〈わ行・英数〉


※解説は間違っている可能性があります。あらかじめ、ご了承ください。


※「ー」は前の文字の母音(例:カーブ→カアブ)として扱っています。




●ワールドシリーズ

 メジャーリーグの優勝チームを決めるシリーズの事。先に4勝した方が優勝なので最大で7戦まで。


※2000年以降の結果はコチラ(↓)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892281927



●ワールドチャンピオン

 ワールドシリーズの覇者の事。



●ワイルドカード(2021年まで)

 メジャーリーグは15チーム×2リーグの30チーム制である。


 各リーグは、さらに「東部地区(東地区)」「中部地区(中地区)」「西部地区(西地区)」の3つに分かれている。それぞれの地区に5チームずつ所属している。


 つまり、メジャーリーグは「AL東」「AL中」「AL西」「NL東」「NL中」「NL西」の6つに分かれている。


 各チームは、まずは「地区優勝」を目指す。地区優勝を果たしたチームは「地区シリーズ(=ディビジョンシリーズ/DS)」に進出決定。


 地区優勝を逃した12チームの中で勝率上位の2チーム(両リーグ合わせると4チーム)が「ワイルドカード」としてポストシーズン進出。


 1試合だけの「地区シリーズ進出決定戦(=ワイルドカードゲーム/WCG)」を行い、この試合に勝った方が地区シリーズに進出出来る。

(1試合だけなので「1(ワン)ゲームプレーオフ」と言う事もある。



●ワイルドカード(2022年)

 2022年はワイルドカードが各リーグ3チームずつに増加。ポストシーズンに進むのは、地区優勝の3チーム+ワイルドカード3チームの6チームずつになる。


 まず、ワイルドカード1位と2位が、ワイルドカード3位と地区優勝チームの中で3位のチームが対戦する。このポストシーズン第1ラウンドは、1試合のみではなく3試合制(2勝した方の勝ち)


 ワイルドカード1位と2位の勝った方は、地区優勝の中で1位(リーグ1位)のチームとの対戦になる。ワイルドカード3位と地区優勝の中で3位のチームの勝った方は、地区優勝の中で2位のチームと対戦。


 地区優勝の中で1位と2位のチームについては2021年までと大きな変化はないが、3位のチームはワイルドカードゲームに相当する試合を行わなくてはならないので、ワイルドカードチームと大差ない状態になる。



●ワイルドピッチ(=暴投)

 キャッチャーが捕れない所に投球する事。



●ワインドアップ(ワインドアップポジション)

「正規の投球姿勢」は「ワインドアップ(ワインドアップポジション)」と「セットポジション(セットアップポジション)」の2つがある。


 ピッチャーは、どちらかの姿勢を選択して投げる事になる。どちらの場合も、軸足はプレート(投手板)に触れさせないといけない。


・ワインドアップ

 体の正面がホームベース側に向くように立つ投球姿勢。軸足じゃない方の足は、プレートの前後左右どこに置いても構わない。


・セットポジション

 体の側面(利き腕じゃない方)がホームベース側に向くように立つ投球姿勢。軸足じゃない方の足は、プレートの前(=ホームベース側)に置かれる。


 一般的に、ランナーがいる際にはセットポジションになる。セットポジションの方がクイックに向いているため、盗塁成功率を下げやすい。


 ランナーがいない時からセットポジションのピッチャーもいる。


 詳しくはコチラ(↓)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884198528/episodes/1177354054886046703



●ワインドアップ(ワインドアップモーション)

 投球時に振りかぶる事。


 ワインドアップポジションで投げるピッチャーが振りかぶるとは限らない。セットポジションで振りかぶるピッチャーもいる。



●若いイニング

 試合の最初の方の事。おおむね、1~3回。



●枠

 ストライクゾーンの事。



●鷲

 東北楽天ゴールデンイーグルスの事。



●『私を野球に連れてって』

 元のタイトルは“Take Me Out to the Ball Game”と言う。メジャーリーグの「セブンスイニングストレッチ(7回のストレッチ)」で歌われている曲で、「the Ball Game」は野球の事なのだが、作詞した人も作曲した人も野球ファンではなかったらしい。球場によって曲の雰囲気が異なる。


 歌詞に「home team」とあるのだが、この部分を自分が応援するチームの名前に変えて歌われている。歌うというか叫ぶ。メジャーリーグの観客はホームチームのファンが8割とかになるので、ホームチームの名前で歌う人が多い。そこにビジターの名前で歌う人が少し混じる感じ。


 オールスターゲームは全チームのファンが観に行くので、全チームの名前が重なる。一度に30チームの名前が重なったら、聖徳太子でも聞き取れないかも。


「セブンスイニングストレッチ」については、下記URLのエピソードで解説。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884198528/episodes/1177354054884198630



●割れ/割れる

 変化球が曲がる時に使われる表現。主にカーブ系に使う表現で、横の変化よりも縦の変化を表す。変化が大きい事を「割れが大きい」「大きく割れる」などと言う。


 

●ワンサイドゲーム

 どちらか一方(ワンサイド)のチームだけが得点を重ねた一方的な試合の事。


 両チームが交互に点を取り合るような試合は「シーソーゲーム」と言う。シーソーのように、ゲームの流れがアッチに傾いたりコッチに傾いたりする。



●ワンシーム

 速球の1種で、ツーシームと似たような変化をする。おおむね、ピッチャーの利き腕側の斜め下に曲がる。


 ボールが1回転する間に、縫い目(シーム)が縦に1本見える。


※こんな感じ(縦線が縫い目)→ (┃)



●ワンナウト

 1アウトの事。「one out」をネイティブっぽく(?)発音した感じ。



●ワンピッチピッチャー

 投球の大半を1球種のみが占めるタイプのピッチャーの事。


 ナックル(習得が難しい)を除けば、1球種でバッターを抑えるのは難しい。そのため、ワンピッチピッチャーとして大成する者は少ない。


※球種が1つだけだと、バッターはその球種だけを待てばいいため、打たれやすくなる。ナックルは不規則に変化するので、連続で投げても打たれにくい。


 ワンピッチピッチャーとして大成した者は、1球種を極めたピッチャーと言っても過言ではない。中途半端なレベルではワンピッチピッチャーになれない。



●1(ワン)ヒット・1(ワン)エラー

 一連のプレーで「ヒット1本」と「エラー1つ」が同時に記録される事。


 ライト前に打球が飛び、その打球をライトが捕り損ね、バッターランナーは二塁まで行ったとする。この時に「一塁への到達はヒットによるもので、二塁への到達はライトのエラーによるもの」と判断されれば、ヒットとエラーが同時に記録される事になる。


 この例では捕球エラーだが、送球エラーでランナーが進んだ場合にも1ヒット・1エラーになる事がある。


「1ヒット・2エラー」や「1ヒット・3エラー」なども起こり得る。

(1度に2本以上のヒットは打てないので、2ヒット以上にはならない)


 ランナーが2人以上なら「1ヒット・6エラー」まで行くかもしれない。ランナーが一塁と二塁だとして……


・1ヒット:一時的に満塁になる

・1エラー:エラーで二塁ランナー(三塁まで行ってた)がホームイン

・2エラー:エラーで一塁ランナー(二塁まで行ってた)が三塁に進む

・3エラー:エラーでバッターランナー(一塁まで行ってた)が二塁に進む

・4エラー:エラーで一塁ランナー(三塁まで行ってた)がホームイン

・5エラー:エラーでバッターランナー(二塁まで行ってた)が三塁に進む

・6エラー:エラーでバッターランナー(三塁まで行ってた)がホームイン


 1ヒット・6エラーで3点入るが、全てエラーでの得点なので、バッターに打点は付かない。1試合でエラー6つでも多いくらいなので、一遍にエラー6つというのは現実的ではないが……。



●ワンポイント

 バッター1人を抑えるために登板する事。「ワンポイント登板」「ワンポイントリリーフ」「1人1殺」などとも言う。


 よくあるのが「左のワンポイント」で、これは「左バッターの打順で左ピッチャーを登板させる事」である。


「右のワンポイント」は少ない。

(右ピッチャーの場合、2人以上と対戦する事が多い)


※メジャーリーグでは、2020年からワンポイント登板が制限される予定。ピッチャーは、バッター3人以上と対戦するorそのイニングを投げ切る必要がある。2アウトで登板すればワンポイントも可能……のはず。



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