Alone together

 窓を、ただ、眺めていた。

 決して面白いものではない。空は低くて灰色だし、煙突から吹き出す煙以外に動くものもない。窓は閉めきってあるので風が吹いてくるわけでもない。それでも、そちらに目をやらざるを得なかったのだ、

 強いて言えば、雲の奥にあるものを想像していた。俺が生まれた頃にはすでにこの有様だったが、70年ほど前までは晴れ渡ることがあったらしい。今でも都心部では人工的に作り出された青空が見れるらしいが、俺ら一家はそこには行けないらしい。父親もまだ見たことがないと言っていたから、きっと俺も見ることなく死んでいくのだろう。

 それでも、想像せずにはいられないのが人の性だ。きっとあの奥には、どこまでも深く、それでいて淡い青色が広がっているのだろう。きっと、大昔の人間たちも、届かないとわかっても懲りずに手を伸ばしたのだろう。こんな風に。

「なんだそのポーズは、マヌケ」 

 背後からのバカにしたような声に、思わず肩が跳ね上がる。

「お前か。……人を待たせておいてなんだその言い草は」

 友人ながら、こいつほど気取ったやつを見たことがない。綺麗に整えられた薄い金髪のかつらを滑らかなオー・ド・ショースに合わせた姿はさながら中世の貴族のようだ。背丈は高く、スタイルも悪くないため決して無粋には見えないのが憎たらしい。

「道中でいろんな奴に絡まれてね。次期工場長ってのも、決して楽じゃない立場だ。そうだろう?我が同士よ」

「それが謝ろうって人間の態度かよ。もっと、誠実な言葉が欲しいね。上流の人間らしい奴がさ」

「はいはい。申し訳ありませんでしたね、閣下。ずっと退屈だったろう。何をしてたんだ?」

 思わず口に含んだ茶を吹きかけた。痛いところを突いてくる奴だ。言ったらバカにされるだろうが、嘘をつくのも得意ではない。

「窓の外を見てたんだ。ずっと」

「はあ、窓!?」相手は信じられないという風に声を上げた。「この部屋で見るに事欠いて窓の外かよ!見たまえよ、この完璧に再現された中世風の応接間を!」

 目の前で力説されて、俺は初めて部屋の装飾に目をやった。なるほど、確かに美しい装飾がなされている。部屋全体が薄い黄金色で覆われ、壁にも天井にも美しい模様が描かれている。これがかの有名な宮廷画の部屋である、と言われれば否定できない出来栄えだ。

「それでも、だ。俺の趣味には合わないね。俺はこれよりも、もうちょっと最近のものが好きなんだ」

「最近って言っても、お前が着ているのも骨董品じゃないか。ジーンズっていうんだったか?」

 またバカにされた気がして、少しムッとする。「ストリート系っていうんだ。20世紀のアメリカの……」

「若者世代に絶大な支持を得た流派、だろ?だけどよ、それは当時の労働者階級が着るもんだぜ。上流階級らしくないのはお前の方じゃないか?ええ?」

「いいから、授業を始めたらどうなんだ?」

 奴はニヤリと笑って、はいはい、と皮肉っぽく答えた。

 学校というものは今はない。現代において、勉強をするのは単なる娯楽のために過ぎない。俺たちの着ているものと同じ、ファッションの一環だ。

「さあ、前回はどこまで話したかな?割といいところだと思ったんだが」

「地球余命宣言のところ」

「ああ、そうだった。もう大詰めじゃないか」

 もちろん、勉強方法もファッションの一部だ。この中世かぶれは週に一度、ヨーロッパ貴族的な家庭教師を演じることを楽しみに生きているのだ。生徒役の方は被害者もいいところで、興味もない長々とした講義に耐えなくてはならない。もちろん、映像も写真もなしに、だ。

「先週話した通り、国連が地球余命宣言を出したのが110年前のことだ。『いずれ再利用可能なエネルギーができるだろう』だとか、『宇宙に移住できる方法が見つかるだろう』とかいった楽観的な夢物語はどれも実現せず、地球と人類は温暖化と環境破壊の末に破滅するということに、ようやく人類は気がついたんだ。だが国連の連中は、人々がパニックになって暴れ出すのを恐れた。そこで彼らは、『社会的先祖返り』を考えついた」

「先祖返り?」

「ああ、その通りだ。労働者階級の権利を極端に落とし、僕たち上流階級の奴隷のごとく扱う。改革を行う基盤もできていたしね。約350年前から、貧富の差がどんどん広がっていったのは覚えているだろう?」

「だが先生、なんでそんなことができたんだよ?基本的人権ってのはどこにいったんだ?」

「綺麗さっぱり、消し去ったのさ。こうすることで、少なくとも一握りの人間が、世界最後の日までの限られた時間を楽しく生きることができる。画期的じゃあないか。暴動で全人類共倒れするよりずっとマシだ」

「そういうもんかね」

 都合のいいものだ。まあ、歴史というものの気まぐれさは、ここ数ヶ月で嫌という程聞かされて来たのだが。

「これがうまくいったんだ!抑圧された労働者たちは大人しくなって、俺たちは贅沢を謳歌できるようになった。あと数十年で地球は滅びるが、ここまで楽しめたら悔いもなくなるってもんじゃあないか!それで……」

 大仰な講義を、鐘の音が遮った。一度壊されたらしいが、最近、また建て直されたものだ。これも近頃の大げさな懐古趣味の一部なんだろう。

「ということはもう昼か……。参ったな、ほんとうはもう少し進むつもりだったんだが。まあ仕方ない。行きなさい、授業は終わりだ」

 教師はそう言い放って、何やら急いで部屋を出ていってしまった。

 なるほど、待たされるのもあながち悪くないものらしい。俺は窓に向かってゆっくりと歩み寄った。


 窓を開け放つと、濁った煙が部屋の中にはいってくる。しばらく咳が止まらなくなるが、次第に目と呼吸器が外に慣れてきた。

 この建物の唯一好きな点は、外壁にある無数の足場だ。無論、中世の不揃いな建築を再現したものであろうが、俺にとっては、唯一の地上への足がかりだ。このためだけに、毎週ここに通っているといっても過言ではない。

 窓枠から体を乗り出し、一つ一つ足で捉えて地上へと降りてゆく。高さはそれなりにあるのだが、もうとうの昔に慣れてしまった。昔はそれなりに怖かったのだが、今はもう抑えきれない興奮の方が大きくなっている。

「よっ、と」

 地上に足をついて、少し伸びをする。今日は少し遅れたので、できるだけ早くここから動いてしまいたいのだが……。

「それでよーッ!そこであいつらと来たら……」

 反射的に声のする方を振り向いてしまった。

 昼の休憩に入った労働者の集団と、目が合ってしまった。彼らは俺を見ると、押し黙ってこちらをじっと見つめてくる。敵意と畏怖が混じった目だ。決して近くには寄らず、遠巻きに俺の全身を観察している。

「これが嫌だったんだが……」

 この視線が昔から苦手だった。この中に味方はいない、という孤独感と、彼らの恨みを一身に浴びている感触が背筋を伝うと、それだけで俺の頭は回らなくなってしまう。工場長の息子という立場上、このような扱いを受けることは当然なのだが、どうしても、慣れることはなかった。決して望んでいたわけでもないのに、そうせざるを得ない運命を憎むしかないのだ。

「おい、若旦那様よォ」労働者の一人が声をあげる。

 思わずそちらを振り返ると、自分と同じ年頃の青年だった。後ろの中年たちは必死に止めようとしているが、彼の目は完全に自暴自棄になった人間のそれだった。

「そろそろお暇しよう」

 俺は靴の脇にあるエンジンを起動した。俺が流行の中世風ではなく20世紀のアメリカのファッションを採用するのは、単純な趣味の他にもう一つ理由がある。

「もう少し……うん、この辺かな……」

 踵を少し上げてブレーキを解除すると、俺の体は弾丸のごとくその場を飛び出した。

 軽量動力内蔵靴。これには、いわゆる「バスケットシューズ」の見た目が最もよく似合うのだ。貴族が履くような靴ではこうは行かないだろう。

 走っていると、周りの景色が目まぐるしく遠ざかっていく。休憩を取りに来た労働者たちの合間を縫って走るのはそういいものではないが、こうするしかないのだ。そのままさらに速度を上げ、狭い裏道を通り抜けてゆく。

 俺は、走りながら息を止めた。彼らの視線を避けることは叶わないが、それでもそれを感じずに生きていたかった。呼吸を止めたまま、街を抜け、海の方へと向かう。彼女に会うために。


 俺が彼女に出会ったのは数年前のことだ。

 その日もいつも通り家を抜け出し、海辺を散歩していると、防波堤に誰かが座り込んでいるのが見えた。

 決して美しくはなかった。華やかな格好をしているわけではなかった。ただ、その白い肌と、薄い茶色い髪が、まるで透き通るような感覚があった。夕日にかざすと、今にも溶けてなくなりそうな白さだった。

 それを見た俺は、蜃気楼の類だろうかと思った。高温の排水がそのまま海に廃棄されるので、浜辺の方では時折蜃気楼が見えるのだ。興味を持った俺は、特に考えもなしに近づいていった。

 幻覚だと思ったものはどうやら人間のようだった。自分より少し幼い、女の子だった。

「ねえ、誰」彼女はこちらを振り向きもせずにそういった。「お母さんじゃあないでしょう?」

「君は誰なんだい?」

 俺はそう聞かずにはいられなかった。「なんでこんなところに佇んでいるんだい?近所の子供達と遊んで来たらいいじゃないか」

「何をいってるの」

 そう言って、彼女は寂しげな笑い声をあげた。

「私に、どうやって遊べって言うのよ」

「どうやってって、そのまま……」俺は、振り向いた彼女の顔を見て口をつぐんだ。

 目が開いていない。2つの瞼は、閉じたまま動かなかったのだ。俺は、どう言葉を継いだらいいかわからなかった。

「ね、わかったでしょう。今日は海風を浴びに来たの。もうこれが最後になるのでしょうけど……」

「……最後?」

「私、明日から働くの。私にできるのは洗濯屋くらいなんだけど、このままだとずっと地下にいることになりそうだから。今のうちにここに来たかったの」

 そう言って、彼女は大きく広がる海に顔を向けた。再び吹いた風が、彼女の頬を掠って髪を揺らした。俺は、その光景にただ見惚れるしかなった。

「ねえ、お兄さん。教えてちょうだい。海っていうのは何色なの?透き通ってるの?輝いているの?どれだけ広いの?」

「それは……」

 俺は沖の方に目をやった。度重なる汚染で海は深緑色に濁っている。もう何十年も前からこの状態なので、俺もこの汚れきった海しか見たことがなかった。しかし、それをそのまま伝えたくはなかった。

「海はね、どこまでも深い青色をしてるんだ。空と同じ色さ。底の方は光が届かないから暗いんだけど、表面は日光を反射して、きらめいていて……」

「あら、私が前聞いたのとは随分違うわ」

 くすくすと笑いながら彼女は言った。

「日によって違うんだよ。今日は運がよかった。ここ最近で一番美しい海だ」

 地学の授業をまともに聞いていてよかった、と、その時だけ口うるさい教師役に感謝した。たまには役に立つこともあるものだ。

「そろそろ行かなくちゃ」

 そう言って彼女は立ち上がった。見えていないはずだが、まるですべて分かっているかのような軽やかな動きだった。

「風が止んで来たわ。もうきっと日が暮れるのね。さようなら、お兄さん。最後にあなたと話せて、楽しかったわ」

「待ってくれ!」反射的に、歩き始めた彼女の背中に叫んでいた。

 まだ話していたい。まだ君に教えたいことがある。まだ知りたいことがある……。

「君、明日から仕事に出るって言ってたよね。どの建物?」

 彼女は黙って道路の対岸にある建物を指差した。近所では有名な洗濯工場だ。

「俺、明日からそこに通うよ。もちろん、昼休憩の間だけだけど。そしたら、その間だけでも、君と話していてもいいかい?」

「いいわよ」

 そう言いながら、彼女はすでに歩き始めていた。「また明日ね、小さな紳士さん」


 それから毎日、俺は町のはずれの工場まで通い続けた。

 彼女と顔を合わせるのは決まって半地下の裏口だった。滅多に人は来ないが、彼女が呼び出されてもすぐに対応できるので、秘密の逢引きにはもってこいだった。

 決まってするのは、外の話だった。ここで働いている女たちはこの地下の施設で寝泊まりしているので、外に出ることはほとんどないのだそうだ。幸運なのは外に干す係で、彼女たちだけは一日数時間、外に出て風を浴びることが許されるそうだ。目の見えない彼女にはその仕事は任せられていないらしく、ずっと室内にいると気が狂いそうになる、と言っていた。俺が話してくれる外の話だけが楽しみなんだ、とも言った。俺は、彼女に尋ねられるがまま、何でも話した。外のどんな些細な変化も、俺たちにとってはいい話のタネだった。

 ある日、ふと彼女の顔を眺めたことがあった。彼女の微笑みは、決して華やかなものではなかった。それでも、俺の目はそれに惹かれ、頰が熱くなるのだ。いつかその透き通るような肌に、手を触れてみたい。何度もそう思ったが、その度に俺の良心がそれを咎めた。

 彼女こんな地下に閉じ込めているのは俺と俺の同類たちだ。そのような人間が、彼女にふさわしいはずがないのだ。恨みこそすれ、彼女は決して俺達を許してはくれないだろう。幸い、彼女は俺の正体には気づいている様子はなかった。おそらく、どこかの労働者の青年だと思い込んでいるのだろう。彼女の期待に添えるよう、俺は必死に演技を重ねた。


 今日は彼女に話してやりたいことが山ほどあった。大昔の本で見た不思議な雲の形。海の底に沈んだ古代帝国。伝説上の海の生き物たち……。

 靴のエンジンをさらに加速する。もうじき工場だ。彼女と会えたら、まず何を言おうか。今日の天気について?海の様子について?なんでもいい。とにかく彼女と話がしたかった。

 工場に近づくと、正面口の前に人だかりが見えた。怪我人かとも思ったが、何やら様子がおかしかった。集まった人々は荒々しい声をあげ、何かを口々に言い争っていた。男のうちの一人が、勝鬨のような声をあげた。胸がざわつく、異様な空気が一帯を覆っていた。

「お前、こんなところで何をしているんだ」

 振り返ると、先ほどの教師役が駆け寄ってくるのが見えた。「今こいつらを刺激するのはマズい。一人の労働者がリンチされているようなんだ。ここは僕と親父で沈めるから、お前は家に帰っていろ」

「リンチ……?どういうことだよ?」

「ある労働者が、上流階級の人間と関わっていたとして、彼らが自ら制裁を行ったんだ。彼らからすれば裏切り同然の行為だからな。仕方あるまい」

 不吉な予感が、俺の呼吸器を締め上げた。

 まさか、と一笑に付したかったが、それもできなかった。乾ききった喉に、外の冷たい風が響いた。

「おい、どこに行くんだ!」

 気づくと俺は、人だかりの中に駆け出していた。人混みをかき分け、中心の方へと走る。予感が外れてますよう、と祈りながら、硬い石畳を蹴り続けた。

 最後の一人をかき分けた時、俺の最悪の予感が当たっていたことがわかった。

 彼女は、屈強な男達によって痛めつけられて、息も絶え絶えだった。男達による傷跡も、女達による引っかき傷も、全て深々と彼女の体に刻まれていた。力なく地面の上に横たわっている姿が、あまりにも弱々しかった。

「諸君」

 突然入った邪魔に、男達は怯んだ。上流の人間と関わった労働者は痛めつけるが、上流の人間そのものに手出しはしないようだ。ただ、彼らの様子は未だ爆発寸前だった。俺はなおも続ける

「下がってくれ。君たちの協力に感謝する。もう時間もないから、休憩に戻るように」

 リーダー格の男が、不満げな声をあげた。

「しかし、まだ制裁は不十分ですぜェ!もっと徹底的に……」

「下がるように」

 そう言って俺は、空に向かって、空砲を放った。硝煙が上がるハンドガンを見て、労働者達は沈黙した。無限とも思われる時間が流れたが、実際はほんの一瞬だったらしい。音の反響が終わらないうちに、労働者達は勢いをなくして自分の持ち場へと帰っていった。

 俺は……結局、こちら側の人間なんだ、と手の中の銃を握りしめて実感した。どんなに努力しようと、俺は親父達と同じ、搾取する側の人間だったのだ。こんな、女の子一人をも苦通の中で殺してしまったのだ。彼女を殺したのは、この俺だ。

「災難だったね」

 後ろから、ふてぶてしい声が聞こえた。振り返ると、太った洗濯女が立っていた。

「あんたなんだろ。この子と会っていた上流人ってのは」

「……密告したのは、君か」

「まさか。私はこの子が好きだったからね」

 女はこちらを突き刺すような目で見つめ続けた。

「ただ、私は羨ましかったんだ。いつもあんたの話を聞いていたからねえ。……優しい、上流の青年が、いつも話をしてくれるって」

 彼女の言葉の中に、何か引っかかるものを感じた。

「……気づいていたのか。俺が、上流の人間だと」

「もちろん。それでも、彼女はあんたのことを好いていたようだけどね」

 彼女の痩せた体を、腕に抱き抱えた。今やその透き通るような肌は見る影もなく、土埃と血で汚れている。いたずらっぽい笑みは消え、その口は苦痛に歪んでいた。俺は、どうしたらいいかもわからず、歩き始めた。

「昔な、この海の真ん中に大きな大陸があって……」

 気づくと、俺は彼女に話しかけていた。返事を期待したわけではないが、そうせざるを得なかったのだ。

「そこには偉大な文明が発達していたんだそうだ。しかし……ある日、その大陸は海の底に沈んでしまったんだと。だから、今でも海の底には、彼らの生きた証が……今でも……」

「今……でも……」

 彼女が弱々しく口を開いた。最後の力を振り絞っているのだろう。俺は続けた。

「今でも……残っているらしい。どこまでも深い青の中で……彼らとその都市は……永遠……に……」

 もう、言葉が詰まってしまってその先は口に出せなかった。涙が、頰を伝って彼女の顔に落ちていく。

「永遠……に」彼女の弱々しい声が続けた。「海の中……に……」

 ふと前に目をやると、夕日が水平線の彼方に沈み始めるところだった。オレンジ色の柔らかい光に包まれて、いつもはくすんだ色の海も、空も、弱々しく輝いていた。

「ああ、行こう」

 夕日の下で、彼女の微笑みは例えようもなく美しかった。

「一緒に、永遠に、だ」

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up and down the scale 柳 小槌 @tuchinoko_87

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