「魔法使い」は真の「悪魔」と出会う

自分の性癖を凝縮した魔術書こと「エロ本」が見つかり、それが多くの人に知れ渡る――それだけでも十分心に来てしまう出来事ですが、主人公を待ち受けていたのはそれを遥かに凌ぐ、情報媒体ではなく直に体験してしまう「本物」のエロティシズム。
まさに伝承のサキュバスの如く、つい見惚れてしまう美貌と相反する文字通り容赦ないドスケベぶり、そして良くも悪くも恐れを知らないその態度。
家族も学校も何でも巻き込み、異世界よりも過酷で強烈、ラッキーイベント続出大盤振る舞いな学園生活は果たしてどうなってしまうのか……!?

丁寧かつ冷静そうな地の文からも感じられてしまう、ノンストップハイテンションな、言葉通りの「ラブコメディ」。
除夜の鐘でも突き落としきれないほどの煩悩フルコースを、皆さまもぜひご堪能あれ。

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