第2話はじめまして、冒険者(中編)

 山積みにされていた書類死亡通知書を半分ほど片付け終えたときだった。

 これに印を押したら休憩にしようと決めて午前最後の書類に手を伸ばしたとき、「すいません」と、佐藤に声をかける者が現れた。

 印を押そうとした書類をひとまず机の上に裏向きにして置き、声の方へ振り返る。振り向くまでのコンマ数秒の間に先程まで佐藤の顔に出ていた死相は消え、代わりに見るものを安心させる柔和な笑顔が浮かんでいた。

「はい、どうされました?」

 声の主は女――で合っているはず。

 はず、というのもたった今声をかけたときに用いたはずの口がついているはずの顔には無骨な兜が被られており、首から下も体のラインが一切知ることができないほど重装甲な鎧が纏われている。

 左手には甲冑に――接続部分ジョイントが付いているだろう――身の丈の半分はありそうな盾が装備されており、背中には使い込まれた長剣ロングソードを帯剣させていた。

「任務でしょうか? でしたらあちらのボードを見て頂いた方が――」

 早いですよ、と言おうとするとその重騎士は「あの……」と遮った。

「あぁ、更新の方でしたか? でしたらこちらの方に必要事項を記入して――」

「あの!」

 自分の声が聞こえていないと判断したのだろう。重騎士は兜の前面部を上げ自分の素顔を見せた。

 兜の下に隠れていたのは、予想よりも遥かに若い少女の顔だった。

 考えうる限り年齢を高く考えてみたが、それでも佐藤の年齢を上回ることはない。年は十代ほど、普通ならば高校にでも通っている年齢だろう。顔立ちも整っており、兜の下に隠しておくのが勿体無いほどだ。

 自分よりも若い女性が来たことに驚いたのか、兜の下に隠されていた素顔が予想の何倍も上を行くほどの顔立ちをしていたからなのか、それとも単純な若さへの嫉妬なのか――。

 理由は定かではないが、佐藤はしばらく引きつった笑いを浮かべたままで止まってしまっていた。

「……登録、を。お願いしたいんですけど」

 尻すぼみをしながら少女はそう言った。

「……はい?」

「ですから登録を……」

「えぇと……。新規の登録ということでお間違いはないでしょうか?」

 少女はようやく分かってくれたのが嬉しかったのかコクコクと何度も首を縦に振った。フル装備でそんなことをすると首を痛めるのは明確なのだが、少女はそんなことは気にもしていない様子だった。

 明らかに不自然。

 新規の登録者ならばこんな装備を最初から所持していない。というかそもそも現代では彼女のような装備を

 確かに簡単な防具などはギルド経由で買うことはできるが、一番安い革鎧レザーアーマーでさえかなりの値が張る。とてもではないが一介の女子高生が帰るようなものではない。

 それにわざわざ現代で装備を買うならば鎧や剣などという時代錯誤なものは揃える必要ななく、それだけものを買うくらいなら国から直接販売している重火器を買ったほうが金銭的にも、威力的にもあらゆる面で効率がいい。

 決して剣などの古典装備が悪いというわけではない。

 現に活躍している冒険者の多くは剣や弓といった装備を使用している者がほとんだ。しかしそれは、その装備に特殊な効果を付加エンチャントできる手段を持っているからである。

 付加された武器の威力は絶大だ。それこそ新人が使う自動小銃など比較にならないほどに。何も知らない新人が運良くその装備を得ることが出来ても、差別なく公平に敵を殺すことができるくらいには。

 では何か問題なのか。

 単純な話である。

 戦う際に

 敵との距離が近いということはこちらの攻撃も当たりやすいが、逆を言えば相手の攻撃も当たるということ。

 弓を使えばその問題を解消できるが、技量不足によりこちらの攻撃が当たらないという別の問題が出てきてしまう。

 その点において自動小銃や手榴弾、地雷といった人類の『殺すため』だけに作られた軍事兵器は新人にとってまさに理想とも言える装備なのだ。

 敵に接近することはなく攻撃することができ、威力も保証されている。もちろん当てるようになるにはそれなりに訓練や経験も必要だが、弓を当てることができるようになるよりかは早い段階で身につけることができる。

 そうして倒した敵から経験を得て、報酬を獲得する。その報酬から更に優れた装備を整えていき、最終的には剣や弓などに落ち着くのだ。

 中にはどこから拾ってきたのか分からない剣と鎧を装備して冒険に出た新人が、そのまま活躍し続けるという例もあるにはあるが、そんな才能や運を持つ人間はほんの一握りだけだ。

 ほとんどは向こうに着いた瞬間に死んでしまう。

 そして今佐藤の目の前にいるこの少女も、決して例外ではなかった。

「……かしこまりました」

 思わず頭を抱えそうになったが何とか我慢し、佐藤は了解の意を伝える。その言葉を待っていたと言わんばかりに少女の目が明るく輝いた。

「ですがその前に幾つかご質問させていただきのですがよろしいですか?」

 佐藤のその言葉に少女の顔は再び暗くなった。

 感情表現が豊かな娘だな、と佐藤は思いながらカウンターの奥から紙とペンを持ってくる。

「ではまず、今装備されている一式。どこで入手したものでしょうか?」

「……それは登録に必要な質問なんですか?」

 少女が明らかに不機嫌そうに答える。佐藤とて登録をさっさと終わらせて元の業務に戻りたいのだが、明らかに訳ありな少女をおいそれと登録するわにはいかない。適当な仕事をして、責任を問われるのは佐藤なのだ。

 こんな面倒な輩が自分がいる受付へ来たことを呪いながら、笑顔は崩さず対応する。

「極稀ですが向こうから装備が流れてくるケースがありまして。それが遺留品でしたらギルドが管理しなければなりませんし、また、向こうで装備を買ってこちらに流し、法外な値段で売りつけるという輩もいる時代でして。冒険者様を犯罪者にしないためにも必要な質問ですので、理解していただければと」

 佐藤の返事が気に障ったのか一瞬少女の顔が険しくなったが、すぐに元の仏頂面へと戻る。やがて少女は溜息を一つ吐くと、質問に答え始めた。

「この鎧や剣は父のものです。父が死んだ際に装備が私の元へ届くよう何か細工をしてあったようで。これはその時に手に入れたものです」

 これで満足だろうという視線を向けるが、佐藤はそんなものは無視しながら事務的に質問を続ける。

「なるほど。お父様の遺品だと。失礼ですが、お父様のお名前をお聞かせ願いますか?」

「……来栖くるすです」

「下のお名前もお願いします」

「……来栖彰くるすあきらです」

「少々お待ち下さい」

 そう短く言うと佐藤はカウンターに設置されている端末を操作し始める。

 彼女の言うことが正しいと裏をとるために、ギルドの登録者ベースから『クルスアキラ』の名を探す。

「…………」

 検索結果に辟易としそうになる。

 該当する冒険者数はざっと見ても一万人ほど。詳しい数を出せば更に多くなるだろう。そして、そのうちの七割が死亡者として扱われていた。

 名無しの死者ネームレスとして処理されていないことを祈りながら、佐藤は更に詳細条件を加えながら検索を続けていく。

「お父様のIDはお知りではないですか? 装備と一緒にドッグタグ――プレートが付いたネックレスのようなものも戻ってきていればそれに書いてあったと思うのですが……」

 端末から目を離さず質問する。この時点で該当者は五千ほどに絞られていた。

「ドッグタグですか……。私の知る限りではそんなものはなかったように思えます」

「でしたら、失礼ですがお父様がいつ亡くなられたか分かりますか? 詳しい時間でなくとも予測で結構ですので」

 我ながら嫌な質問だと、佐藤は自己嫌悪した。しかしこちらとて仕事なのだ。古傷をえぐるような質問だが少しくらい勘弁して欲しかった。

 少女も気分を害したのだろう。露骨に嫌な顔をしたが、仕方なくといった感じで考えはじめてくれた。

 しばらくすると少女は顔を上げ、「多分、一番遅くて二年前だと思います。最後に出たのが、ちょうど今から二年前なので……」と、苦々しく答えた。

「ありがとうございます」

 短く返事をし今の情報を条件に追加する。そのおかげで、ようやく該当者は八百名ほどに絞ることができた。

 佐藤は一旦端末を操作する手を止め、隣りにある電話へ手を伸ばす。監視部へ繋がるダイヤルを押し、出てくれるのを待つ。

 コールが二回ほど鳴ると、受話器の向こうから壮年の男の声が聞こえた。

「お世話になっております。こちら日本異世界探索者選考審査委員会関東支部・受付の佐藤と申します。一つお尋ねしたいことがあるのですが――」

 電話対応をしている佐藤の姿を少女はじっと眺める。その目にはほんの少しの不安が浮かんでいるように見えるが、それを悟らせまいと常に目を釣り上げている。

 しばらくして、用件が済んだのだろう。佐藤は短くお礼を述べると受話器を優しく元に戻した。

「お待たせして申し訳ありません。確かに、登録されていました。来栖彰様。六年前に登録し、今年の九月に亡くなられていますね。……ご冥福をお祈りします」

 最後に事務的な言葉を付け加え、少しだけ少女の様子を見る。

 覚悟していたことではあったはずだが、やはりこう直接伝えられるのは想像以上に精神的な負担が大きかったのだろう。

 少女の瞳から静かに涙が流れた。しかし、声を上げることはなく必死に噛み殺しながら小さく肩を震わせている。顔を伏せているため佐藤からは表情は読み取れなかったが、着ている鎧がカチャカチャと音を立てていることで泣いているということは理解できていた。

「……それで」

 涙は止まったのだろう。顔を上げ、頬に涙の筋を残し、目を腫れさせながら少女は強く佐藤を睨んだ。

「それで、もういいんですよね? この鎧は父のもの。それが分かったんですし早く登録をしてください」

 ――そうしたいのは山々なんですけど。

 全てを投げ出してしまいそうになる衝動をなんとか抑えながら佐藤は応える。

「最後に身元の確認を行わせてください。現在何か身分証になるものはお持ちですか? できるなら顔写真付きのものがいいですが、見たところ学生のようですし学生証などでも構いませんよ」

 徹底的にまでお役所的な態度を崩さない佐藤に対し我慢の限界が来たのだろう。少女は思い切りカウンターを両手で強く叩くと、身を乗り出して佐藤に詰め寄った。

「いい加減にしてよ! 父から貰ったんだから私が娘だってことが普通に考えれば分かることでしょ! なのにイチイチ確認取って無駄な手間を増やして……。登録したいって言ってるんだからさっさとさせてよ!」

 少女の声は、よく通った。

 常に様々な人間の声が飛び交っているはずのギルドは今は波を打ったかのように静まり返り、いる人全ての視線が少女と佐藤に向けられていた。

 よほど頭にきたのか少女は少し息を荒げながら佐藤を睨む。下手に答えればその背中にある剣を抜いて襲いかかりそうな勢いだったが、佐藤は臆することなくただ冷静に対応をした。

「他の方もいらっしゃいますのでお静かにお願いします」

「――――ッ!!」

 怒りの限界を超えて少女の手が背中の剣へと伸びる。抜かれた剣の切っ先は佐藤の目の前と向けられた。

 よく手入れしているのだろう。長年使い込まれたはずの剣は新品同様に刀身が銀色に輝いており、その輝きが剣の切れ味を物語っている。

 ほんの少しでも前に顔を動かせば眉間に突き刺さる距離に剣があるというのに、佐藤は表情を帰ることはなく毅然と少女を見据えていた。

「……以前に貴方と同じような年齢の方がいらっしゃいました。性別は違いましたが、その方も登録を希望されていました」

 剣を他人に向けることが初めてだった少女は、剣を持つ手を震わせながら佐藤の言葉を聞いている。

「私は何の疑問も抱かずに必要な書類を渡し、その書類を本部へと提出しました。程なくして彼は審査に通り晴れて冒険者となり、有頂天になった彼はすぐに任務を受注し、異世界へ向かっていきました。」

 短く息を吸って仕事中ならば絶対にしないような鋭い目つきで少女を睨む。

「その日以降、私は彼の姿を見ていません。当然です、死んだのですから。死亡通知書を彼の家族の元へ送った翌日、親族の方が詰めかけてきました。どうして異世界になんか行かせたのか。どうして冒険者にしたのか。皆さん口々に私を罵りました」

 佐藤は一瞬だけ表情を曇らせる。その目には涙すら浮かんでいた。

「彼はご家族の誰にも打ち明けていなかったのです。言ったら反対されると思ったのでしょう。実際、そうだと思います。私には子供はいませんが大切な誰かが危険な満ちた場所に行きたいなどと言われたら反対するのが普通の反応でしょう」

 少女は静かに剣を下ろす。その顔には怒りはもう浮かんでおらず、代わりに重々しい表情が張り付いている。

「私はもうあんな思いはしたくありません。させたくありません。これは貴方と、貴方の家族と、そして我々ギルドにとって必要な手続きだということをどうかご理解ください」

 佐藤はそこまで言うと深々と頭を下げた。その姿を見た少女は剣を鞘に収めると周囲の野次馬を睨みつけ、再び佐藤へと向き直した。

 野次馬たちも佐藤らへの興味も失せたのか、各々の会話へ戻った。多くは血なまぐさい事態になることを望んでいた者たちだ。少女が思ったよりも早く、冷静だったのがつまらなかったのだろう。

「分かりました。……これでいいですか?」

 そう言うと少女は腰に括り付けてある道具袋ポーチからボロボロになった革製の手帳を取り出し、そこから一枚の写真を取り出し佐藤に渡した。

 写真に映っているのは一人の男と少女。男は鎧を着込んでいるが兜は外しており、素顔が見えている。その顔は満面の笑みであり、隣りにいる少女もまた無垢な笑顔を浮かべていた。

「最後に撮った父との写真です。隣りにいるのが私。画像検索でも何でもしてください。駄目かもしれませんが、手持ちだとそれが一番本人だと証明できるものです……」

 少女の声にはやや諦めが込められていた。剣を向けられてもなお、その態度を崩さなかった佐藤の姿を見てのものだろう。

「……少々お待ち下さい。お預かりします」

 写真を受け取ると、スキャナーを使って端末へと写真を転送する。来栖彰の登録情報を開き、画像の検索を開始する。

 程なくすると、佐藤は写真を少女をへと返した。

 力なく写真を受け取ると、少女は手帳に挟み直し道具袋にしまった。そこに来たときのような活力はなく、今や意気消沈としていた。

「どう、でしたか?」

「結構ですよ。本人と確認できましたので大丈夫です」

「…………え?」

 予想とはまったく異なる答えが返ってきたからなのか、少女は思わず素っ頓狂な声を出す。それは佐藤が見る初めて年相応な声色だった。

「お父様の本人証明写真に同様のものが使われていました。規則で本人以外の方は見ることはできませんが……。いいお父様だったんですね」

 そこでようやく佐藤の表情に笑顔が戻ってきた。

「お手数をおかけして申し訳ありませんでした。確認が終了しましたので、登録作業の方に移らせていただきますね」

 カウンターの奥へと行き、『新規登録者用』と書かれた引き出しから一枚の書類を持ち出し少女の前へと出す。

「こちらの空欄の方にご記入をお願いします。不明な点がございましたら都度質問していただければ結構です。書くものがなければそちらのペンをお使いください」

 カウンターに備え付けられているペンを指し、今日一番の笑顔を少女へ向ける。

 少女は状況の把握が追いついていないのか、終始ぽかんとした表情をしていた。そしてようやく登録にまでたどり着いたことを理解すると、新しいおもちゃを与えられた子供のような表情で必要事項を記入し始めた。

 書き終えると、「できました!」と目を輝かせながら書類を佐藤へと渡す。

 一緒に持ってきた見本と見比べながら必要な箇所に必要な情報が記載されているか確認する。間違いがないことが分かると、最後に印を押した。

「ありがとうございました。本日はこれで終了となります。後日こちらの方で厳重に審査し、結果をお伝えします。郵送になりますが書かれている住所にお送りしてもよろしいですか?」

「はい! 大丈夫です!」

「では、そのようにしますね。審査に受かった場合は担当は私、佐藤になります。連絡は全て私の方からしますのでお時間ある時に番号の登録をお願いします」

 佐藤の仕事用の連絡先が書かれた名刺を差し出すと少女は大事そうに名刺を道具袋にしまった。少女の顔は完全に綻んでおり、まだ審査が控えているということは気にもとめていない様子だった。

「よろしくお願いします――来栖有希くるすあき様」

 少女――来栖有希は「はい!」と、笑顔で返事をすると鎧をガシャガシャと鳴らしながらギルドを後にした。

「はぁ~~~~~~……」

 有希が完全に去ったのを見届けてから深い溜息を吐いて思い切り椅子に腰掛ける。三十分ほどしか経っていないはずのに、疲労は丸一日働いたほど感じていた。

「めっっっっっちゃ怖かった……」

 剣を向けられたときには本当に死を覚悟した。最近の若者はキレやすいとネットやニュースでよく言われていたが、まさかあれほどまでにとは佐藤の予想の域を完全に超えている。

 それでもあれだけ毅然と対応することが出来たのは、佐藤の社会的な立場を守ろうとする心があってのものだった。とはいっても、最後の本人確認は少し――佐藤の中では――手を抜いたのも事実だが。

 仕事用の笑顔を捨て去り再び死んだ魚の眼でしばらく天井を眺めていると、そばを通りかかった後輩に声をかけられた。

「すごかったですね。さっきの人」

「すごいなんてもんじゃないよ。あんなん一歩間違えればただの殺人犯よ」

「でも先輩もすごいですよね」

「何が?」

 怪訝そうな顔して後輩の方へ振り向く。佐藤自身、後輩から言われるようなそんなすごいことをした実感はない。あったのは、とにかくこの場を乗り切ろうという執念だった。

「だって剣が目の前にあるのにあれだけ言えるなんてすごいですよ。それに、ちゃんと覚えてるんですね。過去に来た人のこと」

「……あぁ」

 合点がいく。佐藤は短く乾いた笑いを一つした。

「あれね、嘘だよ。そんな人来たことないし。そもそも学生が受かるわけないし。いくら形だけの審査って言っても高校生、それも女子高生を認証するほど上も頭悪くないかなーって思ってさ、とにかく早く帰ってほしかったから適当言っただけ」

 はははーと、自暴自棄に笑う佐藤の姿を後輩は若干引いた目で見ていた。

 そんな視線を気にすることもなく佐藤は、「さーて続きしよっかな……」と、元の事務作業を再開していた。

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