動物達の国のお話。と言っても、明るく楽しい訳じゃない。動物が国を治め、商売をし、家庭を作り生活する世界が、現実味を持って描かれる世界そこに現れた無力で無関係な人間が、とても人間らしく、動きます…続きを読む
主人公の心理描写、また異世界の描写が丁寧で、おいてけぼり感なく読み進めて行くことが出来ました。ところどころ、クスッとしてしまうような表現もあって、著者のユーモアな視点も伺えて、楽しく読めました。…続きを読む
異世界転生モノの醍醐味といえば、主人公が異世界になにを持ち込むかという点ですが、この作品の主人公・飯沼道明(イイヌマミチアキ)が持ち込んだのは、現代日本の思想でした。他の異世界転生作者も扱おうとし…続きを読む
この作品には、古き好きファンタジーの要素と新しいSF的な要素が詰め込まれている。まず、主人公のアトラムの文化風俗を分析的に語る視点。これは古典的なファンタジー、トールキンの「指輪物語」や「ホビッ…続きを読む
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