短編集:2

「うーん」


 理香は悩んでいた。

 明日のデートの服装で。


「各務くんのタイプは・・どれ・・・・」


 悩んで

 悩んで

 明け暮れていると一通のLINEが届いた。


「誰?」


 見ると親友の舞からだ。


内容:明日デートって各務が喜んでたよー!写メ撮ってよね!


「ああーー親友よ!助けて!っと・・」


 LINEで服装を聞いた。

 こんな時、一人じゃないって素晴らしいと感激していた理香。

 そして返信は早かった。


内容:清楚系が好きって各務の友達が言ってるよ笑


 各務の友達は舞と付き合っている。おそらくその彼氏から返事をもらったみたいだ。


「よし!」


 これ、これ、と選び、気がつくと夜中の12時。


「あー、もう寝なきゃ」


 パジャマには着替えていたので、そのままベッドに入った。

しかし、寝れるはずもなく。スマホをいじって時間を潰していた。そこでツイッターをしていると舞から返信があった。


内容:まだ寝てないの!?


 ね、れ、な、い、とツイートする。

 返事はすぐにきた。


内容:寝ないと寝過ごしちゃうよ?


 はいはい、寝ますとツイートし、スマホを横に置いた。






 ハッと目を覚ました理香。

 スマホを見ると午前11時。待ち合わせは11時半。

焦ってシャワーを浴びて、着替える。昨日決めておいてよかったと安堵しながら家を出た。


 ひらひらのスカートをなびかせて理香は待ち合わせ場所に着く。

 そこにはすでに各務がいた。




「お待たせ各務くん!!!」







end/kei_saionji

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ほんと短いです 西園寺けい @you_end_me

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