「風」がやんだ後に遺された少年、パドスの不思議な魅力を放つ物語。

一話が短めで、とても読みやすかったです。パドス君が何者なのか、個人的にとても気になります。
少年を助けたリヌクさんも不思議な存在で、彼の旅の目的などは謎に包まれたままです。
パドス君が敵なのか味方なのかわからないところが魅力的な小説で、何となくダークな雰囲気です。なんだか少しずつ危険が後ろから這い寄ってくるような、言いようのない恐怖が侵食してくるようで、これからどうなるんだろうという感じが、逆にすごく良いと思います。リヌクさん、パドス君との旅がんばれ!

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