Epilogue 良い旅、未来の話
こちらは、悠遠列車でございます。
いや……むしろ……。
私は悠遠列車だ。
死んだ人の魂を世界の悠遠の果て(終点)へと運ぶ列車だ。
それぞれの人に、それぞれの旅がある。
長いのも、短いのも、波乱万丈のも、平凡のもある。
でも、終点は一つだけ。
人々の魂が列車に乗り、自分の人生を振り返る時ってどんな気持ちだろう?
満足? 塞ぎ込む? 後悔? 充実?
だが、私には関係の無いことだ。
違うな……他人のストーリーは、結構興味ある。
次、君に会えた時…ああ、遠い未来の話だけど。
君に会えたら、是非君の話を聞かせて欲しい。
「ご乗車ありがとうございます。
悠遠列車はまもなく終点を迎えます。
お忘れ物なさいませんよう、
電車が完全に止まってからお降りください。
最後に、……。」
良い旅を。
《 TURE END 》
悠遠列車 《Ture End ver.》 姫宮 柚 @yuzu_1027
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます