応援コメント

渇望 Ⅲ」への応援コメント

  • 双子の弟の方は放置なのがちょっとかわいそう。会ったこともなくてベッドから起き上がれないなら仕方ないでしょうけど。

    作者からの返信

    実はこの話で1、2を争う可哀そうなキャラがダーシアの双子の弟なのです。それはなぜかといいますと、病弱さに加え、これまでちらっと登場している母上が、毒母としかいいようがないタイプでして……。父上はチキンでクズですし、双子の姉は異母兄のことで頭がいっぱいで、弟にはあまり関心がない(←おい待て)という、本当に素敵な家庭なのです!!!

    さて。異母妹は可愛がっている(意味深)のに、その双子の弟には確かにあまり関わろうとしないエルゼイアルですが、それには面識がない理由がいくつかあります。

    1.実母からは決して貰えない「母性」を無意識に同じ「性別女かつ身内」である妹に求めている(「弟」は女じゃないので……)
    2.王位継承権を持つ異母弟は、いくら病弱とはいえ潜在的な敵だから

    です。この国は七つの部族国家が統合されてできたというのは前の方で触れたとおりなのですが、何の因果か「力こそ全て!」で男尊女卑の傾向が最も強い部族が七王国統一してしまったので、王女は王妃から生まれても継承権がないのに(他の部族の国には女王がいたこともあったのに)、庶子の男児には継承権があるのです。自分で決めておいて理不尽だなあと思うのですが、でも私はもがき苦しむ少年少女が好きなので、自作のキャラには不条理を沢山味わわせたいのです(`・∀・´)

  • >――自分が妹を鍵がかかった部屋の中に閉じこめ、澄んだ瞳から自分以外の全てを隔てたいと望むと同じように、妹にもただ己だけを望んでほしい。

    >妹を、独りでは何もできない女にすれば良いのだ。

    あうー、この歪んだお兄様ならそうなりますわなあ!
    思考は理解できる程度に変態だと自負しているのですが、この甘美で背徳的な表現は自分にはできないなあと、感心しまくっています!

    作者からの返信

    年齢一桁の時点でも歪みまくり! むしろ出生の時点から正道から逸れていたのではないかもしれません。さすが背徳の異母兄妹のお兄ちゃんです!!

    兄上の妹育成計画は今のところ順調に進み、ダーシアは無事に「自分の父親が治める国の名前を忘れる」ようなお姫様になっています❤ 結局犬や熊がどんなものかも分からないままだし、城下の路地裏で遊んでいる五歳児にも余裕で負けるレベルです! でもべろちゅーの仕方は知っている。そんなアンバランスさが、お兄ちゃんにとっては可愛く映るのです。僕の妹は世界で一番かわいい、なんて思っています。

    編集済
  • うっ……エルゼイアル好き……本当に好き……。
    教育の格差、知識・教養の有無が障壁となるというのがすごくツボなので、賤民の娘で政略結婚に使えないから勉強はさせないという酷い境遇に私は萌え盛るのです……。
    そしてそれを憂えつつも父には言わないエルゼイアルも……。父には通じないと分かっていて言いに行ったのも、母のことをちらつかせてきたことで心が動いたのも、本当の本当に……好き……すき……
    「自分だけのもの」って魅力的ですものね……孤独に生きてきたエルゼイアルだからしょうがない……

    作者からの返信

    うふふふふ……。私も王子様が懊悩する展開が好きです。大好物です。

    既に外国語を読み書きできる正嫡の王子と、魚が何かも分からないその異母妹。かなーりヤバい格差が開いておりますね。パパは、子供に関するあれやこれやが面倒くさくて仕方ないので、まるっと放置しています。衣食住を提供してはいるから父親の責任は果たしているのだと思っているのです。完璧なダメ親父です。

    王子様の籠の鳥計画。自分だけに囀る小鳥が欲しくてたまらないのです。だって実の母は少女のまま時を止めていて、乳母はアウトなことをしでかし、最後の頼みの綱たる母の女官は忠義心はあるものの幼子の目の前で人体切断するような女だから。どいつもこいつもママ感ゼロで、縋ろうにも縋れないから……。もう妹に依存するしかないのです……。