ワールドクロック~世界の終わり~

ハイウェイ

第1話カードと精霊

「くっそー、ここは一体どこだよ!」

 俺は、近藤友樹、ただいま暗い世界に来て攻撃を受けているところだ。何故、攻撃を受けているのかどうして暗い世界に来ているのか全くわからない。

 一ついえるのが、カードを手に入れてからだった。

 そのカードに描かれている絵には、「JOKER」が、描かれ、裏面には、大きく「XIII」と書かれている。これが何の意味をしているのかわからない。とにかく今、言えることは、攻撃を受けている最中であること。そして、元の世界に戻ることである。

 「はぁー、このカードを手にしなければ良かった。しかし、あの声は誰だったんだ。」  そのときだった。カードがいきなり光り出し一面一体が白くなった。

 「急に光り出してなんだ。それに周りが白いし攻撃がやんでる。ここは一体どこだ。」 すると目の前に羽の生えた女の子がいた。

 「ようこそ、異次元世界ワールドクロックへ。私は、妖精のピナ。よろしくね」

 「わーるどくろっく?ようせい?何言っているんだ。ここは一体何なんだ。」

 「そうだね。時間もあまりないし説明は後とりあえず今は、元の世界に戻ろうか。」

 「戻れるのか!元の世界に。」

 「あー戻れるよ。しかし、先にこの戦いを終わらせよう」

 「戦い?そうだ。今、攻撃をされていて逃げていたところだった。どうしたらいいんだ」

 「うん?戦えばいいんだよ。カードの力を使ってね。」

 「カードの力?」

 俺は、何が何だかわからないし混乱していた。この世界が何なのかすらもわからないしどうすればいいのかもわからないのにいきなりカードの力とか謎だらけだった。

 すると白い世界だったのが、再び暗い世界に戻ってきた瞬間、攻撃がこちらに降ってきた。

 「友樹!カードを上にあげて叫んで。アルカナジョーカーって。早くして」

 「はぁー?いきなりかよ。わかった。カードを上にしてアルカナジョーカー!」

 その時だった。カードが光り出し、中から鎧を着ていて剣と盾を持っていた。そして、そいつは、盾で攻撃を塞いだ。そして、そいつは、こう言った。

 「汝、我が名は、アルカナジョーカー。今ここに契約を・・・・」

 アルカナジョーカーという奴は、契約を結ばなければいけないらしいが契約が何なのか分からないままピナが説明をした。

 「契約は、友樹、あんたの血を使い主として認めるもの。そうすることで、カードは、あんたの盾となりほこにもなるわ。さあ契約を交わしなさい。」

 「血って俺の血をか?それでこの場を打破できるのか?嘘だろ。」

 「つべこべ言わず早くしなさい。」

 「わかったよ。血を使えばいいんだろ。」

 俺は、カードに血を垂らした時、俺の手の甲にVIIIと浮かび出てきた。

 「契約が、終わったわ。さぁー反撃の時間よ。」

 それからは、一瞬の出来事であっという間に元の世界に戻っていた。

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