第8話 Never Goin' Back
人生にはどうしてもそれ以外ありえない瞬間がある。
一日何も仕事の無い日を過ごし、気だるい空腹とイベントを求める焦燥感を抱え、
いつものバーのカウンターで、余市のストレートをあおった。
記憶は、テープレコーダーのように、掠れた手触りと、ザラつく違和感を含み、
脳内からダダ漏れのまま、無限に再生されている。
人生の 焦燥感を 再生し 煽る余市の 掠れた味を
夕立が 堰を切った 交差点 そろりと進む 天道虫よ
斑らボケ お前は誰かと 母が問う 貴方の子ですと 喉元が鳴く
僕らが分かり合えないという絶望を。 どろいど @kazdroid
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕らが分かり合えないという絶望を。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます