第74話 遠藤孝祐作「 第3惑星より愛を込めて〜大砲と黄色い勿忘草〜」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883988406

第3惑星より愛を込めて〜大砲と黄色い勿忘草〜


 を読んで評価してくれという依頼を受けたので、やる次第である。ちなみにこれを優先しているのは、俺の「宇宙人とスマホとメンヘラ少女と童貞と」https://kakuyomu.jp/works/1177354054882014433

を読んでもらったうえレビューまでいただいたからである。

 やはりそういう義理人情には弱いのである。


 で思い切りSFのような作品ですが、思い切り振り切ったまでの恋愛小説だった。しかも、おれの童貞ものも一応、SF恋愛小説?なのだが、あまりのベクトルの違いに笑うので、ぜひ両方を見比べてほしい。

 ちなみに遠藤さん→ハイロックの順番で読むと夢や希望をすべて打ちくだかれるので、注意が必要だ。

 しかし、こんなに恋愛感が違うと、俺の作品の最後は遠藤さんは嫌だろうなあ。

 ちなみに俺は、自分の作品の本当に最後の主人公のセリフが大好きで、恋愛小説史上に残る名言だと思うのだが、誰も共感してくれる人はいない。はあ。ずれてるんだな俺は……。

 さて自分の作品はおいておいてこの作品です。

 

 って俺がこの作品共感するわけねーだろ!

 大砲のあたりとか必然性感じないし、出会った奴が強力的なのが不自然すぎるし、一番は片思いなんてそんな長続きしねーよって思ってんだから、これを俺に評価しろっていうのは酷ってなもんだ。バカヤロー、もう一回「宇宙人とスマホと……」を読み直しやがれい!


さてレーティングですが、手心を加えずに正直に行く。


面白さ  :☆☆☆

読みやすさ:☆☆☆☆☆

斬新さ  ;☆☆☆

展開   :☆☆

表現   :☆☆☆☆☆

アイデア :☆☆☆


 読みやすさ、表現は文句なし。さすがに他人の作品を見続けてきた男にその辺の抜かりはない。表現はくどくなく文章力を感じさせる、こういうのがかっこつけてない描写ってやつなんだぜ。

 斬新さについてはこの設定で書ける人は、カクヨムになかなかいないだろう。しかも恋愛でこの舞台をやるっていうのはいいな。

 アイデアに関しても伏線の回収を評価して☆3

 展開に関しては正直途中からさすがに性急だしいろいろ強引なので2。


 問題は面白さなのだが、正直、おばあちゃん以外のキャラの魅力を感じなかったし、このタイプの恋愛小説に俺が胸をときめくことができない。好みの問題ではあるのだが、俺がこういうの好きじゃないって知ってて、ここにぶち込む遠藤さんが悪い。

 逆によくこれを書けるよ尊敬する。俺は絶対こんなに作品を書くことができない。同じ作品を俺に書かせたらとんでもないことになるだろう。

 

 だから面白さに関していうなら、ハッピーエンドにするにしても、もう少し毒とか痛みとか苦みがほしい。

 それになんだかせっかくの設定が生きてるような気がしない気がする。これ別に全く現代に置き換えてもなんとかなるんじゃないか。

 SFに絡めた意味っていうのが、「SFで恋愛やったら斬新なんじゃない」と思って書き始めた結果こうなりましたっていう風にも映る。最初にも述べたが必然性っていうものがかけてるように感じた。


 ただこの作品は受け手で評価がらりと変わるからな、俺みたいなひねくれものにはきついけど、西野カナ好きな人にはたまらないだろう。

 逆にcoccoファンにはつらい作品なのではないか。べつにファンじゃないけど。

 ということで今回のまとめとしてCOCCOから歌詞を引用。(全部じゃなきゃいいよね)

 

『固い誓いかわしたのね

 そんなの知ってるわ

 あんなに愛し合ったと

 何度も確かめ合い

 信じて島を出たのね


 だけどトビウオのアーチをくぐって

 宝島についたとき

 あなたのお姫様は

 誰かと腰を振っているわ』


 いやな歌詞だな。


 あらためて、宇宙人を全部読んでくれてありがとう。レビューまでくれてセンキュー。しかし、そんな人さえ酷評する俺は、やはりサイコパスなのかもしれない。

 せめてもの償いに、

 こちらを紹介しておくのだった。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884220414


 





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