ている。
「つまらない昔話だったでしょう?」
扉のロックを六花に任せ、杏を見下ろす六葉の顔はなんの感情も映していない。彼女は驚くことなく、言葉を失ったままただただ彼の姿を眺めていた。
現代においてハイスペックと称されるRUNAに対し、まさにオーバースペックと言っても良い程の高次な存在が、ほとんど誰にも知られることなくひっそりと息づいていた事にも、不思議と何も感じない。
むしろ不安定だった存在が、ようやく彼女の中で像を結んだといったところだろうか。
「Lemresの存在はスクラップにされたことも含めて、ごく一部の人間にしか知らされていない。ルビー・ブラッドの価値を知っていたあいつなら知っていて当然だろうな」
扉の処理を終えた六花がこちらへと近付いてくる。ころころとルビー・ブラッドを片手で弄びながら放たれた言葉に、杏は契約の時に交わした約束を思い出した。
「ねえ、ルビー・ブラッド見たかったんじゃないの?もういいの?」
「構いません、もう見ましたから」
「ああ。返す」
遠慮がちにかけられる言葉に一瞬の間を置いて言葉を返した六葉は、言葉を返しながら六花に目配せする。無言で頷き返した彼は雑な動作でルビー・ブラッドを杏に向かって放り投げる。
慌てて受け止めた杏が文句を言おうと思って顔を上げた先には六葉と六花の姿はなく、誰もいない静かな街路樹が広がっていた。
念のためにと懐に忍ばせておいた土地の権利書がいつの間にか抜き取られ、杏は呆然とするしかない。まるで夢でも見ていたような心地で、彼女は手中のルビー・ブラッドを握り締めた。
「ただいまー」
「あら、おかえりなさい」
僅かに活気のない声を上げながら扉を開いた六葉に向かって、興味のなさそうな投げやりな言葉が返ってくる。声の主である少女はひたすら爪楊枝を積み重ねており、百本入りと書かれた小さな箱が机の上に散乱していた。
「おかえり。今回の仕事はどうだった?」
「バッチリ。現金で一億てとこだな」
ニコリと笑いながら小切手を見せる六葉に、声をかけた青年は意外そうに目を丸くさせた。
「土地の権利書と言っていなかったか?あの立地だとどう考えても一千万いかないだろう」
「なんか都会での生活にトラウマ持ったらしい貴族のおっさんがいてさ、土地と新しい戸籍と移住以前の情報改竄費含めて一億払ってくれたよ」
二、三個の犯罪を暴露しながら笑う六葉から小切手を受け取った青年は、仕方ないというようにため息をついた。もともとあのような寂れた土地など必要なかったのだから、むしろ十倍以上の値段で売ってきてくれたのなら大助かりだ。彼の詐欺師のような手口に感心しつつ、もう一つの収穫について尋ねた。
「それで、今回のルビー・ブラッドはどうだった?」
「あれは粗悪品にも程があるな。七千万はふっかけすぎだ」
「そうか……」
忌々しそうに吐き捨てた六花に、青年は小切手をしまいながら残念そうに呟く。六花から投げるようにして渡された紙には一人の男の写真とプロフィールが載っており、これが今回のルビー・ブラッドの中身かと青年は呆れた。
「これはひどいな」
「だろ?ルビー・ブラッドの価値も落ちたもんだよ」
無駄手間だったと騒ぐ六葉を宥めながら、青年はプロフィールをライターで燃やす。
ルビー・ブラッドは宝石としての価値もあるが、その真の価値はもっと別のところにある。それは今回彼が持ってきた一枚の紙に集約されるものであり、一般に流通しない所以だ。
その宝石はそもそも鑑賞用ではなく、とある目的の為に作られた研究資料だった。秀でた能力を持つ人間の遺伝子を保存し複製するために作られた小型プラント――それがルビー・ブラッドである。
それは天才と称される人間の血液を採取し、その遺伝子情報を半永久的に保存しながら培養し、クローンを作ることであらゆる分野の発展を目的として作られた。人間が一から人間を作るという狂気にも似た思考に取り憑かれた科学者たちによって作られた、忌まわしき宝石。
そのあまりにも常軌を逸した発想のために一般に知られる事はなかったが、ルビー・ブラッド一つあれば有能な人材が大量に確保できるという誘惑に、当時の為政者を含む上流階級の大部分がその宝石に魅了されていった。今でも「有能な後継者が育たなければルビー・ブラッドで」という発想が色濃く根付いており、元々貴族の出であった杏の母が持っていても何ら不思議のない代物だ。
もっとも、杏子自身はその本来の用途に気付いていなかったようだが。
「ほんと、嫌になる程多くてウンザリだ」
六葉は本来の価値も知らず、能天気に母の形見を取り戻そうとしていた彼女に対して呆れとも取れる笑をこぼした。とても愚かで、とても幸せな彼女にその笑みが届くことはない。
――死体を運ばせるには、うってつけの連中である。そう真しやかに囁かれる便利屋集団が、ネット上に存在していた。
その噂が流れたのは、約数十年前。何年も廃れることなく囁かれ続ける噂は、どれだけ様々な情報が出てい年月が経っていたとしても素性はおろか、容姿も年齢も人数も一切が謎に包まれ続けていた。
彼らとコンタクトを取る方法はただ一つ。内容を書いたメールを“自分のパソコンのデスクトップ”に表示させておくこと。
彼等の総称を、パンドラという。
「ねえ、この間パンドラに依頼したんでしょ?どんな人だったの?」
「それが、やり取りはメールだけ。戻ってきたはいいけど、依頼した品がいきなり郵送されてきたのよ!顔どころか声すら聞いてないのよ、客に対する礼儀がないわ!」
「なんだ……宝石が戻って来たのは良かったけど、少し残念だったね――杏」
一切の情報が隠された彼らの、実際に依頼をこなす姿を見た人間はどうなるのか。その答えすら、誰も知らないという。
題名失効 壬光 @seika00
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