通知簿をもらう日のドキドキが丁寧に描かれています。評価が気になって仕方がない子もいれば、全く気にしない子もいて……でもほんとはどこかで意識している。それぞれに頑張っている姿が目に見えるようです。
瀬尾まいこさんを読んだ時に似た、読後に優しい風が吹くような温かな作品です。小学5年生という捉えづらい時期の心の機微を、正確に見つめて、描写仕切る確かな筆力があります。あの日の「あゆみ」をもう一度…続きを読む
誰しも子どもだった頃があって、ひらがなで書かれた成績に一喜一憂したことがあって、未完成な思考と感情で傷つけあったことがあって。大人になれば忘れてしまうような仔細まで、優しく丁寧な筆致で描かれています…続きを読む
皆んなに頑張る理由があって、皆んなに悔しい理由があって・・・。勧善懲悪なんてない マーブル色の“あの頃”の物語・・・。大好きです。
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