鉄血の海兵令嬢(旧題:まりんこ!~立ち塞がる敵はすべて倒す! 不屈の悪役令嬢は異世界を海兵隊と駆け抜ける~)

作者 草薙 刃

3,288

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★★★ Excellent!!!

主人公は元海兵隊員。異世界へ転生して無比する。
ログラインを書けばそうなるのだろうが、本作はそこに「お嬢様を鍛えてキリングマシーンにする」という、思わずoh shit!と叫びたくなる設定が加わる。

しかもこのお嬢様、そこらのデーハーでアッパーなギャル嬢様ではない。
清く正しく美しく、歴史の重みをドレスに代えて淑やかに呼吸なさる公爵家のご令嬢である。そんな完璧お嬢様が「サー、イエッサー」と主人公の海兵隊式猛訓練に耐え抜き、素晴らしい完璧超人へと成長する、これはそんな素敵な物語である。

超人と化す前のお嬢様は婚約破棄された哀れな女の子であった。
それが主人公のシゴキによって肉体的にも素晴らしく生まれ変わる。ここがもう「あー、お嬢様ご立派になられて。爺は感激にむせび泣いておりますぞ」と思わず叫んじゃうくらい胸がすく思いだ。

あまり長々書くとネタバレになるのでこのあたりで筆を置くが、言わずもがな文章力は実力派なので世界観にどっぷり浸れますよ。是非とも、本作をご堪能ください。

最後に、こんな素晴らしい作品に巡り会えてカクヨムっていいなあ。

★★★ Excellent!!!

ディスられ主人公の成上がり物なのではありますが、この発想はたぶん今まで無かったらと思います。展開のスピード感と内容の緻密さが本来は相反するはずなのに全く齟齬をきたしていない作者さんの文章力に感嘆です!
無双展開時にG○TEや戦○自○隊ぽくなるかと思いきやそこをキャラの主張を武器や戦略より際立たせて人間ドラマに仕立てて行くテクニックも素晴しいの一言です!!
とにもかくにもGA○E制作委員会の皆様でアニメ化よろしくおなしゃす(*゚▽゚)ノ

★★★ Excellent!!!

カクヨムホームのPOPから書籍(作品)の存在を知りました。
書籍イラストの素晴らしさと、"悪役令嬢に転生"ではなく"悪役令嬢の従者に転生し、主人をシコタマBoot Campして障碍を薙ぎ倒す"というメチャクチャな設定に惚れ込んで読み始めました。

まだ二十数話しか読んでいない時点でのレビューですが、この作品を讃えるべき自分の語彙力の無さを呪いたくなる程面白いです。

私自身ミリタリー作品は好きですが、ミリタリーに関する知識としては、作者様や他の読者様程FMJに脳を焼かれてはいません(笑)。感想欄とかの盛り上りを見ていても「正直そこまで着いていけねえよw」と思います(誉め
ただ拙い知識でもマリーンのヤバさ、お嬢様の直向きさと根性、作者様の文章の上手さは十分伝わりました。

既に書籍も手元にありますが、それはこの作品を【周回】する楽しみにさせていただき、先ずはwebで改稿前の物語を堪能させて頂こうと思います。

★★★ Excellent!!!

会話までの説明や心理描写などが語彙力もあいまってなんかそれっぽい。
異世界ものは漫画の活字版として流し読みするものですが(個人的にw)、なんだか引き込まれます。
戦略、政争いりみだれて世界を舞台に活躍しまくる主人公は公爵令嬢。
ピカレスクヒロインとでもいうべきなの?
とは言っても物語は一人称で進んでいくわけでもなく、異世界から召喚された米国海兵隊少佐がヒロインを助ける。
物語の進むなかで「なぜ召喚されたのか?」
「なぜ海兵隊なのか?」などに踏み込んでいくのだろうか。
ものすごく続きが楽しみな作品です。

★★★ Excellent!!!

Web小説界では人気ジャンルの一角といえる悪役令嬢モノに、ミリタリー要素を全力で投下したまさかの異色作。

しかも悪役令嬢の従者(主人公)が実は転生した元海兵隊員で、主人であるヒロインにブートキャンプして鍛え直すというウルトラCを序盤でかましてくる飛ばしっぷり。

ツッコミが追いつかない破天荒設定なはずなんですが、それなのに不思議と面白い。物語の土台となる世界観設定やしっかり作り込まれている上に作者のミリタリーへの造詣が深く、また読者への魅せ方も上手いので意外と違和感が少ないのです。

ミリタリーに今まで触れてこなかった人が読んでも、この作品はきっと痛快なエンターテイメントに映るはず。オススメです。

★★★ Excellent!!!

本当にどうしてこうなった!?

おそらくWeb小説としてはとんでもなく有名なジャンルの悪役令嬢モノですが、どこをどうしたらこんな発想が出てくるのか。とにかく脱帽です。
たしかによくよく考えてみれば貴族と1番相性がいいのは軍ではあるのですが、それを領主ではなくその令嬢にシフトさせ、さらに無理がないようまずひとつの兵器に仕上げる……思いついても実行に移さないでしょう普通!
ミリタリーってなると敬遠される部分とあると思いますが、作者さんがその辺詳しいのにダラダラスペックを書かないのでスパイス程度に抑えられていて親切です。
ただ、そのスパイスを絶妙に効かせてくるのがブートキャンプ。
知識がなくても映画なりゲームなりで見たこと聞いたことあるだろうブートキャンプネタを婚約いきなり放り込んでくるとか正気?
しかもこれでちゃんとエンタメとして成り立たせてるんだからずるいとしか言いようがない。
70万文字近くと長いのに不思議と完走できちゃうから困ったものです。

★★★ Excellent!!!

sir!!設定が不遇な令嬢を慰め、二人で強大な敵に立ち向かうテンプレと思っていた私は腕の筋肉がズタボロになるまで腕立て伏せでありますね!!sir!!
少女の心のライフポイントはもうゼロなのに、それがどうした!!まだ、マイナスがあるだろと言わんばかりのcrazyさに痺れるぜ!!まだ、最初なのですが、これは期待しかないぜsir!!

★★★ Excellent!!!

悪役令嬢モノは数あれど、海兵隊要素を取り込んだ作品は滅多にないのではないでしょうか。
序盤の訓練シーンは必見。知ってる人ならとても楽しんで読めます。
訓練を終えてからの彼女の活躍、変化する周辺事情。海兵隊によってだけでなく登場人物の行動によって変わっていく世界はとても見応えがあります。
是非御一読あれ。

★★★ Excellent!!!

ちょっとパロってるタイトルやサブタイトル、悪役令嬢+海兵隊という異色の組み合わせに隠れた割と骨太な戦記物という感じでしょうか。
海兵隊が異世界へ転生、固有召喚術で武器や人員を召喚、頭が〇〇な王子や底の見えない正ヒロイン、虎視眈々と王国を狙う周辺国家との攻防が展開されます。
導入が素晴らしく、その後の展開も充分に面白いです。

ここからは個人的な意見で。
①読んだ人員が充分に活かされていない様な。リチャード以外の存在感がいまいち感じられない。情報将校、軍医の存在意義…。
②みんな大好き現代兵器運用ですが、描写がリアルなため無双はほぼ無い。これは良い点でもありますが、もっとデフォルメして海兵隊員は超人だ!みたいな描写の方が序盤の勢いが活きる気がします。だいぶコメディに振れてしまいますが。今の描写だと海兵隊の地獄の訓練潜り抜けても、普通に戦場で死にそうですよね。いや死ぬのが当たり前なんですが。でももうちょっとこう、多少出鱈目でも、爽快感と無双感がある方が受けるかと…。バランス取りが難しいですけど。

個人的にはリアル戦記好きですが、このご時世では厳しいのかなーと思います。

★★★ Excellent!!!

こちらの作品は某サイトでずっと読んでいたのですが、そちらが今月で閉鎖になってしまうとのことで「何処か他でもアップされていないかしら?」と調べたら、こちらのサイト様でアップされているではありませんか!ほっと一安心です。

 ストーリーはお嬢様が海兵隊方式でしごかれる話でして、ちょっと普通の悪役令嬢物とは違うのでこの先の展開がとても楽しみです。

★★★ Excellent!!!

良く調べておられますね。XX軍曹を思い出しました。
典型的な異世界ものではなくて、ひねりを効かせてあるのが魅力です。
一騎当千のライフルマン、USマーリンが出て来るなんて斬新です。
奴らは脳みそを桶にぶちまけ、鉄のたわしでごしごし洗っていやがるんだぜ!

USマーリンと太平洋で死闘を重ね、USマーリンをして、
合衆国海兵隊史上最大の敵!と言わしめた、帝国日本海軍陸戦隊の
登場も期待しています!!

★★★ Excellent!!!

“ボクが訓練兵になったワケ”、前後編かと思えば全中後編?さらに1、2、3、と長くなっていますが、やっぱり面白い!これぞ、”混ぜるな危険”の醍醐味ってヤツですよね。訓練兵のみんなが立派な遊撃隊になって王都の騎士やお馬鹿王子たちに一泡ふかせるのが待ち遠しい。とにかく、続きが読めるようになって嬉しいです。更新してないか、日に何度も確認しちゃってます。

★★★ Excellent!!!

物語の都合上、嫌われて殺される役目を負う悪役令嬢。しかもなぜか展開が早く、物語が始まる前に殺されてしまいそう。
そんな絶体絶命の令嬢アリシアの前に降臨したのは、核兵器だって止めてやる根性の持ち主その名も「海兵隊」。
海兵隊隊員たるカイルは、伯爵の従者アベルとして転移し、さっそく現代知識無双――マーシャルアーツを駆使して助け出すのだが……。

情け容赦のない武断派従者と、か弱くも意志高く強くなっていく令嬢が世界を変えていくお話。

ミリタリーテイストを上手く笑いに変え突き進む面白さがあります。
はまりました。

★★★ Excellent!!!

テンプレ婚約破棄が溢れかえる昨今。
変り種婚約破棄が増えてきたがこの作品はなんだ!?
経緯や国の情勢など、丁寧に分かりやすく描かれているため 、ファンタジーものだと弱くなりがちな部分も描写がとても良く想像しやすい。
あと作者様がミリタリー詳しくて安心。個人的に好きなジャンル×好きなジャンルなのでどストライクです。

★★★ Excellent!!!

異世界転生や悪役令嬢はすでにそれ自体がジャンル化しているくらいメジャーで、その分変わった味付けの作品も増えているように思います。
が、「変わった味付け」が作品にとって不可欠の要素になっていて、しかもきちんと小説として面白いとなると難しい。
難しいはずなんです。
でもこの作品、あっさりどっちもやってくれてるんです。ええ。
しかも異世界転生や悪役令嬢としての王道的な面白さも外してないとか、もうこれはお読みいただくしかないかと。

★★★ Excellent!!!

他作「死に狂い」もそうですが、この作者さんは味付けが上手い。
乙女ゲー転生物や勇者パーティーリストラ物といった、ネット系ラノベで食傷気味になるほどありふれている筈のコンセプトが、現代兵器や和物の味付けでこうも変わるものなのかと感心させられる。
というか、プラスされた部分が強烈過ぎて、「カレー風味のラーメンだと思って食べてみたら、ラーメンの入ったカレーだった。しかも完成度高過ぎ、毎日食べたいwww」というくらいの衝撃です。