第13話

「それで、どうします?やはりあの人達を探します?」アクアは屋根裏部屋の秘密基地でマーガレットに聞いた。

「えぇ、もちろん」マーガレットは少しドヤ顔は言った。

「はぁ...」アクアはやっぱりため息をつく。

「手がかりなどはあるんですか?」

「もちろん.....無いわ!」マーガレットは元気よく言った。

「そういうのを考えて決めてください!」アクアはマーガレットに強く言った。

「はーい」マーガレットもアクアが怒っている事に気が付いた。

「.......」二人は黙って考え始めた。

「...ねぇ、変装して村へ言って聞き込みに行ったらどうかしら?」マーガレットはアクアに提案した。

「それいいですね!」アクアもマーガレットの提案に同意した。

「あの村の人達の格好ってこんなんだっけ?」マーガレットは"具現化魔法"を使って村の人達の服を出した。具現化魔法は想像した物を具現化、つまり現実、目の前に出せるのだ。性質も想像した性質と全く一緒に出てくる。ただし物凄く魔力を消費する。

「はい、そんな感じでした。」アクアはマーガレットに魔力回復を使ってマーガレットの魔力を回復しながら言った。

「ありがとう」マーガレットはアクアにお礼をした。

「村の人達の格好で行くんですか?」アクアは少し驚きながら聞いた。

「...ダメ?」マーガレットはアクアがそうたずねると言う事はこの考えはダメだと言われるという事を分かったうえで言った。

「えぇ、もちろん」アクアはため息を着いて言った。

「それじゃあどんな格好で行けばいいの?」マーガレットは分からなくなりアクアに聞いた。

「旅人か、お金を持っていない可哀想な子供たちの格好をすればいいと思います。」アクアは自分達とは真逆の格好をしろとマーガレットに言った。

「...うーん?こんな感じ?」マーガレットはまた具現化魔法で衣装を実現させた。ただ今度は結構ボロボロで、泥が所々に着いている様な衣装を作った。

「はい!そんな感じです!」アクアはまたマーガレットの魔力を回復しながら言った。想像力豊かなマーガレットの具現化魔法が物凄く得意。

「その格好で行きましょう!」アクアは元気よく言った。

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マーガレットとアクアの冒険 マリンクリスタル @MarinKrystal

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