番外編 前世の二人
その日は雨が降っていた。
耳を澄まさなくとも聞こえてくる雨音が、やけに不気味だと思ったあの夜。
誰かが私の名を呼んだような気がして、私は御簾から渡殿に出る。
ざぁーっと、酷い雨だった。中から外に出たせいか、それはひときわ強く耳を打つ。
ぎらりと何かが光った。けれどそれは一瞬で消え失せる。
雑音ばかりの闇の中、次に私が見つけたのは、おそらく人だろうと思われる黒い輪郭。
「そこに、誰かいるの?」
誰何の声に応えはない。
届いていないだけなのか。
「ねぇ、そこのあなた、なぜそんなところに立っているの? 風邪をひいてしまうわ」
さっきよりも大きな声を意識して、私は雨に濡れるその人に話しかけた。
どうしてだろう。不思議と、恐怖はなかった。こんな真夜中に屋敷の中にいる不審者を、普通なら怖がって然るべきなのに。
「こちらにいらっしゃい。せめて、雨を凌げる場所に」
私の言葉に、影が驚いた気配が伝わってくる。どうやら声は届いたらしい。
その安堵もあってか、私はさらに一歩外に出る。まるで何かに引き寄せられるように、渡殿の簀子縁まで出て行く。
しばらく呆然と動かなかった影は、そこでようやく身動ぎした。
どこか躊躇うように、ゆっくりとこちらへ歩いてくる。
そうして少しずつ露わになったその影は、最近都を騒がせているもののけでもあやかしでもなく、心掻き乱されるほどに美しい青年だった。
「申し訳ございません、一の姫様。まさかこんな夜中に、あなた様が起きているとは思わず」
降りしきる雨など気にせず、男は丁寧に頭を下げる。
そして近づいて分かる、男の異様さ。まるで彼の身体を縁取るように、なぜか仄かに輝くその姿。こんなにもしきりに降っている雨は、男の着ている狩衣を一切濡らすことはない。
そしてそれを当然のように、男は悠然と私を見上げていた。
「一の姫様、どうかなされましたか」
「っ、いえ、そんなことより、早くこちらに上がってきなさい。そのままでは熱を出してしまうわ」
男の幻想的とも言える姿に見惚れていた私に、気遣わしげな声がかけられる。
烏帽子もなく、髪は後ろで一つにまとめただけの、簡素な出で立ち。
この屋敷で暮らす誰とも、男の顔は一致しない。
それでも、私の口は貴族女性としてはふさわしくない提案をしていた。
そもそも成人している私が、御簾から出て殿方に顔を晒していること自体が、大きな失態でもあるだろう。
なのに、心は全くと言っていいほど、その失態を悔やんではいなかった。
「あなた様は、とても心根の優しい姫様なのですね。どこの誰とも知らぬ男の心配まで、してくださる」
「何を言っているの。雨に濡れている人がいたならば、それは当然のことでしょう。とにかく早く、屋根の下へ」
「いいえ、その必要はありません。あなた様もお気づきでしょうが、私は一露たりとも濡れてはおりません。さあ、あなた様のほうこそ、お風邪を召してしまわれないうちにお戻りください。本来なら、そのご尊顔を私程度の人間が拝める方ではないのですから」
「そんなこと……」
「おやすみなさいませ。あなた様の幸せな夢を、お守りいたしましょう」
有無を言わさない笑みで見送られる。それでもどうしてか、名残惜しい気持ちが私の足をこの場に縫い止める。
まだ、離れたくない。この時を逃せば、きっともう、男とはこうして話すことはできなくなる。
するとそのとき、目の前の男が小さく嘆息した音が聞こえてきて。
眉尻の下がったその表情は、仕方ない、と苦笑して私を見つめていた。
「あなた様と、どのような形であれ、お会いできたことをとても嬉しく存じます。ですが、これは儚い夢。夢は、目を覚まさなければいけませんね」
そう言った男が続いて何かを呟いた。
それが耳に入ってくるたび、私の意識はだんだんと遠のいていく。
(待って……まだ、あなたの名前、聞いて、ないのに……)
やがて、私の意識は完全に途切れる。
***
あの雨の夜から、私は女房たちに一度寝たふりをしては、真夜中にまた起きて男の姿を捜していた。
どうしてかずっと、頭の中から離れてくれない一人の男。
降りしきる雨の中に悠然と佇み、淡い光を身にまとうその姿が、脳裏に焼きついて消えてくれない。
男の表情は、暗闇の中にあっても、どこか切なそうだと分かるものだった。
(それとも闇の中にあったからこそ、そう見えたのかしら?)
どちらでも構わない。どちらにしろ、その理由を聞きたかった。聞いて、そんな顔をしないでと、抱きしめてあげたい。
(どうして、会ったばかりの殿方に、こんなことを思うのかしら。それも、おそらく私よりも歳上の方に……)
見上げた満月は煌々と輝いている。
誰かの宿命を背負った星々は、懸命に生きる命の灯火のごとく、鮮やかにきらめいていた。
「私の星は、あの方とはもう、出会わせてはくれないのね……」
知らず苦い笑みが零れる。
あの夜から、すでに
「せめて、もう一度……」
もう一度だけでも、会えないだろうか。
自分の星の運命が、いつか帝に嫁ぐことを定めていても。
いつのまにかこんなにも焦がれている人に、せめてもう一度でいいから、会って話がしたい。声を聞きたい。
名前を、聞いてみたい。
「だって私、あなたの名前を聞きそびれてしまって、ずっと満足に夜も眠れないのよ?」
「………………
「!?」
それはひとり言のつもりで吐いた言葉だった。
けれどそれに応える声が、夜闇の中から突然聞こえてくる。
急いであたりを見渡すけれど、なぜか人の姿は見つけられない。
それでも、この夜風のように涼やかな声は、あの夜から片時も忘れられなかった男の声だ。
「まさよし……それがあなたの名前なのね? では昌義、姿を見せて。どこにいるの?」
「……一の姫様、なぜ、あの日から毎晩、そこに立っておられるのです? まるで、誰かを捜すように」
私の問いには答えず、昌義と名乗った男はそんなことを訊いてくる。
そのとき私ははたと気づいた。
「毎晩って……あなたまさか、本当はずっと近くにいたの?」
「申し訳ございません。ずっと、おそばにおりました。それが私の役目。あなた様をお守りするよう、あなた様のお父君より
「お父様から? ではあなた、もしかしてお父様の言っていた術者なの?」
「はい、一の姫様」
「……ずっと気になっていたのだけど、その呼び方、あまり嬉しくないわ」
「ですが、私には他にあなた様を呼ぶ手段がありませんので」
「ならまず顔を見せなさい。そのとき、教えてあげるわ」
静寂がこの場に落ちる。
あまりにも長いそれに、私の心は一気に不安で塗り潰されていった。まさか私の不用意な発言のせいで、昌義がこの場から立ち去ってしまったのではという、不安。
昌義が姿を現さないのは、きっと私のためなのだろう。今の私はあの夜同様、やはり御簾の表に出てしまっている。
だから、初対面のときから礼儀正しい彼が、私を慮ってくれていることは簡単に予測がついた。
けれど同時に昌義は、こんな私を貴族女性として軽蔑してしまったのかもしれない。
はしたない女だと、呆れて、見限って、だから、この場から立ち去った――?
「昌義……昌義? いなく、なってしまったの……?」
恐る恐る問いかける。声が震えていたことには、残念ながら気づかない。
「いいえ、おそばにおります」
すると今度はすぐに応えがあったその声に、私の中で一気に安堵が広がる。
「もうっ、驚かさないで。またずっと、あなたを待つだけの夜を送らなければならないのかと思ったわ」
「いいえ、私のことなど、あなた様が待つ必要はありません。名をお教えしたのも、これ以上あなた様にこんな真似をさせないためです」
「あら、それは無理よ。名前を知ったのだから、今度はあなたの好きな食べ物が知りたいわ」
「……姫様……」
脱力したような、困惑しているようなため息。
でもそれがなんだか面白くて、私は小さく笑みを零した。
「だから、明日の夜、それを教えて。その次の夜は、昌義の嫌いな食べ物。他にも好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと……。大変、知りたいことがたくさんありすぎて、あなたにはしばらく私の相手をしてもらわなければね」
「では今夜、全てお答えいたしますので……」
「それは嫌よ。一夜に一つの質問だけ、答えてちょうだい。だってそうしないと、あなたは私と会話をしてくれないでしょう?」
「一の姫様は、無自覚に人をたらすのがお得意なのですね」
「……それは褒めているのかしら」
なんだか絶対そんな感じではなさそうで、知らず唇を尖らせる。
すると、今度は昌義のほうから、ふっと息が零れる気配がした。
涼やかな声が、楽しそうに風に乗る。
「ええ、もちろん。褒めていますよ。一の姫様にたらされて、私は嬉しく感じておりますゆえ」
「……本当かしら?」
「疑わないでください。私はあなた様にだけは、決して嘘をつかないと決めています」
「決めているの?」
「はい、一の姫様」
「いつから?」
「もう、だいぶ前からです」
「昌義は、そんな前から私のことを守ってくれていたの?」
「はい、一の姫様」
彼が苦笑したであろうことが、なんとなく伝わってきた。
いったいいつからだろうと、そんな疑問が湧くけれど、それは些細なことだと思い直す。
時間がない。私には、この身が自由になれる時間が、それこそ生まれた瞬間から決まっている。
ならば、もっと彼を知るために、私の限られた時間を使いたい。過去のことではなく、今の彼を知るために。
「ねぇ、昌義」
「はい、一の姫様」
「私のことは、
「……それが何を意味するのか、あなた様はご存知ですか」
「知っているわ。私だってもう子供ではないのよ。自分の運命も、だから、ちゃんと解っているわ。その上で、あなたに伝えたいの。もし……もし、あなたが一緒に、私と報われない道を
これは、私にとって、人生最大の賭けだった。
茨の道を、自分から進んで行く。そしてその道に、昌義をも巻き込もうとしている。
(なんて、酷い女でしょうね、私は)
それでも、心が欲してやまないのだ。不思議と強く惹かれて、もうずっと、昌義のことばかりを考えている。
寝ても、覚めても、脳裏に浮かぶのは、昌義の切なそうに歪むあの表情。
何をしていても、どんなときも、なぜか昌義の声が耳の中に響いて消えてくれない。
またあたりを静寂が包み、私は不安を誤魔化すように、ぎゅっと唇を噛む。
どちらにしろ、答えは明夜だ。
「今夜はもう、おやすみなさい……」
いまだ続く静けさの中、ぽつりと私の声だけが落ちた。
こんなにも1日を長いと感じたのは、初めてのことかもしれない。
今夜、昌義の答えが返ってくる。そう思うだけで、私は心ここに在らずといった昼中を送っていた。
私の世話をしてくれる女房も、そんな私を心配してくれるけれど、どうしても返事は上の空。緊張と、不安とで、私の心は今にも押し潰されてしまいそうだった。
「姫様、姫様。お父君が心配なされて、お見舞いの品をお持ちくださったようですよ。間も無くこちらにいらっしゃるかと」
「お父様が? やだ、もしかして
「いいえ。ですが姫様を愛するがゆえ、姫様の不調にいち早くお気づきになられたのかもしれません」
本気で焦る私に、幼い頃から一緒にいる老齢の女房は、くすくすと笑ってそう言った。
もうっ、と拗ねる私に、伊予は笑いながら「では」と一歩下がってそばに控える。
お父様といえど御簾を隔てなければならないこの身が、どうしても窮屈だと感じた。
そうこう思っているうちに、御簾の向こうに人影ができる。私はお父様がいらっしゃったのだと思って、すぐに頭を下げた。それに倣って伊予も
けれど、そんな私の頭上に落ちたのは、お父様のような威厳溢れるお声ではなく……。
「一の姫様におかれましては、ご気分が優れないとのこと。
「!」
その声は、夜風のように涼やかで、耳に心地よい、間違えるはずもないあの人の声で。
最後は困ったように笑みながら告げられて、私は勢いよく顔を上げた。おっとりしている私の女房は、「あら?」と御簾の向こう側にいるのがお父様でないことに、のんびりと首を傾げている。
「どう、して」
乾いた声が漏れた。意図はしていなかったけれど、小声でそう尋ねたのは正解だったかもしれない。
現に、昌義も小声で返してきた。
「共に、報われない道を歩みましょうと、早くお伝えしたかった。申し訳ございません。どうにも、夜まで待てなかったのです」
眉尻は下がり、力なく微笑むその姿に、無性に抱きつきたい衝動に駆られる。
手を伸ばしても、邪魔な御簾が隔たっていると知りながら。
「それで、わざわざ、昼中に?」
声が震えている。これはきっと、嬉しくて。
それ以外の感情は、見つけても見ないふりをした。
「はい、一の姫様。ですが、やはり夜にしておけばよかったと、今は少し後悔しております」
「どうして?」
「あなたの涙を、今の私では拭って差し上げられない。この喜びを、あなたに触れて伝えられない。せっかくあなた様のお父君に無理をお願いしたというのに、もどかしい思いが募るばかりです」
「まあ。お父様が、よくお許しになったわね」
「こう見えても、それなりに信頼は厚いのですよ。ただ、まあ、その信頼を、私はこれから裏切ることになりますが」
「いいえ。いいえ。裏切らせたのは私よ。だから、あなたは何も悪くないわ。……ありがとう……ありがとう、昌義」
「お礼を言うのは、私のほうです。まさかずっと焦がれていたお方から、諦めなければと思っていてもなかなか諦められなかったお方から、たとえ報われない道だとしても、一緒に歩もうと仰っていただけたのですから。ありがとうございます、姫様」
感極まって、私はこのときにはもう、溢れる涙を伊予に気づかれないよう必死に隠すことしかできなかった。
御簾の向こうから、骨ばった男の人の手が伸びてくる。そこには桜の花が咲いている小ぶりの枝が握られており、私は驚きながらも大切に受け取った。
女房を通さず受け取ったことに、控えていた伊予からは少しだけ咎めるような視線が突き刺さったけれど。それでも彼女は私のお転婆な性格を知っているからか、父の代わりということもあり、口にして咎めることはない。
「よく、咲いているのを見つけたわね」
桜が咲く春の季節は、すでに通り過ぎている。
「木花咲耶姫様に、お願い申し上げたのです。あなた様が好きな花だと、知っておりましたから」
「ふふ、あなた、本当に以前から私を守ってくれていたのね」
「ええ、それはもう――」
その日の夜、私はいつものように寝たふりをしてから、あの人の姿を捜した。
いつもは姿を見つけられず終わる夜は、でも今夜から変わっていく。
簀子縁を乗り出すようにきょろきょろしていた私の許に、どこか焦りを滲ませた昌義が駆け寄ってきた。
「姫様、なんて危ない真似を」
「ああ、昌義。昌義なのよね? やっと何の邪魔もなく、あなたの顔を見られるわ」
簀子縁から、近寄ってきた昌義の頬へと両手を伸ばす。
その私の手を、今度は昌義が覆うように重ねてくれた。
「はい。私も、ようやくあなたに触れられるこのときを、どれほど待ち望んだことでしょう。まさかこんな夢のような日が来るとは、思いもしていませんでした」
「あなた、私のことそんなに想っていてくれたの?」
「ええ。ずっと、どうすればあなたを私のものにできるだろうかと、分不相応に考えるほど」
「そうなの?」
確かめるように尋ねると、昌義は微苦笑しながら頷いた。
「でもあなた、初めて会ったときからずっと、かなり素っ気ない態度だったわ。最近まで、呼んでも応えてはくれなかったじゃない」
だからか、私の声音は少しだけ非難めいていた。
「当然です。そうしなければ、もう戻れないと知っていた。それほどまでに、私の想いは募りに募って、はき場所を求めていましたから」
昌義の手に、ぐっと力がこもる。
「相手が主上でなければ、きっと私は……」
そう言って、彼は途中で口を閉ざしてしまった。
私も彼も、これがいずれ終わりあるものだと解っている。
解っているからこそ、通じ合った今、嬉しさだけではない感情が心のうちを占めている。
「ねぇ、昌義」
「はい、璋子様」
「ふふ、やっと呼んでくれたわね」
「あなた様の名前を呼べる幸せを、しっかりこの心に刻んでおきたいのです」
「では私にも、あなたに名前を呼んでもらえる幸せを、しっかりと残してくれるかしら?」
「もちろんです、璋子様。……願わくは、主上にも、その名を呼ばせないでいただけると嬉しいのですが……」
「あら、いいわね、それ。分かったわ」
「……え?」
おそらく本人も叶わないと思いつつ吐露した願いを、私は名案だとばかりに頷いた。
だからか、昌義の瞳が大きく見開かれている。今まで散々待たされていたので、少しだけ、してやったりと、そんな気持ちになった。
「叶えてあげるわ、あなたのその願い。帝にも、誰にも、決して私の名前は呼ばせない。私の名を呼んでいいのは、あなただけよ、昌義」
しばらく呆気に取られていた昌義が、やがて我に返ったと思ったら、軽々と簀子縁を乗り越えてくる。
今度は私のほうが驚いて呆然としていると、そんな私の体を、昌義が子供みたいにぎゅうっときつく抱きしめてきた。
「たとえ、それが嘘だとしても。そのお言葉だけで、私は生きていけそうです」
まるで、今にも泣いてしまいそうな声で。
「……酷いわ。嘘なんかではないのに」
「はい……はい、信じております、璋子様」
やがて、夢に終焉が訪れ。
私と昌義が離れ離れになったあとも、私がこの約束を違えることは決してなかった。
そしてあなたもまた、私との約束を、ちゃんと守ってくれたのね。
「湊、湊。チーズ、これチーズです……! なんでこんなものが目の前にあるんですか!」
「だってましろ、次の期末で負けたほうが、勝ったほうの言うことをなんでも聞くって話だったでしょ?」
「だからって! なんでここでいつもと趣向を変えてくるんですか!」
「ん? いつも? もしかして、ましろはいつものお願いのほうがよかった?」
「っ!」
「僕はそれでも構わないけど。じゃあ今日の放課後にでも、そっちのお願いにしようかな。ましろもそっちのほうがいいみたいだし」
「そ、そんなこと言って……」
「じゃあチーズ」
「うわああん言いましたごめんなさい頑張りますううう!」
「頑張るってそんな……なんかえろ……」
「そういう意味で言ってないんですよ湊のバカ!!」
拝啓、来世の私たちへ
また出会ってくれて、ありがとう。
それでも僕は、必ず君を 蓮水 涼 @s-a-k-u
★で称える
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