第7話 怖い多数決

私は、多数決が嫌いです。


多数決ほど怖いものはないと思っています。



中学生の頃、教育実習生の先生が来ていたある時間の出来事。

だれも掃除をちゃんとしようとしなくて、注意していた時、周りの子に嫌な事を言われたり、されたりしていた時に、状況を知らない教育実習生の先生が来ました。多数対私一人。

私が一方的に怒られて、悔しくて泣いてしまいました。すると、それまで掃除をやろうとしないで私に罪をなすりつけていた子らが、今度は教育実習生を攻撃したのです。「泣かした~、酷い」

私は、今でもその時のことを恐怖だと思ったことが忘れられません。


間違ったことでも多数決で多かったら、たとえ正しくてもそれを言ったり、行動したりすれば、場が読めない人と言われて嫌な事をされました。


私は、それが悲しくて嫌だったので、そういう場面を見たら、その子の味方になりたいと思っていました。


でも、実際には怖くて何もできなくて落ち込んでいました。ようやく言えるようになっても、多数決にはかなわなくて、悔しくて悔しくて、夜中泣きました。


今も、一生懸命に本当の出来事を話しても、多数決のボスには勝てないです。

そんな自分に、激おこかな。いつか多数決に勝てる様になりたい。




ここでのポイント

例え、多くの人が言っていても、していても、それが正しいとは限らない・・・・・・・。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

愚痴ってやる! 激オコ! トチイ 青 @usagiao

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ