クロスオーバーと簡単に言っても、それを実際に行うことは容易ではありません。
絡む作品が増えれば増えるほど、どの作品のどの要素をどのように違和感なく絡ませるかがより困難となっていきます。 特に他者からの借り物である作品の扱いを一度取り違えれば、大きなトラブルの要因にもなりかねません。
(悪い例を列挙すれば、SRWZのガンダムSEEDへの酷すぎるヘイト、SRWKでのオリ主人公をアゲる為の他作品の踏み台化、ACE:Rのようなマクロス過剰贔屓等)
しかしこのクロス集は元の作品をよく読み込んでおきながら、己の文体と世界の中へクロス先の作品を違和感無く溶け込ませており、とても良く読ませてくれます。
これからどの様な作品が参戦し、共に物語を創っていくのか目が離せません。